鑑賞録 #26 「ハズビン・ホテルへようこそ シーズン1 第3話:Scrambled Eggs」
冒頭からキーキーの可愛い姿が見られてとても嬉しい。
このホテルにはキーキーだけでなくラズルとダズルという激カワちゃんたちもいる。
チャーリー見ながらドーナツ食べてんのかわいすぎ〜〜
のちのエピソードでの扱いを見るにキーキーもラズル&ダズルもルシファーセレクトっぽい。さすがルシファーは趣味がいいなー!
ハズビン・ホテルに滞在して一週間のサー・ペンシャスが「ホテルの住人たちがナイスすぎる」「(油断させて)自分を殺そうとしているに違いない」「でもいつ?どうやって?」という疑心暗鬼から当然のように武器製造をしているが、ペンシャスの人生ってそんな過酷だったの?
優しくされることが裏切りの兆候だと思うような人生を歩んできたのにあんなにいい子なのだとしたら……泣いちゃう。
でもひとりだけずっとドラマチックだからドラマチックの一環なのかもしれない。
ちなみにこのシーンでペンシャスの背景にある馬の装飾、
この装飾は1x1から何度も登場しているのだが、こういうのを見ると「ブリッツに見せてあげたいなあ」と思ってしまう。
病気だ。
ブリッツがあまりにも馬好きすぎるので馬の意匠を見るとどうしても結びついてしまって困る。だってブリッツのig馬関連ばっかりだし馬見てる時のブリッツの目がキラキラしててかわいいんだもん……
TRUSTING 101
ヴァギーの仕切り方が軍隊式なのめちゃくちゃ笑った。
信頼関係を高めるような試みはチームビルディングの一環として会社でも行われるが、ステージの上から後ろ向きに倒れて受け止めてもらう、みたいなのはやらない。
ステージの上から倒れるのではなく同じ床の上に立った状態で後ろに倒れて受けてもらうみたいなのは小学生の頃に友達同士の遊びでやっていた気がする。
あとは海外ドラマで観たかな?MENTALIST?
今の職場はコロナ禍以降ほぼ100%在宅勤務になったので、同僚とは平気で四半期〜1年くらい会わないこともある。
我が社でもステージの上から倒れて受け止めてもらうくらいのことをやったほうがいいんじゃないか?(絶対にやらない)
web会議で画面越しに顔を見ることもあるが、顔出しは強制されないので声しか聞かない場合も多く、仕事終わりに飲みにいくこともほぼゼロ。
私は会社の人たちと飲みにいくのが大好きなタイプだったから少し寂しくはあるが、その分めちゃくちゃ交際費が減ったので別のことに浪費できるようになったのは嬉しい。
でもまあ信頼関係を高めるとか結束力を高めるみたいな時は絶対に身体を動かして何かしたほうがいいよね。調理実習みたいなのでもいいしオフィスの模様替えでもいいし。
みんなで模様替えやりなよチャーリー!
ていうか、ヴァギーがエギーズを預けに行った時のアラスターにちょっとだけ驚いた。
話しかけられる前のるんるん歌いながら食事している(激かわ)アングルとヴァギーに声をかけられて一瞬カメラがヴァギーに向き、再びアラスターに戻った時のアングルが違っていて、
「シャイニングかよ!」と思いましたね。
たしかにカメラ位置的にそうなるか……と納得したが、同じ構図の使い回しでもいいところをわざわざ角度の違う絵なんか用意して……あれだけ細部にいろんな描写を詰め込んでいるHH、HBのことだからなんか仕組んでるんでしょ!とこっちは疑心暗鬼である。
オーバーロード会議
エギーズとともに外出したアラスターが「久しぶりだね」みたいな感じで普通〜に会議に参加してるけど、アラスターってオーバーロードたちを惨殺してその悲鳴をラジオで流した悪魔だよね?
オーバーロード同士、仲間意識とかはないのだろうか?
ゼスティアルとカミラは互いにケアしあっているし、ロージーとアラスターも仲良しだし、それなりに親しみみたいなのはありそうだけど……
弱肉強食がベースにあった上での親しみなのか、あるいはオーバーロードの中でも疎まれていた悪魔たちをアラスターが始末したとかで現メンバーにはむしろ「よくやった」という感じで迎え入れられているのか。
ロージーはHH PILOT冒頭、Exterminationによって共同経営者のフランクリンを殺されているようだけど、悲しむでもなく笑みを浮かべたまま看板の連名を訂正していたから……
親しみがあってもまあ別に死んだら死んだで「あら〜お疲れ」という感じなのだろうか。
さて、肝心の会議は何の意味もなく終わったが、カミラとヴェルヴェット(+ゼスティアル)の曲は全員歌がうますぎた。
カミラとヴェルヴェットのパートで曲調を変えているのが面白い。
曲調とキャラクターを連動させて切り替えるのはよくあるが、カミラパートはラテンっぽくてヴェルヴェットはRB?
あんまその辺のジャンルの区別がつかないからよく分からないけれど、二人の歌を聴いてDestiny's ChildとMary J Bligeを思い出した。
「これ!」って感じの曲は思い出せなかったが、ヴェルヴェットのパートにしっくりくる曲があった気がしてずっとモヤモヤしている。
これは最近アップされたMary J. Bligeが超かっこいい(いつもかっこいい)曲。
Mary J. BligeとRemy Maの組み合わせはカミラとヴェルヴェットみたいだが、曲調は全然違う……思い出せなくてモヤモヤする……
一番近いのはDestiny's Childな気がするんだけど……
続いてゼスティアル+カミラ+ヴァギーの歌唱。
ゼスティアルの発声がすごくディズニーを感じさせるなと思った。
いやだからカミラ歌うますぎ。
声がかっこいい。
これまでは「どうせポジティブ曲でしょ〜〜」と思って適当に聞き流してしまっていたのだが、今回はちゃんと理解するために自分なりに和訳しながら聴いてみた。
ヴァギーのチャーリーへの感情はもはや母の愛も同然である。
カミラが娘たちを守りたいという母性の強さはキャラクターからも読み取れるが、ヴァギーが過剰とも思えるほどにチャーリーを愛しているのはなぜなんだろう。
ヴァギーとチャーリーとの出会いはシーズン1内のエピソードで描かれているが、ここまでの愛情を持つに至った経緯もいつか描かれるのだろうか。
NO BOND STRONGER than those formed through BONDAGE
冒頭のTRUSTING 101から派生し、エンジェル一押しの「絆を強めるためのカリキュラム」としてBDSM会場に来た一行。
1x1で登場したSMカップルがここでも再登場している。
BDSMがエンジェルおすすめなのはいいが、エンジェルは本当にBDSMが好きなのだろうか。
今後の展開をどう受け止めるかが多少変わってくるので、ポルノスターキャラでBDSMを紹介したのか本当にちゃんと好きなのかはっきりさせてほしい。
エンジェルは仕事関係で虐げられている場面が多すぎる。
それを100%虐げられていると感じるのか20%くらいはBDSMフィルターにかかって80%くらいのしんどさなのかあるいは50%以下なのかを把握しておきたい……つらい……
ちなみに、ホテルに戻ってからのTRUSTING 101カリキュラムの一環で放り出された地獄の1シーンに一瞬ブリッツとモクシーかと思ったけど拡大したら全然違った、というインプがいたので残しておきたい。
そういえば、M&M夫妻やこのインプたちは髪の毛があるけどブリッツ、バービー、フィズはないよね?ブリッツのママも髪があるし、パパはもみあげみたいな模様があるから微妙だけど……どういう違いなんだろう。
頭髪のないインプって割と希少種だよね。
余談
趣味で独学していたくらいスペイン語が好きなので、ヴァギー、ヴァレンティノ、カミラがスペイン語を入れて喋ってくれるのがすごく嬉しい。
元はレゲトンが好きで徐々にスペイン語に入っていったが、少しずつ言葉の意味が分かってくると英語詞の曲に感じたよりもさらに「おいおいすげえ内容歌ってんな」となる。
変に口ずさんだりしない方がいいということを学んだ。
ちなみにヴァギーがたまに言うpendejoはburn noticeの某回によって覚えたのだが、burn noticeはマイアミが舞台なだけあってラテン要素も強く、ラテン音楽やスペイン語がちょいちょい出てきて楽しい。