好きになる事は悪いことなのか?
※写真は特に内容とは関係なく、過去自分で撮影した物
人によって恋愛遍歴というのは様々かと思いますが、僕の場合はまあ言ってしまうと「お付き合いまで至らずにフラれてしまう」経験を非常に沢山しておりまして。
まあ僕の表現活動は実体験から着想する割合が大きいので、曲のお話をすると必然こういった自分語りになりがちで大変お恥ずかしいのですが。
若い頃は目一杯落ち込んだ後に「次こそは!」と奮起してまた次の出会いを待つ…という風に気持ちが変わっていったと記憶していますが、年齢を重ねてきて、それでもご縁に恵まれない経験ばかり増えていくと、いつのまにか「またか」「どうせ僕なんか」なんて思ってしまうようになってきます。
捻くれ者の誹りは甘んじて受け入れますよ(笑)
冷静な時に自分の行動や言動を振り返ると、自分自身でも捻くれてるなあと思いますからね。
実はこの「捻くれた思考」こそが恋がうまくいかない要因のひとつになってたりするから余計に闇が深いわけですが、まあそれはまた別の機会に(笑)
でも人の心理として、ダメ…次もダメ…その次もダメと…なっていくと、どんどん思考がマイナスの方向に固定されていってしまうというのはありがちなパターンだと思うんですよね。それは恋に限らず。
(僕は普段から「マイナス思考は悪い事じゃない」と訴え続けていますが、それは負のエネルギーをうまくプラスに転換していこうよ!という感覚なので、マイナスなままで固定された思考というのはやっぱり人生においてあまり良い方向には行かないかなとも思っています。長いスパンで見て最終的にプラスにできればそれでいいんですけどね。)
挙げ句の果てには恋に落ちてしまった事を自覚した瞬間から「なんで好きになっちゃったんだろう」なんて悶々としてしまったり。
その悶々として鬱屈した気持ちを、割とストレートにそのまま曲にしたのがこの『自覚』という曲です。
あれこれ書きましたけど、歌詞も何のひねりも無くめちゃくちゃストレートなので、聴けばわかるって感じかも知れません(笑)
ただ、これもありがちな表現かも知れませんが、結局は好きって気持ちは貫くぞ!という風に締めたのは、本来「恋する気持ち」は素晴らしい感情のはず…という想いがあるから。
色恋がもつれて刃物沙汰…なんてニュースも後を絶たない中で、これを胸を張って言うのは結構勇気の要ることです。
事件まで行かなくても、本人からそんな風に思われてショックだと言われたり、周りの人間から相手に迷惑だからわきまえろと言われたりという経験を僕自身もしていて…まあそれは多分そう言われる程度には自分自身も脳内ホルモンに振り回されて周囲から見て見苦しい行動をしていたのかもしれませんが。
でも恋する気持ちなんて突き詰めてしまえば『エゴそのもの』みたいなところもあって、わきまえて大人しくしていたらチャンスを掴むこともできないかもしれないし、もちろん相手の気持ちを考えずにただただ気持ちを押しつければいいものではないのも当たり前の話だし…こればっかりは究極のケースバイケース、人の数だけ形があるんだとは思うんですけどね。
それでも、「恋する気持ち」を持つこと自体は否定しないであげたいなと、これはもはや理屈ではないですが、そう思います。
う~ん、今回は曲の説明というより自分自身の「恋」というモノに対して答えが出ていない感じをそのまま綴った文章になってしまいました。
こればっかりは本当に、何が正しいという絶対の答えがないからこそ難しい。
だから僕も沢山沢山、恋の曲を書いてしまうわけですが。