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ゼロから始める文章教室 小川こころ

最初は誰もが初心者だ!
そんな当たり前のことも忘れ、いきなり書き始めた自分は、遠い昔に置いてきた。というか消したい。
最近になって基礎の大事さを知り、どんなことでも初心に戻り調べたり、昔にお世話になった本を開いたりします。

そのころに出会いたかった一冊を紹介するついでに、覚えておきたい忘れたくない箇所を、忘備録としてnoteに書き残します。

よければ、目次だけでもみてやってください。


5つの読み手を「疲れさせない」「考えさせない」大原則

  1. 一文を短くし、文章にリズムをつける

  2. 意図的な余白で、読ませるデザインにする

  3. 読む気にさせる”見出し”をたてる

  4. 小6でも読める”やさしさ”を重視

  5. ”WHY(なぜ)?を意識して書く

「一文字40文字」など、ルール決めて書く

人が目を動かさず一度に知覚できる文字数は9〜13文字程度。

読み手がストレスなくササッと1〜2回、目を動かすだけで読めるのは、1文30〜60字程度。それより少ない文字数なら、なおOK。

文末には変化をつけて、同じ表現は2回まで

「〜です」「〜します」のように、文末を丁寧語で統一するのが「です・ます調。
一方、「〜だ」「〜である」のように文末を断定形で統一するのが「だ・である調」

意図的な余白で、読ませるデザイン

情報量が多すぎると、どこを見ていいかわからない。
文章を書くときも、ページをデザインする気持ちが大事。

大見出しで大枠を、小見出しでは個別のネタを面白くする

記事のてっぺんに入る大見出しは、「今回はこの内容を紹介するよ」という、大枠を伝える。

短めの記事の場合は、見出しが多すぎると、読みづらくなることともに。その場合、大見出しと小見出しだけで十分です。

小六でも読める”やさしさ”を重視

すぐわかる、が大事。「賢く見せたい」気持ちは捨てて。
人は文章を書くとき、自分を「賢く、知的に」見せようと、伸びして難解な言葉や堅苦しい表現を使ってしまうもの。

専門用語やむつかしい漢字は使わない

むつかしいことを簡潔に平易な言葉で言い換えるには、書き手自身の理解力や表現力、心配りが試されます。

書き出しが肝心。「面白い」「知りたい!」と思わせて

わかりやすい文章には、書く前にすべきことがあります。
書く順番や構成する内容をざっと組み立てることです。

ネット記事もエッセイも企画書もSNSも、全ての勝負は書き出しにあり。

導入部のテクニック

いちばん面白いところを一文目に持ってくる。

時系列では書かない。まずは核心部分で”魅せる”

話題のネタ、軽い自虐をフックに使う

世の中で話題のモノ、出来事で関心をひく。
書き出しに、軽い自虐を導入すると、書き手のキャラクターに親しみと共感を覚え、読み手は、あなたの文章のファンになってしまいます。

まずはネタ集め。キーワードを10個書き出そう

それぞれのキーワードに紐づく情報やデータをリサーチ。

書いたら推敲。スッキリと読みやすく。

熱のこもった文章ほど、つい強調したい気持ちになり、重複表現が現れがち。

推敲では「思いました」をまず削る。

なくてもいい「主語」を削る。
「思います/思いました」「感じます/感じました」といった文末表現も、書き手の主観が前面に出てうるさくなるため、要注意!

ターゲットとテーマは、つねに明確に

読み手にが自分ごとと感じるのは、「誰に、何を届けたいのか」が明確な文章です。
どちらの場合も、まずは中身を掘り下げるところからスタート。

フックとなる具体的な見出しで、本文へと誘いましょう。

レビュー編 「考えられる」でごまかさず、自信をもってレビューする

読み手がどんな情報を欲しいかを想像し、あったらいいなと思う項目を書き出してみましょう。

レビューは7ステップで構成

  1. ジャンルとあらすじ

  2. 面白い? つまらない? 役に立つ? 立たない?

  3. 心に残ったシーン・セリフ 商品ならどんなときに役に立ったか・どんなときに役に立ちそうか?

  4. ウンチク1 興行収入に動員数などの数字情報。商品なら、売れた台数に設計理論。

  5. ウンチク2 監督の前作・主演俳優はどんな人? 商品なら、どんな会社が作っている? 何が得意な会社なのか? 

  6. 評者の気持ちの変化 鑑賞して気づきをえた。何かを始めようと思った。商品なら、生活にどんな変化が生まれた。心情的にえたものがあるか?

  7. どんな人におすすめできるか?


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