良いムダと悪いムダ
7つのムダにもありますが、良いムダと悪いムダがあります。
良いムダ・・・手待ちのムダ / 悪いムダ・・・作りすぎのムダ
何が違うのでしょうか。
私はこう解釈するようにしています。
良いムダ・・・「誰が見てもムダとわかる・ムダと認識されやすい」
悪いムダ・・・「一見ムダに見えず、あたかも仕事のように見える」
短期的にも中長期的にも、改善したいとマインドが働きやすいのは前者だと思います。従って、放っておいても改善される見込みの高い前者はあえて取り組まず、後者に着手するのが遠回りのようで近道だと考えます。
例えば、物流あるあるで、段ボールをあらかじめ山のように用意しておく作りすぎのムダは、作ってもよい数・または保管スペースを決める(1時間で必要十分量など)。それ以上は作ってはダメ!となると手待ちになります。
これで、悪いムダが良いムダに変わります。
作りすぎは次第にエスカレートし、高く積み上げて取りづらくなる動作のムダが併発し、スペースが膨れ上がって運搬も長くなっていきます。しかし、それがあたかも仕事のように見えるから厄介です。
同じく改善したいというマインドを利用するやり方で、現場をとにかく異常か正常か、はっきりわかるようにすることが、改善マインドを上げる第一歩だと思います。(2S3定(定品が定位置に定量)が前提になります。)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?