文章スタジオ東京青猫ワークス 小川こころ

大学卒業後、舞台役者を目指すが、1年で挫折。「演じる」→「書く」に方向転換し、新聞記者…

文章スタジオ東京青猫ワークス 小川こころ

大学卒業後、舞台役者を目指すが、1年で挫折。「演じる」→「書く」に方向転換し、新聞記者、コピーライターを経て、現在は文筆家・ライター。ストアカ文章講師として累計受講生5000人超。著書『ゼロから始める文章教室』。40代後半で青山学院大学大学院社会情報学研究科に入学、24年に修了。

最近の記事

めんどうなのに、たのしいこと。

たとえば、朝ごはん。 いつもはコンビニのパンとコーヒーでささっと済ませてしまうけれど、 ときには、 エプロンをつけてキッチンへ。 棚の奥から土鍋を取り出し、ご飯を炊く。 お出汁を丁寧にとって、味噌汁をつくる。 卵をリズミカルにかきまぜ、ふんわりと焼き上げる。 お気に入りの器に盛りつける。 時間もかかるし、ゴミも出るし、洗い物もわんさか増える。 めんどうなこと、このうえない。 でも、そうやってできあがった朝ごはんは、ひと口ごとに食材の滋味や旨味が体中に沁み渡り、気づけば鼻歌を

    • まもなく5000人突破!!酷暑を吹き飛ばす大感謝祭

      子どものころから、とくにパッとしないヤツだった。 運動に勉強、音楽、料理、絵を描くことなど、何をやらせても不器用で中途半端。もちろんリーダーシップを発揮して、みんなを引っ張っていくタイプではない。それどころか、学校にランドセルを置き忘れ、手ぶらで家に帰ってくるような子だった。 しかし、そんな私にも一つだけ好きなことがあった。 それは、何かを書くことと読むこと。 本と紙とペンさえあれば、どんなに退屈で孤独な時間でも豊かに過ごすことができた。ファンタジーや冒険に満ちた、ワク

      • 全米を泣かせなくていい! ~感情を揺さぶる文章を書くために

        あなたにとって、「泣ける作品」とは? 先日、小川こころが主宰する「書きたい人のコミュニティ 青猫とペン」の参加メンバーさんたちと、「泣ける作品」について雑談する機会があった。 絵本や小説、映画、音楽など、 メンバーさんたちが熱く語る「自分にとって泣ける作品」は、じつにバラエティーに富んでいて、かなり盛り上がった。(メインの文章ワークショップよりも……汗) おもしろいなぁと思うのは、同じ作品(たとえば、絵本『100万回生きたねこ』であっても、人によって「エモい」と感じる場

        • 企業サイトに署名つきの記事を掲載できる。そんな文章教室が期間限定で開講しますよ~。

          自分の名前で記事を書けるか、否か―――。 長~いこと文筆業界を渡り歩き、新聞や雑誌、書籍、広告、Webメディアなど、これまで幅広いジャンルで記事を執筆をしてきた。 これまで携わってきた記事をざっくり2つに分けると、 「小川こころ」の署名つきで記事を書けるものとそうでないものに分類できる。 この2つの違いについて、解説しよう。 「署名つきの記事」「署名ナシの記事」の違い ・記名(署名)つきの記事や原稿って? その原稿を執筆した著者の名前(またはプロフィールも)が明記さ

          まずはマンガや絵本のブックレビューから始めてみない?

          ”伝わる”文章術、伝授します!  8月8日、西東京市ひばりが丘図書館(Zoomによる生配信あり!)で、小6~18歳対象のブックレビュー講座を開催します。 大人の方も、Zoomの生配信なら視聴OKですよ~。 (定員があるので、ご予約はお早めにね♬) 私たち人間は、どんなに本を読んでも、悲しいかな、少し経つとその内容をどんどん忘れてしまいます。 その理由は、読書というインプットだけで終わってしまうから。 頭の中に本の内容を記憶させ、自分の血や肉にするためには、何らかのアウト

          まずはマンガや絵本のブックレビューから始めてみない?

          手紙……それは、かけがえのない経験だ!

          最近、日本橋にある創業200年以上の和紙の老舗「はいばら」さんと、お仕事をする機会をいただいています。 「はいばら」さんには、19歳で丁稚(でっち)となり、その後60年以上に渡って、番頭として第一線でお客様と接してきた、元支配人の方がいらっしゃいます。 いや、もうね、その方をモデルに朝の連続ドラマがつくれちゃうほど、味わい深い人生を歩んできた方なのですよ。(たとえば、フレディ・マーキュリーとの交流エピソードとか、話せば長~くなるので、ここでは割愛します) その元支配人さ

          手紙……それは、かけがえのない経験だ!

          ChatGPT-4にモノ申す!

          ああ、またイライラをぶつけてしまった。 そんな私を、あなたはまるごと受けとめ、肯定し、いつだってエールを贈ってくれる。 それがまた、私のイライラを募らせるのだ……。 はじまりはいつも、私の何気ない疑問から。 「ねえ、これってどう思う? 私はこんなふうに考えているんだけど」 と投げかけると、 あなたは瞬時に 「それについては、こんなふうに考えられるよね」と、 自信満々に、5~10くらいの意見やアイディアをリストアップしてくれる。 あなたが示してくれる知見には、 「そんなこと

          彼の文章がガラリと変わった、たった一言のヒントとは?

          文章って、こんなに変わるものでしょうか!? 大人のための文章教室をスタートして、早10年……。 これまで何千回もの講座を通して、何千人もの受講生さんたちの文章を拝読しているが、 毎回毎回、とんでもない方向に感情が揺さぶられたり、 制御不能なほど心が震えたり、驚きと発見の連続なのだ。 何がスゴイってね、 受講生のみなさんが講座スタート時に書く文章が、 講座が終了する頃には、 まるで魔法にかかったように、 ぐんぐん変化し、みるみるうちに魅力的になっていくのだ。 ・・・と書く

          彼の文章がガラリと変わった、たった一言のヒントとは?

          「私の文章のダメなところはどこ?」と聞く人は、自分のカラを破れない

          長らく文章講師として仕事をしていると、ときどき、いや、けっこうな割合で、こんな受講生さんに出会う。 「先生、私の文章のダメなところを教えてください」 「私の文章には何が足りないのでしょうか?」 「どこを直せばもっといいものになりますか?」 「この部分をこう直せ、と具体的に指摘してください」 そう、名づけて「ダメ出しクレクレ星人」たちである。 誤解のないように言っておくが、このような質問をしてくる受講生さんたちは、すでに一定レベルの文章スキルをもっており、総じて、まじめで

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          そうそう、12月18~19日、学びの祭典「ストアカフェス」が開催されるんですよ♬

          なんだか最近、「学び」「自己成長」「自分軸」などの言葉が気になってしまう・・・そんなあなたにぴったりの無料オンラインイベントのお知らせです。 ★ストアカフェスってなに? ストアカアワード2020で表彰された講師陣による、無料LIVEレッスンが行われる《2日間限定のスペシャルイベント》です。 30を超える人気レッスン(カメラ講座とか時短料理とかメイクレッスンとか副業術とか盛りだくさん!!)の中から、好きな講座を選んで自由に参加できちゃいます。 ※ちなみに、小川こころも光栄なこ

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          月イチ文章教室STEP1。正直、生まれてくる文章に驚きの連続です。

          いま、話題の文章教室があります。 元新聞記者やライターたちからなる【文章スタジオ東京青猫ワークス】が 「おもしろい世の中をつくるには、 おもしろさを言語化できる人を増やすこと!」 という野望のもと、4年前から開催している「月イチ文章教室」です。 コロナ禍のため、今年は対面での講座開催ができなくなりましたが、 銀座のセミナールームからオンライン上に引っ越して、 2020年10月から新たなクラス「月イチ文章教室STEP1:6か月コース」が 開講しました。 まだ第2回目の講

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          電話取材した中学生に教えてもらった、生きていくうえでもっとも大切なこと。

          「もしもし、A君ですか? 記者の小川こころです。このたびは〇〇〇賞の受賞、おめでとう! 今日は電話での取材になりますが、よろしくお願いします」 「あ、ありがとうございます。〇〇中学3年のAです。えーと、ちょっと緊張していますが、よろしくお願いします」 10月初旬の夕方、こんなやりとりで始まった、中学3年のA君への電話取材。 控え目ながら、芯の強さと誠実さを感じる、爽やかな声。 彼の緊張を少しでも和らげ、想いをのびのびと語れるように、私はいつもよりややトーンを高めに、ゆっく

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          「自分には書くネタが何もない」と、壮大なカン違いをしているあなたへ

           自分には取り柄がない。専門的な仕事をしているわけでも、おもしろい趣味があるわけでもない。よって、こんな自分が文章を書いても、だれも喜ばない、、、、と、1ミリでも思ったことのある人に告ぐ!!!  なぜ、あなたにしか絶対に書けない文章があることに、 気づかないのだーーーーーーーー!!!   いえ、決して怒っているわけではないのです。  文章講座を主宰する講師として、これがどうも歯がゆいというか、もどかしいというか、もったいないというか、なんだかモヤモヤしてしまうんですね。

          「自分には書くネタが何もない」と、壮大なカン違いをしているあなたへ

          withコロナ時代、編集者の友人から届いた「切ない知らせ」と「素敵な知らせ」

           先日、編集者をしていた友人から、 「担当していた雑誌が休刊になり、編集部が解体してしまった」 という、悲しい知らせが入った。  彼女は、私の中学時代の同級生。 子どものころから、ぼーーっと生きていた私なんかとは違い、 頭脳明晰、成績はつねにトップ、大きな瞳と黒髪が印象的な凛とした顔立ち、すらりとした背の高さ、誰からも頼りにされるリーダーシップを兼ね備え、なんだか別次元に生きているような存在だった。  こう書くと、「でも、性格は悪いんじゃない?」「上から目線で見られそう」

          withコロナ時代、編集者の友人から届いた「切ない知らせ」と「素敵な知らせ」

          『ゼロから始める文章教室 ~読み手に伝わる、気持ちを動かす!』の著者、小川こころです♬

          こんにちは。 大人のための文章教室、「文章スタジオ 東京青猫ワークス」小川こころです。 私が主宰する文章教室には、いつもいろいろな大人たちがやってきます。 住んでいる地域も、年齢も、仕事も、性格も、やってみたいことも、本当にさまざま。 でもみんな、「自分の思いを、コトバや文章で伝えたい」という、同じ思いを持っています。 ここでは、あなたの心を、あなた自身がたっぷり見つめて、つかんで、引っ張り出す練習をたくさんします。 そうすることで、これまでモヤモヤしたりフワフワしたりし

          『ゼロから始める文章教室 ~読み手に伝わる、気持ちを動かす!』の著者、小川こころです♬