Source Principleについて研究・体現しています-前編-
The Source Principles presented here are based on ongoing research carried out by Peter Koenig.
Peter Koenig(ピーター・カーニック)はイギリス人であり、現在はスイスに住んでいるそうです。2021年で74歳になります。彼は金融の世界で生きてきました。同時に、マネーワークという講座を主催し、オカネという人類にとって最も身近で、最もパーソナリティが投影される道具に注目し、個人の変容を促してきた人物です。
そんなピーター・カーニックは、マネーワークを主催していく中で、奇妙な現象を発見したのです。それを体系化したものがThe Source Principlesと呼ばれる原理原則です。2010年前後ぐらいから、ワークショップ形式でThe source personという講座を主催し初めたそうです。
ピーター・カーニック自身は、このソース原理についての書籍を出版をしていないのですが、ワークショップ受講生である、Stefan MerckelbachとTom Nixonの二人がソース原理の書籍を出版しています(英語版のみです)
この本を日本語出版したい!というのが私の大部分を占めています。
Stefan Merckelbachが書いたA little red book about source.
Tom Nixonが書いたWork with source.
ピーター・カーニック自身が出版していない事、ワークショップ形式で運営されている事などの理由で、そこまで世界中には広がっていないソース原理です。もしかしたら、この2冊以外でも出版されている本があるかもしれません。
sourceって何ですか?という最初の質問に答えましょう。
sourceとは、リスクや不確実性をものともせず行動してしまった、その結果、なにかの源となっている人のことです。The source, Source person, などと呼ばれています。日常で生活をしていると、ideaがふっと湧いてくる事があります。例えば、この商品のココを改良すれば爆発的に売れるんじゃね?とか、インターネット上でこんなサービス展開したらみんな喜んで購入するんじゃね?などなど…。このように、ideaは日常の至るトコロで湧いています。
しかし、実際にこのideaを具現化しようとすると躊躇するものです。
「結構、立ち上げにカネかかりそうだな」
「作ってみたけど、ペイしないかもしれないぞ」
などなど、不確実性や未来への不安がideaの具現化に待った!をかけます。
この不確実性の海に飛び込んででも、ideaを具現化したい!という、その最初の衝動的なアクションをinitiativeと呼びます。initiativeは官僚主義的ヒエラルキーではなく、不確実性を受け容れてでも世界に愛と価値を創造したいという行為なのです。
当然、initiativeはたった1人の人間によって始まります。
グループ会議の中でideaが具現化したとしても、リスクを引き受けると表明した最初の1人がいる筈です。その1人に続いて、じゃあ俺も!というのは比較的容易いでしょう。initiaiveは、たった1人の人間によって引き受けられるのです。
この1人がなにかの源となっている人のことで、The source, Source person,なのです。
ちょっと長くなってきたので次回に続きます。