打率3割男 / PS5 Pro発表 2024/9/11
今日は夜日記書いて公開する時間なさそうなので、昼間に更新。
2005年くらいに出た書籍を読むとよく、例えとして当時MLBで活躍していたイチローが取り上げられる。ここ5年以内に出た本なら大谷翔平を引き合いに出すことが多い。30年後の日本人がイチローを例えとして紹介する本を読んだら、どう思うのだろう。
物事を野球で例えて語る例は世の中にごまんとある。その中でもよく使われるのは「打率3割」の例えだろう。
良い言葉だ。ただし、この例えは現代野球では通用しなくなっている。9/11現在、打率3割を超えているNPBの選手はたった2人。905人いるプロ野球選手の中で、打率3割の壁を超えているのは2人しかいないのだ。将来、3割バッターは絶滅すると予測する有識者もいるほど。
すると、先程の「一流は3割打つ」との前提に基づいた例えは成立しなくなる。3割打てるのは世代に1人いるかどうかの大天才のみで、多くの選手は2割程度しか打てない。
3割だの2割だの、細かい数字に拘っても仕方ない。しかし、例えを見聞きして咀嚼するとき、「今は3割も打てる打者なんていないんだよなあ」という余計な考えが頭をよぎってしまう。例えが考えられた時と比べて、意味が変わってしまった。
1000年間、意味合いが変わらず通じる例え話を考えるのは難しい。そう思うと、ことわざを最初に考えた人はすごい。時代の淘汰を生き残り、今も通用する教訓を残すのは、大変な偉業だ。
PS5 Proが発表された。マルチプラットフォームのゲーム開発に少しだけ関わっていた自分としては、同じ世代で性能の違うハードを出すのはやめてくれー、の一言。ただでさえ、PSプラットフォームはPCと代わり映えしないソフトラインナップのせいで苦しんているのに、ソフトメーカーを苦しめてどうするのか。FF16ですらPC版が発売される今の時代。この方向でPSが成功する未来が見えない。
光学ディスクを別売りにして、2TBのSSDを最初から内蔵したのは良いと思う。物理ディスクの中古市場は切り捨てた方がゲーム業界のためになる。気がかりなのは、特典付きの豪華版ソフトを今後どう売っていくかかなー。豪華版を買うようなソフトは、物理ディスクとして持っておきたい。でもディスクを挿す所は別売り……本体がバカみたいに高いんだし、ディスクとダウンロードカードのセット売り認めてくれないかな。
それにしたって高い。12万という強烈な価格に、ゲーム作りの現場で働く人ですら「買わない」宣言する人が続出している。ゲーム業界が薄給なだけ?そうかもね……iPhoneと大して変わらない価格のゲーム専用機を買う人が、世界にどれだけいるのかしら。
気になるのは、来年新ハード発売を控える任天堂の動向。任天堂はPCと市場を食い合うようになった現代で、どんなハードを、いくらで出してくるんだろう。
何卒、switchとの互換は維持してほしい。あとRAMの増量とロード時間の短縮を。リリース前のSwitch向け最適化作業、ホント大変だったから……
急激にやる仕事が増えてきて大変。しかも面倒なことに
来月までにやらなきゃいけないタスク
今やらないと、将来破綻することが見えている作業
上流工程の作業待ちだが先に準備しないとスケジュール破綻するタスク
同上
同上
って感じでスタックしている。成果が見えづらいのでモチベの維持が難しい。
それらのタスクを片付けるのに、今日は残業せなばならんので、この時間に日記を更新するってわけ。あと、帰ってからはFGO新章やりたいし。