THE THREE MONEY BEHAVIOURS -マネーストーリーの3タイプ-
The Source Principles presented here are based on ongoing research carried out by Peter Koenig.
This article is adapted from 「Work with Source」by Tom Nixon.
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オカネのライフストーリーを棚卸しして、自分はどのようにオカネを扱っているのか?がなんとなく見えてきたら、次のステップに進みましょう。
The three money behaviours.
マネーストーリーは3タイプに分類できます。
「Pursuers」追いかける人
「Repellers 」追い返す人(はね返してしまう人)
「Washing machines」洗濯機
「Pursuers」追いかける人
オカネにまつわるライフストーリーが、「安心」「自由」「能力」「成功」など、自分にとってポジティブなストーリーを表している場合、私たちは全力でオカネを追い求めます。私たちは無意識のうちに、オカネの鏡に映る目の錯覚を本物だと信じて自分が求めるアイデンティティを採用しようとしているのです。
あなたも薄々感づいているでしょう。
オカネが安心であるとか、自由であるとか、そういった感覚は自分で作り出した幻想です。いくらオカネを貯めても本当の安心感は得られません。儲かったときには一瞬の安心感が得られますがそれが長く続くことはありません。
多くの人は、もうオカネを稼がなくて良い。というゴールがあると錯覚しています。あの人はビジネスで成功したからオカネを稼ぐ事から卒業したのだ…というように。これは幻想です。なぜならその人に、貯金や年金に利息をつけるのをやめてこれ以上財産を増やさないように意識的に努力しているかどうか聞いてみてください。この人はきっとまだオカネを増やそうとしていると思いますよ。
オカネを追いかけていても本当の意味で求めるものは得られません。オカネを追求するためにより多くの時間とエネルギーを費やすことになり、人生におけるより深いcreative callingに大きな機会損失をもたらします。
「Repellers 」追い返す人(はね返してしまう人)
反対に、オカネは悪だとか、邪魔だとか、不正だとか、オカネに関するネガティブな話に支配されている人は意識的にオカネを避けようとします。オカネを悪いものだと思っている人はオカネを持っていなかったり、借金をすることに抵抗があったりするでしょう。
なぜ、汚いものや卑しいものだと思っているものを引き寄せたり、溜め込んだりするのでしょうか?という彼らの発想は理にかなっています。
しかし、オカネを交換手段として使う「社会」と関わりたい場合にこれは問題となります。
私の友人に貧困に苦しむ国で非営利の活動を始めた人がいます。彼女はその活動に必要な機材を購入したいと考えていたので、彼女に会いに行った最後に、お礼のカードを添えて現金で少額の寄付を渡しました。彼女は恐縮していた。本当に嫌なもの、不快なものを受け取ったように見えました。
「Repellers 」は、「Pursuers」のようにオカネに執着することはありませんが、オカネに対する潜在的な嫌悪感が、必要なときに initiative にオカネが流れ込むのを邪魔し、最終的にはフラストレーションが溜まります。
「Washing machines」洗濯機
3つ目のお金の種類は最も興味深いものです。
オカネは「自由」であり「成功」であり「安全」だ。という確固たる信念がありつつ、同時に、オカネは「汚いもの」という認識も持っている人がいるのです。
まるで洗濯機のようです。オカネを追いかけて自分に引き寄せ、そしてまたすぐに洗い流してしまう。これらはすべて、その人が意識することなく起こっているのです。
オカネの洗濯屋さんに会うと、それなりの生活水準がありながら銀行残高はゼロに近いことがよくあります。借金はあまりなく、貯金もほとんどない。オカネを稼げるとわかっていても、一向に貯まらないので疲れるし、イライラしてしまいます。このようなオカネの循環は、creative visionを妨げる要因にもなります。
「Pursuers」追いかける人
「Repellers 」追い返す人(はね返してしまう人)
「Washing machines」洗濯機
という3つのお金のタイプを超えて、お金を使って本当に artful になることは可能です。最も効果的で創造的なsourceは愛着や嫌悪を伴わないお金の扱い方を持っていて、自分のビジョンを推進するためにオカネを働かせる方法を見つけます。
自分のcreative initiativeが美しく、驚くような形で実現するのを目の当たりにしそれが彼らの真の原動力となるのです。
オカネを使ってartfulに事業を営むためには、initiativeにおける財務管理の方法をアップグレードする必要があります。
しかし、そのためにはオカネとの関係の根本である「自分らしさ」をより深く追求することから始めなければなりません。これは、自己探求と自己開発の内なる旅であり、オカネとの関係だけでなく私たちの存在全体にも影響を与えるものです。
以上の記述は、Tom Nixon著「Work With Source」から引用しています。
Tomは、ピーター・カーニングのマネーワーク及びsource principleを受講しているそうです。すべてはピーター・カーニングがSourceというわけです。
私の長年の税理士としてのフィールドワークで得た気付きと、ほぼほぼ一致しています。そして、それを上手く表現し、体系化し、非常にわかりやすく伝える事ができます。ピーター・カーニングは偉大ですね。
経営者は歪な価値観を持っている事が多いように思います。そして、それが顕著に現れるのはオカネです。その価値観と向き合わないと、いくら組織のガワを整えたところでフラットにはなりません。
マネーワーク、そして、initiativeにおける財務管理のアップグレードにとても興奮しています。
I can see clearly now.