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【税理士実録・経営最前線】人財がどのように活躍するのか?企業における教育に迫る−ITと人−

今日は社員教育について書きたいと思っています。

言うまでもなく、今は教育ではなく共育の時代なので、量ではなくやり方が重要です。やり方を間違えると、企業にとってむしろマイナス。
間違えるならやらないほうが良いです。

その前に全体像のおさらい。
以前にも出した「利益の源泉」の図を。
利益が出ているかどうか?をロジカルに図にすると下記の図のようになります。


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内部要因54%と外部環境46%

内部要因54%は事業領域16%と自社の強み38%に分かれます。

自社の強み38%は
philosophy(理念・ビジョン)
plan(数字)
people(人財)

から成り立っています。

今回フォーカスする人財は、自社の強み38%を構成する一要素です。

成長しろ!ゴラゥォォォォ!!!!

って言っていませんか?苦笑
人のせいにしないでくださいね。


ではいよいよ本題に

人間の成長と教育を考える上で
能力・スキルを横軸(水平方向)
人間力を縦軸(垂直方向)
として考えてみます。

スマートフォンなどに置き換えると、さらに分かりやすい。
ダウンロードしたアプリの数は、能力・スキルである横軸(水平方向)で
OSのバージョンが縦軸(垂直方向)というイメージ。

アプリの数が多いと色々と便利だが
肝心のOSが古いと動きが遅かったりする

社会人としての人間の成長は、スマートフォンに置き換えると分かりやすいかもしれませんね。


新入社員が入社しました。
まず、覚えなければならない諸々がありますよね?
いわゆるマニュアルです。

このマニュアルを覚える、という行為は横軸(水平方向)の成長です。
覚えるか覚えないか?は本人次第ですが、会社側とすれば、本人の学習をアシストする必要があります。
(前時代的な経営では、後ろ姿を見て盗め。みたいな事をよく言いますが、ちょっと時代に合っていないよなぁ……と感じます。離職率が高くなるだけでメリットなし)

アシストとはどういう事か?
口頭や感性で覚えているマニュアルを紙で書いてあるマニュアルに
で書いてあるマニュアルを
slackなどのIT
できれば動画に撮影して誰にでも分かりやすく

という事です。

今日における共育とは
会社側がどのように個人の能力をアシストするか?引き出すか?
であると言えます。

前時代的教育とは
ひよっこであるお前らを、俺たち会社側が一流の社会人にしてやる。
というスタンスですよね。

教育のあり方そのものが変わってきています。

会社側がどのように個人の能力をアシストするか?
についてですが、ITの力を最大限活用する事はマストであると言えます。

例えば
熟練の社員さんでないと分からない感覚を、動画や数値などで多角的にデータ化します。すると、そこそこの勤務年数の社員さんであっても、そのデータを基におおむね合格点までいけるでしょう。

天ぷら職人が聞いているわずかな周波数の違いを数値化すれば、修行期間を劇的に短縮する事ができます。

税理士事務所において
属人的な経験をslackなどにデータベースとして落とし込んで、細かい判例解釈などを溜め込んでいくと、人が辞めた事による事務所全体の戦力ダウンを最小限にできます。

このように
社内にITをインストールする事でデータベースを構築する。これこそ、最大の社員共育なのではないでしょうか?


はい、という訳で
能力・スキルである横軸(水平方向)の成長については、ITが必須である。
というお話でした。

ITによる集合知
を社内に構築する事がヒジョーに大事で、属人的な経験をオープンなリソースに変える事ができます。
そして、人が辞めてもデータベースは積み上がるのです。

次回は
人間力と呼ばれるような、縦軸(垂直方向)の成長について書いていきたいと思います。
ではまた!

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