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神戸日帰り観劇旅行『Dr.STONE』THE STAGE~SCIENCE WORLD~
週刊少年ジャンプで連載されていた『Dr.STONE』の舞台版が神戸で上演されると聞いて観に行って来ました。家族全員が原作ファンであり、そして家族全員2.5次元ステージというものは初体験です。
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会場は「AiiA 2.5 Theater Kobe」といって、こういった漫画・アニメ・ゲームなどを原作とした舞台を専門に上演している劇場のようです。開場時間に到着するともう人でいっぱい。グッズ販売には長蛇の列。女性が8割くらいの印象。あらためてこのジャンルの人気ぶりがうかがえます。
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こういう長い原作付きの物語を映画や舞台にする時は「どこに焦点を当ててまとめるか」が重要だと思うのですが、今回は原作のテーマである「科学」を全編に渡って強調し、そのために狂言回し的なオリジナルキャラクターが解説や実験を挟み込むという形式になっていました。
これは成功してるように思いましたね。結果として、子供から大人まで皆が安心して楽しめるショー的な側面が有効作用し、原作の良さを損なわず一本の舞台としてまとめるために上手く機能していたと思います。
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そして私は2.5次元はもちろん、こういう振り切ったエンタメの舞台も初めてだったのですが、その圧倒的なサービス精神に感服致しました。とにかく、わかりやすく、見やすく、スピーディ。最後にはスペシャル撮影タイムまで用意されていました。これは、人気になるのも納得です。
そんなわけで、大満足の舞台でした。子供たちも演劇の楽しさを存分に味わってくれたのが嬉しいですね。
最後にちょっと落語と結びつけた話を…。この『Dr.STONE』の舞台化、実は再演なのです。人気の舞台はこうして何度も上演されます。マイナーチェンジもパワーアップもするでしょうし、キャストが変わることもあるでしょう。同じ公演でも、一度として同じ内容が無いのが演劇です。
落語も一緒ですね。
同じ演目でも、演者によって全然印象が違う。場所によっても変わる。時代によっても変わる。内容も刻々と変化していく。そして、落語は、圧倒的に「再演」に関するハードルが低い。一番フットワークの軽い「演劇」が「落語」じゃないかと思うんです。
そんな落語の台本を書くことと巡り会えたのが幸せですね。私が何度も再演され続ける台本を書くことは難しいでしょうが、それを目指して、夢見て、頑張って行こうかなと思います。