知識とは
博識な人、知識が豊富な人…というように、いろいろな事象について一般人が知る以上のことを知っている人がいる。
しかし、実際のところ知識というのは、専門的な分野だけでなく、一見して関係がなさそうな分野と組み合わせて…これは経験と言い換えられるかもしれない、そしてそれを目の前の課題や想定されうる問題に、臨機応変に対応できることで、はじめて「知識」とされる。
何かについて詳しく知っていることだけが、知識ではないのだ。
簡単に言えば、あらゆる状況において、さまざまな経験をもとに的確な対処ができたり、応答できることが知識がある、と言えるのだ。
例えば、鉛筆について、一般人以上に詳しく知っている人がいるとする。鉛筆の成り立ちや歴史、うんちくといった多岐にわたる、鉛筆にかんすることを語れる人のことだ。
これは実は、知識がある、と言えない。
鉛筆について、「たくさんのことを知っている」に過ぎないのだ。
では、知識があるというのはどういうことか。
例えば、窮地に追い込まれた状況があるとする。それを、身近にあった鉛筆を使って華麗に窮地から脱した場合、その人は「知識がある」と言えるのだ。
無知の知というので、「自分は知らないということを、知っている」
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