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もがき続けた2024年、AIと共に未来への一歩を踏み出す
はじめに
■2024年を振り返る意義
2024年も終わりに近づき、この一年が特別な時間だったと感じる。意識的に自由に動ける時間を空け、新しい挑戦をしたことで、いろいろな方から気付きをいただいた。
何度も迷ったり、失敗しながらも一歩ずつ前進。そして、「AIとの出会い」が、これからの行動を変える大きなきっかけとなった。
■「AIとの出会い」がもたらした行動の変化
「AIとの出会い」によって、長年のIT業界経験を新しい形で活かす道が見えてきた。
生成AIツールを活用してマンガ制作に挑戦する中で、自分のスキルと経験を見直し、より深く取り組める分野として「中小企業のためのAIアプリ活用ラボ」を立ち上げた。試行錯誤を重ねる中で発信力や行動範囲が広がり、新たな挑戦の可能性を実感している。
▼下記に、自分の2024年の振返り記録として、気づきと行動の経緯を書き留める。
迷いと挑戦のスタート
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2024年の変化は、この行動から始まった。
■【昨年~3月】IT業界からの脱却の決意
これまで中小企業のIT導入における業務改善コンサルを20年以上行って来た。
還暦を前に、残り少ない人生、まだ体が動けるうちに、IT業界に囚われず、今まで全くやったことのない世界に飛び込みたい、いろいろ経験したい!と考え、新規案件は受けないようにし、自分が自由に動ける時間を確保する。
■【4~7月】植物工場でのパート体験
4月:何か面白そうなバイトはないか探す。
5月:都内にある植物工場のパートを見つける。
農家生まれの自分、今も草花が好きということもあり久しぶりの応募・面接 →合格し、水耕栽培の収穫作業に従事。
最初は面白かったが、2か月目あたりから、指示されたことを行うだけの単純作業の継続は精神的にきついと感じ始める。
7月:植物工場が都内から撤退となり、3か月でパート終了。
パートの最終日、一緒に作業していた女性と初めてお互いの仕事の話をする。その方が、出版社に勤めておられ、「発信力講座」をやっていることを知り、軽い気持ちで受講することに。
■【8月~】「発信力講座」と自分探し
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参加した講座は、「文章で何を発信すればよいのか」「自分は何者?」という自分自身の生い立ちから現在までを根本から棚卸し。
自分に何が発信できるのか(伝えられるのか)を考えて行くという、いまの自分にピッタリな内容であった。
実際に講座受講している方々は、もちろん発信力をつけて収益を上げたいひとも居るが、私と同じように「自分は何をやりたいのか」を具体的に考え、アクションにつなげたいと思われている方が多かった。
そこで自分自身を振り返った時、「マンガ家になりたかった」「過去に手書きで書こうとしたが、自分の画力の無さに挫折した」ことを思い出した。
AIとの出会いと試行錯誤
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半年前なのに「ケン」と「サクラ」が懐かしく感じる
■【9月~】AIでマンガ制作への挑戦
奇しくも、2024年はAI業界の変化がすさまじく、「生成AIを活用したら、マンガが描けるのではないか」と考えた。
実際に調べて驚いた。
MidJourney、DALL·E(OpenAI製)、ImageFX等・・・
オリジナルの1枚画像生成はもちろんのこと、1つのキャラクターを生成すれば、そのキャラを維持したまま、さまざまなポーズを描き出すことができる。
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1か月近く苦しみ、プロのマンガ家さんって本当にすごいなあ ということがわかった。
更に生成した画像を利用して動画を作れるRunway、CanvaやVrewなどOUTPUTを補佐するツールも、刻々と進化しているのが体感でわかるほど
「これは、夢だったマンガ家になれるのでは!?」と夢中になり、久しぶりに時間を忘れて集中して試行錯誤を繰り返した。
■試行錯誤を経て見えた課題
マンガは総合格闘技だった!
私は「マンガ=画(力)」と考えていた。しかし、実際描こうとすると、何のテーマで、どんなストーリーを描いていいのかわからない。
誰かがテーマをくれたら・・・
という下請け的な思考になる。
それじゃあいかん!とオリジナルテーマで、アントニオ猪木信者である自分の特徴を活かし、「AIマンガ×プロレス×DX」(プロレスのエピソードからDXを考える)というテーマでマンガやブログを始めてみる
しかし、人間の繊細な心情や読者が納得する結末を描くには、コマ割り、画角、ストーリー展開のテクニックスキル習得という大きな壁があった。
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中小企業の輝き方を、ラッシャー木村さんから学ぼう の記事画像
視点は悪くはないと今でも思うが、これではターゲットがバラバラ、
「プロレス好きな人」
「画像生成AIに興味がある人」
「企業のDX推進に悩んでいる人」
誰に対しても中途半端な情報提供しかできないことに気付いた。
中小企業のためのAIアプリ活用ラボの立ち上げ
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油断するとなまけ者の私。
参加者が居ても居なくても「1か月に2回!」と決めて行うことで、
学びのOUTPUTを強制的に考えざるを得ないプレッシャーを与える。
自分で自分の背中を押す。
■【10月~】新しい可能性の発見
早々にAIマンガに行き詰りを感じていた時、プログラム知識が無くても、自然言語でアプリが生成できるAIツールが登場し話題になっているというニュースを聞いた。
直感的に、「これであれば、自分が自信を持って発信でき、深掘りできるかも」と感じた。
確かに「マンガ家」は、子供の頃からの夢であった。しかし、実際には22歳でIT業界に就職し、30年以上、この業界でやってきたこと、
その30年の積み重ねを「新しいことをやりたい」という思い込みにとらわれすぎて、封印していた。
ちょうど、昨日YouTube→Abemaでブル中野さんの「しくじり先生」を見た。彼女は怪我で現役を退いた時、13年間もブル中野であるということ隠して暮らしていたらしい。その13年の中で、彼女は本気でプロゴルファーを目指したりもしたがやっぱり違った。
https://youtu.be/j2NoWy2uVvE?si=LMxoOzF-nEKf2LTY
彼女の「もがいた期間」の苦しみには到底及ばないが、この3~4年は、私も自分なりの「もがき期間」だった。
■Zoomライブの開始と日々の進化
「自然言語でアプリが生成できるAIツール」である「bolt.new」や「Replit Agent」に出会って、「中小企業のためのAIアプリ活用ラボ」と勝手に名付けて、Zoomライブを開始。
まだ3回しか行ってないが、世の加速度的なAIの進化も相まって、日々思考が深まる、そして
12/30に実施する第4回Zoomでは、独自情報に趣味である石仏情報を使うなど、少しずつ機能検証にもオリジナル性を出せるようになってきた
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来年2025年は「AIエージェント」のキーワードにフォーカス。新規にWEBサイトを立ち上げる
何を極めたわけでもないが、自分が日々調べて動いていることで、話せることがいっぱい出来た。
外部の経営者集会にも積極的に足を運べるようになった。
(これまでは話すことが見つからず出不精になっていた)
そうなると、不思議といろいろな新規案件の話がでて、仕事にもつながっている。
おわりに
■「もがき」から得た気付き
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行動 と言っても、やみくもに歩くと、樹海に迷い込んでしまう。
自分の気になる「キーワード」からのアクションでまず動くと、
次のアクションの元となる「キーワード」が見えてくる。
世の中には、今の自分の状況を変えたい と考え、もがき、苦しんでいる人がたくさんいると思う。
人によって期間は異なると思うが、自分が納得いくまでもがくことをお勧めする。
ただ、もがくにしても部屋の中で一人で考えるのではなく、外に出よう。
人に会おう。
ちょっとでも感覚の近いキーワードがある場所へ出かけよう。
そうすると、(ほとんどの場合)自分の期待とは別な方向で新たなキーワードがみつかる。
そしたら、またそのキーワードで動いてみよう。
私が最終的に「AI」に着地するかはわからない。
また、何年後かに振り替えると、「AIは今のプロセスだったかも」になるかもしれない。
しかし、今年の自分は、意識的に時間を空けて、一年間、とにかく行動してみたことで、確実に「自分のやりたいこと」「自分が発信したいこと」に近づいて来た。ようやく輪郭が見えてきた。
2024年も残り1週間、「腰を据えて取り組めること」が見えた今、2025年は前向きに、辛抱してこのテーマを続ける年だと考えている。経験から、何をやるにしても10のうち、うまく転ぶのは1~2だ。
逆に1~2はうまく行く。
だったら、少しでも行動して、母数を増やそう。それだけに集中しよう。
■家族や仲間に感謝
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自分がこうして、1年間自由に動けたのは、「何だかまた変なことやっている」とあきれつつも、見守り支えてくれた家族と仲間のおかげである。
若い方には、妻も子もいる自分。意識的に自由な時間を空けるなど無理。と言われる方もおられると思う。地方から単身で東京で働いていた自分もそうだった。
しかし、先日未来の夢のために、昼間働き、平日・休日毎朝5時に起きて学んでいるという30歳の方とお話しした。
その方は、7月から好きなゲームもお酒も辞め、ChatGPTを活用してのライティングをはじめ、それをきっかけに人脈が広がり、半年たった今では、講師の仕事依頼が来るまでになったという。
無理は禁物だが、外に出る、人に会うことでエネルギーがもらえ、無理の効く体になる。経験上、それだけは確かだ。
参考にしていただければ幸いです。