第3位は、いない

「私に点数つけるとしたら、何点ですか?」

小学6年生のとき、そんなようなことを担任の先生に聞いたことがあります。

先生は、「100点だよ」と答えてくれたあと、

「でもね、私からの100点より、
自分からの100点の方が何倍もうれしいと思うよ。
いつか自分でそんなふうに思えたらいいね」

と言ってくれました。
そんな会話をしてから9年。
今は、どんなときも自分に「100点」をつけていますし、
自分のことが好きになれています。
(いつか先生に、それを報告したいなあと思っています。)


どんなときも、100点。
どんなときも、自分が大切。
どんなときも、自分が1番好きです。
あと、自分のために時間を使ってくれる人も1番好きです。

でも、自分は好きだけど、じゃあ2番目に大切なのはなにか?と聞かれると、
おそらくそれは、すべての人になります。
どんな人もおもしろくて、「人がそこに生きていること」がうれしいからです。

その意味で、「2番目」に大切な「すべての人たち」のなかに順位はありません。
そこに善悪も優劣もありません。
みんなそれぞれが等しく自分にとって大切だと思っています。

何かに優先順位をつけたり、何かを差別化したりすることは、
ときには必要なことかもしれないけれど、
私はできるだけその順位の数を減らしたいと思っています。

1番目は、自分と自分のそばにいるひと。
2番目は、すべての人たち。

3番目も4番目も5番目も、いない。

減らせば減らすほど迷うことも多くなるけれど、
そうやって迷いながら時間をかけながら、
ゆっくり生きていたいなあと思ったりします。


あおぴー