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発散から収束へ_博論日記(2024/04/27)

駅までの道に植えられたツツジが見頃を迎えた。今日は朝方雨が降り、その後くもりとなったので、それほど暑さを感じない。ただ、明日は30℃近くまで気温が上がる夏日となるようで「勘弁しておくれー」という気分である。

今週もお味噌汁を作ることには苦戦した。早起きが苦しい。ただ、仕事は無遅刻無欠勤で、無事に1週間過ぎたという気持ちがする。
この1週間お散歩はできなかったのだが、お出かけイベントがあった。京都に観光に来ていた後輩に、八坂神社そばの長楽館のアフタヌーンティーに連れ出してもらったのだ。

彼女は修士課程で所属していたゼミの後輩で、前日たまたま研究会でそのゼミの指導教員だった先生にお会いしたところだったので、ご縁は重なるものだなあと思った。修士課程のことがらにアクセスしにくい時期があったと先週書いたが、彼女はずっと折々に連絡をくれて、しかもいつも私をエンパワメントしてくれた。大事な友人である。私の方が彼女に何かお礼をしたいところなのだが、彼女は「就職祝いです」と言って豪華なアフタヌーンティーをご馳走してくれた。

長楽館は明治以来の歴史ある洋館で、今はホテルやカフェ、レストランとして営業している。ホームページによると「明治42年(1909)“煙草王”と呼ばれた実業家村井吉兵衛により 国内外の賓客をもてなすための迎賓館として建築されました」とのことで、伊藤博⽂も訪れたという。
普段Tシャツとズボンで過ごしているのだが、せっかくの機会だからと、ワンピースを引っ張り出した。後輩のおかげで、昼下がりの洋館で優雅なひと時を過ごした。
今日のnoteは長楽館の写真を散りばめつつ、近況を振り返りたい。

スパークリングワインを頼んだ

今日はまず朝、スーパーの品出しバイトに行ってきた。週5で6時間という契約のラボ補佐員の他に、土日だけ2.5時間という契約でスーパーの品出しバイトを続けている。そう、noteに書き忘れていたが、非常勤講師の仕事は担当科目が後期開講ということになったので10月頃にスタートする。だから今は非番だ。

朝バイトを終えて、その足で歩いて5分ほどのところにあるメンタルクリニックに行った。ここは通って7年ほどになるのだが、仕事を始めたことによって主治医の先生が来院している時間に行くことができなくなり、今日から新しい先生に担当していただくことになっていた。
今までの先生は、予約していても調子を崩して病院に行けず、かつ再予約することもままならなかったり、処方された薬を都度都度飲めなかった時代をずっと診てきた方だ。ここ最近の私の安定は、先生と適切な薬量を探ってきた結果でもある。博論の謝辞には必ずこの先生の名前を入れたい。
私としてはこの先生にずっと診ていただきたかったのだが、先生のおかげもあって仕事に就けたのだ。一つの区切りと、担当医変更を前向きに捉えることにした。

今日初めてお会いした新しい先生は穏やかな印象で、話しやすくてほっとした。私が環境が変わってもずっと寝込まずに4月を過ごしてきたことを喜んでくださりつつ、同時に少し心配しておられた。最近ずっと2ヶ月ごとの診察だったのだが、1ヶ月後に様子を報告することになった。

前回崩れて復活してから、ちょうど今日で50日目。久しぶりの長期記録なので、ここから先どのように展開していくのか、確かに不安ではある。いつかどこかで崩れるのだろうが、事前に年休を取るなど早期に対策をとって、崩れ具合を軽微におさめたい。そういう調整はまだやったことがないことなので、練習だと思って失敗してもいいからチャレンジする。

診察を終えて薬を受け取り、歩いて5分のバス停からバスに乗って大学の自習室にやってきた。そこでこのnoteを書いている。Xのフォロワーさんに教えてもらったおすすめの曲でプレイリストを作ったので、それを流しながら書いているのだが、とても心地がよい。今、まわりには人はおらず一人だけど、一人ではないという安心感がある。

この自習室は今週から使い始めた。お給料のいただける仕事としての「ラボの補佐員」のほかに、無給の「研究員」としての立場を学内に確保しておいたのだが、先週の飲み会で、その立場があるなら部局の自習室を使えるということを教えてもらった。
早速、仕事終わりに立ち寄ってみたところ、なんととても居心地がよい。まだ新しい建物で部屋が綺麗で明るいし、椅子はふかふかだし、お湯も沸かせる。もちろん電源も自由に使えて、飲食可能なコーナーもある。今日は他の利用者が1人いるが、平日はいなかったので、パソコンから音楽を小さな音で流しながら作業することもできた。附属図書館を上回るとてもいい場所を見つけた。ここで作業する習慣をつけよう。

投稿論文に関しては、4月末締め切りはやはり間に合わせられなかったので、1ヶ月延長してもらうことにした。それに伴い、9月修了は苦しくなった。
研究指導認定退学の場合、退学後3年以内に論文を提出できたら課程博士として認められる。それ以降は論文博士という別の括りになり、一気にハードルが高くなる。悠長にしていたら3年なんてあっという間なので、心の底から今年度出してしまいたい。

相方と夕食を一緒に食べている時に、近況報告からの流れで博論の枠組みに関する悩みの話になり、相談にのってもらった。相方はもう博士なので、経験者として俯瞰してアドバイスをくれた。大変ありがたい。
具体的にどのような内容で悩んでいるか、試みにこのnoteに書こうとしてみたが、一向にまとまらないので諦めた。以下、備忘録。

・博論で用いる理論はひとつにしておくこと
・博論内でその理論において重要な語句を用いる時、場合ばあいで意味に幅を持たせるようなことはしないこと。混乱を招く
・博士論文で扱えることには限界がある。博士論文には締め切りがあるから。人生を通して考えたいことを、無理くり博士論文に入れないこと
(例:絶滅危惧種の大型海棲哺乳類も、愛玩動物も、害虫も、実験動物もすべてを包含するような「人間とその他の生き物の共存」の枠組みを提示しようとしないこと。まず、「人間と絶滅危惧種の大型海棲哺乳類である種Aの地域Bにおける共存」の枠組みを、手持ちのデータから構築する)
・発散から収束へ。投稿論文の提出へ。博士論文の提出へ

<To Do>
・投稿論文2:修正(5月31日〆切)
・投稿論文1:再査読修正(6月30日〆切)
・システマティック・レビュー:二次チェック中
・博論本文:
     7月(予備審査委員会立ち上げ願い)
  9月予備審査?
  11月口頭試問?




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