ポッキーの日。音を聴くことは今もたまにあるけど、実際に食べる機会はめっきり減った。最後に食べたのはいつだったろう?もう思い出せないくらい前だ。 覚えていたいことをいつまで覚えているのか。忘れたいことをいつから忘れてしまえるのか。曖昧で朧げなままにして、日々を漕いでいる。いろいろなことをあんまりハッキリ決め過ぎないほうが良い、とどこかで聞いたことがある。それさえも曖昧だが、まぁそんなものだろう。いまこうしている今日の日もきっといつかのまぼろしになるのだ。 近況① 数ヶ月ぶりの
金曜日。後輩と後輩の嫁と飲んだ。年齢を重ねてから、交友関係が広がるのは嬉しい。一度きりだとしても次があっても、それは等しく嬉しいものだ。仕事の話やプライベートのこと、他愛のないことも沢山喋ったような気がする。 終電を気にせずに飲んで、しこたまに酔っ払い、泡のように記憶を逃した。起きたらしっかり二日酔いだった。 閉じていく関係と開いていく関係。どちらが良いのか、そもそも良し悪しの問題なのか、よくわからない。よくわからないけれど、新しい人と出会うとき、少しだけ自分が新しくなったよ
新卒のころ、毎日がしんどかった。朝起きるのも、朝日を浴びた電車に揺られるのも、乗り換えの駅の喧騒も。 会社に行って仕事をして、逃げるように家に帰った。夜や休みに友人と会うのだけが楽しみだったが、いつしかそれも面倒になった。一生こんな日々が続くことに諦めを感じていた。そんな頃の。誰も自分に見向きもしない、そう思い込んでいたあの頃を思い出す。 『JOKER Folie à Deux』を観た。 あまりDC界隈には詳しくないことが功を奏したのか、JOKER像に悩むことはなく素直に
連日書く。朝晩の冷えに対応すると、日中が暑い。衣替えをする程ではないけど、衣替えはずっと頭の片隅にある。そんな日々にいる。久しぶりにたいして予定のない連休を過ごしている。唯一の予定は中日にある先輩たちとの飲み会。その道中で書いている。 車窓の向こう側の景色を望むと、夕暮れの終わりが早くなったように思う。まだ18時前なのにしっかりと暗くなって、季節の走りを感じる。電車は混み合っている。上りなので段々隙間が空いていって、環境は向上していくから、まぁそこまで苦ではないが。とにかく
急にめっきり冷え込んだ。朝、通勤のために外に出ると、この間を思えば信じられないくらいの寒さに身を震わせる。その日は慌てて戻って長袖に着替えた。 近頃、秋がないとは言うが、はて今は夏だろうか?ふと立ち止まって考える。いやきっとこの僅かな隙間を秋と呼ぶのだ。空には鰯雲が浮かんでいるのを見た。吸い込む空気はひんやりと肺に涼しい。何かに気を取られていたら見逃してしまいそうな秋がやってきたようだ。 近況① しばらく取り掛かっていた仕事がひと段落した。その日は同僚たちと大いに飲んで、大
親戚付き合いの難しさを思う。 縁はとても貴重なものだとは重々分かっているが、ときにそのしがらみは人を苦しめるのもまた実際のところだ。こちらとしては配慮を尽くしているつもりでも相手方にとってそうではないことも多々ある。縁を手繰るのはなかなか、本当になかなか難儀なものだと思う。特に親戚は。 どこまで付き合いを持続して、どこから緩やかにフェードアウトさせるのか。それを感情に乗せるのか。ある程度共通に腑に落ちれるところを探すのか。 自分も度々使ってしまうのは反省ものだが、『考え方が
夏は一瞬で過ぎる。 あまりにも暑い今年は少し勘弁だが、基本的に夏は嫌いじゃない。楽しいレジャーも沢山あるし、何よりビールは美味いし。と、書いては見たものの冬は冬で楽しいレジャーもあるし、鍋を囲みながら飲む麦芽の風味がよく効いたビールも美味いから、取り立てて夏にフォーカスすることもないかもしれない。 とにかく既に八月も半分が過ぎた。お盆が終わると夏は駆け足で去っていくような気がする。甲子園はどうなっているんだろう、とか。つい一週間ほど前の地震とそれにまつわるエトセトラとか。気
最近めっきり本を読まなくなった。その上、読む時間が取りづらいということもあって購入も控えていた。これはいかん、と思い立ち、この夏は読書に取り組むことにした。 漫画も活字本も両方好きなので、とにかく気になったものを探しに書店や古書店を見て回る。地元や都市部の書店を含めいくつかを訪ねて引っ掛かったもの、欲しかったものを購入した。 以下四タイトル。 香山哲著『ベルリンうわの空』1〜3巻 魚豊著『ひゃくえむ。』新装版上下巻 さくらももこ著『もものかんづめ』 米澤穂信著『冬季限定ボン
嫁が用事で実家に帰っている束の間、一人暮らしの真似事を楽しむ。楽しむ、つもりだったのだがどうも具合が良くない。食事は益々適当になるし、何とか洗濯やゴミ出し程度はするもののそれもおざなりに。では、手隙の時間を何に使っているかというと仕事をしているのだ。誰とも喋らず一人なので、見事に頭の中を業務や愚痴、不満がグルグルと廻る。まったく不健康極まりない。毎日自分にとっての最大規模のコミュニティ以外の人間と喋るというのは直接的な効果ではなくとも重要だったのだなぁ、とつらつら思う。循環す
結婚式が終わった。あんなに準備に時間を掛けたのに始まってしまえば一瞬だ。楽しんでいただけたとのお言葉をたくさんいただけて嬉しい。個人的にも楽しい一日だった。そうなったことが何より嬉しい。 そして束の間の非日常を終えたら生活がまた始まる。少し繁忙期に入って、仕事とプライベートの往復が仕事寄りになる。ここを抜けたら楽になるのだ。きっと。 この間、ここ2年、3年くらいずっと欲しくて迷っていたビルケンシュトックのチューリッヒを買う。専門店で足を見てもらったので安心して購入した。ソ
腹が減っているときに食べ物を選ぶと、ついつい買い過ぎてしまう不思議。今日の昼は珍しくコンビニで、750円も使ってしまった。デザートとホットスナックってすごく上手い位置に置かれている。食べ過ぎた。 昼過ぎまで仕事をして、早上がり。空いている電車に揺られていて気持ちが良いが、窓の外は雨でそちらのほうはあまり気持ちが良くないし、思ったより肌寒い。今週は雨続きのようで、大事な予定が無事に終わるか少し不安だ。ともかく、考えてもしょうがないことは考えないようにする。 デデデとオッペン
生活は選択の連続だ。いつか自分が選んだことで今日の自分とその周りは出来ていて、いつか自分が選ばなかったことで、やっぱり自分とその周りは出来ている。選んだことと選ばなかったことに責任を取る。それが大人の一歩目だったのだ、と遅まきに気付いたのはいつだっただろうか。 今日は一つの締め括りの日だった。手探りながら積み上げていたものの結実を少しいただいて、何度も確かめるように拝読した。もしかしたらそうじゃないぞ、というような声なき声があるかもしれないとわかってはいても、この瞬間くらい
昨晩は22時には帰宅した。というのに今日はやけに身体が重い。深酒、というほどもないが、眠りが浅かったのだろう。その実感はある。騙し騙しで一日を終えた。しかし夜にはまたビールを飲む。この不健康なスパイラルが、きっとよくない。 BOOKOFFに立ち寄り、漫画を買った。ハイキュー。見事に映画に感化されてシコシコ集めている。現在半分ほど。ここから先が売っているのをとんと見かけないのだ。 夜は吉野家で豚丼を買う。最近は牛丼よりもこっちのほうが良い。随分待つ。あまりにも眠たくて、疲れ
やたらとモヤモヤする日が増えた。健康的じゃないことは百も承知で、何故こんなことをしているのか、と疑問に思う。思ってしまう。思うがままに生きるのはムツカシイ。あゝ、本日も早朝の通勤電車に揺られ、遠くなった馴染みの地へ向かう。本当に何をしているのだろう一体。支払ったものばかり大きく、それに見合ったものはまだ見当たらない。忍耐か、辛抱か。お互い様だ。お互い様だと信じたい。今朝はひどく眠たい。 仕事終わりに同僚と雑談。帰宅が少し遅くなる。帰りに耐え切れず肉まんを買うが、晩御飯はふる
昨日は宵っ張りで、午前様になった。同僚との飲み会だった。飲み会は楽しい。じつに楽しいから困る。楽しく喋って、適度にくだを巻いて、気を失うように眠った。 今日は時間を縫って買い物に行った。誕生日プレゼント。プレゼントを選ぶのは難しい。その難しさで贈る楽しさを忘れてしまいそうになる。苦しいとき、大体は自分の問題だということを失念しがちだ。結果、無事選べた。昨年と被ってしまったけど、本当に良いと思うものを贈りたい。喜んでくれると良いが。 夜は焼き鳥を食べに扇屋へ行く。いつのころ
はじめてのことが多かった年末だった。それなりに煩わしく、それなりに楽しんだ。断りたくない酒も断れない酒も胃に落ちてしまえば一緒のようで、しっかり酔っ払い、しっかり翌日に持ち越した。普段より動かない日が多いので予想どおりに太った。 秋から年末にはよく買い物を楽しんだ。服をいろいろと買った。ついつい素敵なスウェットがあると買ってしまう。散財したが満足だった。捻りのきいたイラストや英文に惹かれる。シルエットやサイズ感は最近ようやく覚えた。 年が明けて、本棚が届いた。本を並べてみ