10/13
連日書く。朝晩の冷えに対応すると、日中が暑い。衣替えをする程ではないけど、衣替えはずっと頭の片隅にある。そんな日々にいる。久しぶりにたいして予定のない連休を過ごしている。唯一の予定は中日にある先輩たちとの飲み会。その道中で書いている。
車窓の向こう側の景色を望むと、夕暮れの終わりが早くなったように思う。まだ18時前なのにしっかりと暗くなって、季節の走りを感じる。電車は混み合っている。上りなので段々隙間が空いていって、環境は向上していくから、まぁそこまで苦ではないが。とにかく目前のビールが楽しみだ。
こうして電車に揺られて思うのは以前との違いだ。学生だったころとは車内の様相も様変わりしている。みんなスマートフォンに目を落としている。自分も、AirPodsで周りから切り離され、スマートフォンで意識も外界から離すと、まったく乗り合わせた人たちと無関係のような気分になる。以前よりも簡単に無関係になれるようで、その手軽さが少し怖い。画面越しの便利さと対人の面倒くささ。効率の素晴らしさと余暇の自由さ。それらに上手く折り合いをつけられれば良いのに、と思う。
電車は進む。善意と悪意ともっと歯牙にもかからないような微細な感情を手繰りながら。ふと過ぎる思いを書き残す。
まもなく駅に着く。浮き足立った心模様で。また書く。