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病気の中身 陽性症状①

始まりは、2年前の2月。まだ、整骨院で受付のパートをしていた時だった。

夜中3時になぜか目が覚める。そして、神様のお告げがあった。

お告げの中身は、「日本国の将来」についてだった。神様の名前は、なんと天照大御神だった。

私は、その時、真剣に「霊能力者になった」そう思った。

午前3時、パソコンを開いて、神様のお告げをワードに記録していった。

これは誰にも言えない。秘密の仕事だ。

病識なんて、これっぽっちもなかった。

私は霊能力者。

これを仕事に、生活していけるかな~なんて考えていた。

そして、夜な夜な秘密の作業は続いた。

睡眠時間は4時間ほどだった。しかし、昼間のパートの仕事には何の支障もない。寝なくても元気な日が3か月ほど続いた。

冬から春になり、日本国へのお告げは、整骨院の先生へのお告げに変わった。先生あての内容だったので、病識のない私は、内容を手紙にして、先生へ渡してしまった。本人は真剣だった。

その直後、「仕事を辞める」ようにお告げがあり、毎日楽しんでしていた仕事をあっさり辞めることになった。お告げどおりに、辞表を書いた。

先生は、どんな思いで、あの手紙を受け取ってくれていたのだろう。

本当に、心の優しい穏やかな人だった。

「おかしい」とは言われなかった。

今思うと、本当に申し訳ないこと、もったいないことをしてしまった。

そして、陽性症状はますます悪化する。



最後までお読みいただきありがとうございました。



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