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健康を守れなかった後悔(後編)

いんかい-せんい【飲灰洗胃】
心の奥底から悔い改めて再出発すること。心底から改心するたとえ。灰を飲んで胃中の汚れをきれいに洗い清める意から。▽「灰はいを飲のんで胃いを洗あらう」と訓読する。

出典:goo辞書より

これは前回の記事の後半になります。
今の医療技術と10年前では全く違うと思いますが、先生や看護師さんが一生懸命ミルクの命を繋いでくれました。

前回の記事はこちらです↓



困難乗り越えて。後悔と涙と。

ミルクちゃん、頑張ってくれましたよ!!看護師さん。手術は無事終わったものの、やはり一週間では退院ができず”まだご帰宅はできません”と…
今は落ち着いていますが、明日もう一度検査なので、それ次第で帰れると思います。やはりあと一日遅かったら既にお空に帰還していたと言われました。体の中でキラキラした結晶ができるなんて知らなかった。ましてや本気の石というか、カルシウムで結石ができるなんて…と只管後悔。ぴったり二週間後、動物病院から連絡があり退院のお知らせが!嬉しい反面後悔が付きまといます。
先生から退院後の自宅でのケア、食事など細かく教えてもらい、療法食のサンプルを沢山もらいました。

療法食=薬。だけど”内服薬必須”

猫さんは泌尿器科系の病気は非常に罹りやすいし、治っても繰り返すので、”食事+トイレ+ストレスフリー”大事なんですよと。自分自身に置き換えて考えるとストレス(仕事に追われストレスが溜まるし疲れも溜まる)とトイレの我慢が続く事。私自身、ストレスと疲れからよく膀胱炎になります。この膀胱炎の極限の更なる痛みを味わっていたのか…と思うとなんで初めの違和感で気が付かなかったのだろうと非常に後悔。

抗生物質と菌を外に出すお薬とご飯。
基本はご飯です。正直泌尿器系を患ってしまった子はしばらくは療法食でまず1か月後、3か月後、半年後と尿検査で問題がなければ下部尿路に配慮している総合栄養食(低マグネシウム)をあげて下さい。なので色々試してどうしても食べなかったら、早めにご相談くださいと出していただいたご飯はこちら

ヒルズのサンプルはこの二種、当時は200gを病院から頂きあまりお好みではなかった様ですが渋々ミルクさんは食べていました

ロイヤルカナンはこの二種。一種は高齢猫用ですがと…体質的に太りやすいとお話した所こちらもサンプルを頂きました↓
※パッケージの変更をしているのと現在はかかりつけ医、公式、ライセンス店のみの販売となっています※

比較的食いつきも良く、よく食べてくれたのはロイカナさん。お薬も嫌がらずなんとか試行錯誤して飲んでもらう事に。

ミルクさんご対面!と恐怖のお会計

一通り話をして次いつ来院すれば良いのかを予め聞き、薬の説明とご飯のあげ方などお話しをして二週間ぶりにご対面!

ミルクちゃん〜お迎えでちゅよ〜♪頑張ったねぇ〜

分かる。赤ちゃん言葉になりますよ…
看護師さんも先生もミルクさんの頑張りをめちゃくちゃ褒めまくってくれますが、本ニャンはちょっと煩いなぁと冷めた表情。私が名前を呼んでも無視という。仕方がないですよね、ミルクさん…本当にごめんなさい
いたかったよね、苦しかったよね。なんで人間て些細な変化に気が付かないんだろね…後悔が黒い影の様にずっとずっと付き纏う。

治療費合計20万円なり…店長から預かっていた
”もしものミルク用”(医療費)からお会計。


🐈処置内容とお薬など🐈
レントゲン
エコー(超音波検査)
尿検査、血液検査
カテーテルを通す手術
点滴
入院二週間
抗生物質(二週間分)
抗真菌薬(一週間分)
サンプルで療法食

年齢毎にご飯を変える事を知る

退院後、順調に体調も回復し尿検査の数値も良くなって行きました。通院のたびに色々教えてもらった。
その中でステージ毎に合うご飯を食べてもらう事で長生きできるという事、猫さんのなりやすい病気など
お医者さんから直接お話を聞く機会なんてなかったのでとても助かりました。そう、ミルクさんがお世話になった初めての病院はここだった…

やれやれ、人間は…という悟ったお顔のミルクさん


痛い思いをもうさせたく無い、その一心でした
ミルクさんの人に寄り添う優しさに私が甘えていました。動物を家族に迎える事はその子の一生を支えるという、大きな責任である事。そう思います。

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