初夏の戯れ 完結
まるで
香苗おばさんは
なにかに取り憑かれたかのようにも
思えるほどに
僕が知ってる
香苗おばさんではなかった…
だが、僕も
その1人だ…
今、こうして
今まで意識してこなかった
いや、意識しないようにしていた
香苗おばさんと
こうして
肉体の関係もっているのだから
これは
これが最初で最後なのか…
香苗おばさんが
逝き果ててる瞬間に
頭によぎった
だが、僕はまだ
終わっていない…
僕はまだ
香苗おばさんの中で
逝っていない…
そう、僕は
まだ逝っていないのだ!
今後2度とないであろう
この機会チャンスを
逃すわけにはいかない
逝き果て
仰向けに寝転ぶ
香苗おばさんに
僕は
また花園へと
逸物を挿れる
香苗おばさんは言う
「ッ待って!逝ったばかりなのっ!」
僕には関係がなかった
香苗おばさんだけズルい…
僕も逝きたい…!
そうした
気持ちが僕を
また駆り立てるのだ
逝き果てる
香苗おばさんに
容赦なく
突き当てる
リズムは少し速く
肉体がぶつかる音
バンっバンっと音がリズムを刻む
正常位と呼ばれる
体制で
香苗おばさんの
子宮の奥深くに当てるように
突きつける
なんだか
先ほどよりも
締まり?というのか
キツく感じる
だがそれがまたより一層気持ちよく感じる
香苗おばさんも
きっと
頭でわかっていても
肉体
本心が求めているのだろう…
逝った直後の
香苗おばさんは
我慢という事を忘れ
声を抑えきれず
幾度となく声が漏れる
喘ぐ香苗おばさんを
見ると
余計に興奮が止まらない
もっと
もっとだ
僕は香苗おばさんの腰を持ち上げ
もっと奥に
奥に!と
突き当てる
そして
激しく腰を振り
先ほどよりも
突き当たる音が
響く…
すると
香苗おばさんが
「さわって!ここッ!さわってぇっ!」
ここ?
あ、さっき香苗おばさんが
自らの手で擦っていた
陰核のことか
言われるがままに
僕の逸物を奥へ奥へと
突き当てると同時に
空いてる手で
指で陰核を攻めたのだ
そうしていると
僕も
奥底から
湧き上がるような感覚が
あ、ダメだ…
僕も逝きそうだ
そんな感覚を感じながらも
腰を振っていると
「逝きそうなのぉ!?いいよ!!?逝って!
中にいっぱい出してぇ〜!」
その言葉が
合図のように
僕は香苗おばさんの花園の中で
逝ってしまったのだ…
ただ
香苗おばさんも
また身体をガクガクッと痙攣するかのように
震えていた
そして
僕はゆっくりと
花園から逸物を抜く
すると
花園の中から
僕のものが大量に
ゆっくりとねっとりと
溢れ出てきた
「っんふ…まだこんなにもたくさん残っていたのね…」
逝き果て
少し疲れたようにみえる香苗おばさん
それでも
淫華に指を挿れ
僕のものを指に纏わせ
また口で舐めとるのだ
そして
「卒業おめでとう」と
そうだ
僕はこれで大人の男になったのだ
香苗おばさんは
何もなかったように
服を着直し
先ほどの時間は
幻かのように
香苗おばさんは
いつもの
香苗おばさんに戻った
僕は
こんなにも出したことがなく
一気に疲労と
そして現実なのかが
理解できずに
そのまま縁側で座っていた
一瞬の時間だったのかもしれない
ただ僕には
とても長い
長い時間を
過ごしたように思えた
すると
蝉の鳴き声
縁側にある
鹿威しの水の音がよく耳に響き渡るのだ
これまだ
そう
蒸し暑い夏の始まる前の
初夏の戯れの話