戌/猫宮乾(青猫會)

小説関連の活動記録等です。 時猫、ぬい、仔猫、糸宮むぎ、ゐNu等の名義でも活動しています。 サークル名は青猫會です。 mail:itomugi1128@gmail.com お仕事募集中です(商業) 最近は、ADV(ゲーム)を作っています!

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  • 雑記

    Kindleの無料セール情報や、アンソロ参加、その他思いついた事など、雑記(日記)全般です。

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  • 水底のCat★Star

    お知らせと拍手お返事。Kindle情報や商業情報、同人誌情報などを載せる事もあります。作品について語ることなどもあります。

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    お知らせと拍手お返事。Kindle情報やSS、同人誌情報などを載せる事もあります。作品について語ることなどもあります。

  • 【ホラー】甘いマスクは、イチゴジャムがお好き

    マスクと呼ばれる怪物の捜査・排除を担当している特殊捜査局の、梓藤冬親の日常のお話です。ある日、遮光カーテンの片側を閉め忘れて寝起きが最悪なところに、親友で同僚の斑目鷹瀬が仕事の話を持ってやってくる。そんな日常を繰り返したある日、被害者遺族の高雅伊月が新配属されてくる。ベテランの坂崎孝介や、情報処理が得意な静間青唯と共に、マスクがいると濃厚な学園で捜査を行ったり、廃倉庫で捜査を行ったり、ビルや美術館で捜査を行うなどし、仲間を次々と失っていく中で、新配属された西園寺色を少しずつ頼りにしていくお話です。

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【予約開始】最恐剣士はセックスLv.もMAXなんて、これだからガチ勢は困りますっ !(2023/1/14発売・電子書籍)

お世話になっております! 2023/1/14に、エクレア文庫さまより、「最恐剣士はセックスLv.もMAXなんて、これだからガチ勢は困りますっ !」という電子書籍を分冊配信していただきます。これも応援していただいた皆様のおかげです。本当に有難うございます!  本当に素敵な表紙は、こゆきまや先生が手掛けてくださいました!  こゆきまや先生のツイッター(@koyukimayaya)  誠にありがとうございます! 「最恐剣士はセックスLv.もMAXなんて、これだからガチ勢は困りま

    • 【またしても…】入院したりしていました!【…今年二回目(お盆から9/24)】

      はじめに タイトルの通りで、お盆から9/24まで入院していました。今回はちょっとお盆に具合悪くなって救急にいってそのまま入院となったのですが、検査をした結果、重度(?)の貧血と判明して、体の各所の検査をしていたら、退院が伸びてしまい、一ヶ月半ほど入院していました。大体一週間に一カ所の検査をしていた感じです。  中でも大腸カメラは、口から飲んだのに、1.5リットル飲んでも出ず、汚い話ですが出ず、吐き気に襲われ、やりなおすことになり、二週間後から気合いを入れて準備をして望む形

      • 【児童小説】小説について相談にのって頂いたお話

        はじめに まだ結果などはだいぶ先というか、公募期間中ですが、これはアルファポリスのきずな児童書大賞や、カクヨムと魔法のiランド経由でも応募可能な角川つばさ文庫小説賞のお話に関連した、児童小説のお話となります。今回私は、今現在はアルファポリスの方にエントリーしておりまして、つばさの方検討中です。今回はそれらのお話を含めた、小説の相談にのっていただいたお話となります。  今回相談にのって下さったのは、編集者の栞様です。  @Bookmark_ya / @bookbase_sh

        • 創作モチベーション維持の講義を受講してみた感想(メイン講師DK先生:ゲスト講師Wack先生)

          はじめに まず一番最初になのですが、この講座を受けた動機は、私が一瞬BBの編集をしていたからであったり、DK先生が関わっておられ――という理由では一切ありません。元々ある方に、DK先生のお話が勉強になったと伺って気になってXを見に行き、すごく私も勉強になると思ってフォローさせて頂いたのがDK先生を知った契機で、期間などまるでかぶっておりません。  それを前提にして、以下、受講しようと思った理由などです。 受講しようと思った動機 まずその日、私は珍しく(?)XのTLをじっ

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          【6/25】水底のCat★Star(雑記)

           一日遅れておりますが、note更新です。  小説の方は、短編を二つ日曜日に更新しておりますので、宜しければご覧下さい!  そろそろサイト限定(先行)の小説を書こうと、マイペースながら考えています。ただFANBOXでも先行の小説を書こうと思っているため、どちらから書こうか悩んでいる次第です。(両方書きますが)  異世界ファンタジーを予定しています。書きたいものが色々ありすぎて悩むこの頃ですが、マイペースに頑張ります!

          【6/25】水底のCat★Star(雑記)

          【6/25】晴れ時々ネコ。(雑記)

           一日遅れてしまいましたが、今週分の雑記です。  本当はスーサイド・シフトか、配意、学園王者のいずれかを更新しようと思っていたのですが、日付が変わってしまいました……来週こそはと思います。  最近は風紀委員長受けを多めに書いていたので、風紀委員長攻めといいますか、会長受けをそろそろ書きたいなと思うなどしている今日この頃です。  今回はnoteも短くなってしまいましたが、現状はこのような感じです!

          【6/25】晴れ時々ネコ。(雑記)

          【甘いマスクは、イチゴジャムがお好き】第37話

          『  梓藤冬親 様  最初に始まる言葉を、色々考えたのですが、思いついた言葉は一つだけでした。  苦しんで死ね。  ただの死ねではありません。どうぞ限界まで苦しみぬいて、死んで下さい。  ありとあらゆる痛みを浴びて、気がおかしくなりそうな死因であることを祈ります。  嘘です。  正直、腕を失って考えました。痛みとは、こんなにも苦しかったのかと。それも幻覚なので、鎮痛剤が効きません。恐らく、そう遠くない未来に、俺は死んでいると思います。  ただ、一つだけ、お伝えしたこ

          【甘いマスクは、イチゴジャムがお好き】第37話

          【甘いマスクは、イチゴジャムがお好き】第36話

           一ヵ月後、冬本番が訪れた。凍てつく寒さのその日、梓藤は西園寺のお見舞いにきた。本部にいても、排除に出ていても、いずれにせよ誰かが、連絡が来た時は対応する必要があるため、現在は梓藤のスマートフォンに全てを転送する設定にしてある。AIドローンより便利だ。 「もっと早くこうしていればよかったな」 「俺はそうは思いません。仕事中毒に拍車がかかってます」  病室できっぱりと西園寺が述べた。梓藤は苦笑を返しておいた。  それから、気を取り直して言う。 「そう思うなら、さっさと退院

          【甘いマスクは、イチゴジャムがお好き】第36話

          【甘いマスクは、イチゴジャムがお好き】第35話

           静間の自殺から、二週間が経った。  また、冬が来た。  既にこの一係に来てから、何度目の季節の巡りなのかを、梓藤は思い出せなくなりつつある。瞬きをする間に、外の景色など変わってしまう。だというのに、どの季節にも、必ず思い出が良くも悪くも付随するから、たちが悪い。  窓の前を歩きながら、梓藤は溜息をついた。最初は、何度か窓を見てしまったのだが、静間が落ちてくることは、当然二度と無かった。 「……悪夢にもならないしな」  そう呟いた梓藤は内心で、忘れたはずの班目と静間の死

          【甘いマスクは、イチゴジャムがお好き】第35話

          【甘いマスクは、イチゴジャムがお好き】第34話

           この日、梓藤は医務室へと顔を出した。人生で二度目だ。  あの榎本という医師は、もう己のことなど覚えていないだろうと思いつつ、受付をしてソファに座って待っていた。すると名を呼ばれたので、診察室へと入る。 「随分とお久しぶりですね、梓藤さん。また誰か亡くなったの?」 「ああ、日常的に誰かは死んでいる。今回は俺の相談ではなくて、診てほしい人間がいて、相談に来たんだ」 「ふぅん。それなら予約を自分で取るのじゃなく、連れてきてくれたらいいのに」 「それが難しいんだ」 「何故?」 「

          【甘いマスクは、イチゴジャムがお好き】第34話

          【甘いマスクは、イチゴジャムがお好き】第33話

           それから二週間が経過した。  あれ以後、嶋井と宝田が真面目に取り組むようになり、西園寺の教え方も上手いので、二人は知識をつけていったし、射撃訓練もなんとか嶋井の方も様になってきた。そんな新人二名は、本日は非番である。教えている姿を見ると、西園寺はその方向にまで才覚があったのかと驚かされる。  そこへ一報が入った。 「動物園……? しかもライオンがいる? 三頭? どういう状況なんだ?」  電話の主の最初の説明では、梓藤は状況がくみ取れなかった。だが落ち着けるようにして話

          【甘いマスクは、イチゴジャムがお好き】第33話

          【甘いマスクは、イチゴジャムがお好き】第32話

           人員が漸く補充されたのは、次の秋が深まった頃だった。 「初めまして、嶋井弘庸です。宜しくお願い致します」 「同じく宜しくお願いします。宝田迅です」  嶋井の方は、警察庁長官の次男だ。くれぐれもよろしく頼むと言われたが、梓藤はきちんと危険な部署であるため、命が保証できない点を伝えた。電話越しに、長官は焦ったような様子だったが、気にせず梓藤は通話を切った記憶が鮮明にある。  宝田の方は、嶋井の付き人らしい。だが付き人というのが、どういう職務なのかを、いまいち梓藤は把握でき

          【甘いマスクは、イチゴジャムがお好き】第32話

          【甘いマスクは、イチゴジャムがお好き】第31話

           翌日――実を言えば、梓藤は珍しく本部に行くのが億劫だった。  身内を疑いたくはないが、潔白を確認しておく必要がある。坂崎の例があるからだ。そのため、到着してから、二人がいるのを見て取り、指輪を外すタイミングを探った。同時に、自分が指輪を日常的にしていて不自然ではないかと考え、二人の指を見てみれば、静間は右手の人差し指と薬指にいくつか嵌めていて、意外なことに西園寺も左手の薬指に指輪を嵌めていた。これならば、己が嵌めていてもおかしくはないだろと、梓藤は判断する。  そしてその

          【甘いマスクは、イチゴジャムがお好き】第31話

          【甘いマスクは、イチゴジャムがお好き】第30話

           坂崎の葬儀は、行われなかった。  ひっとりと火葬場に運び込まれた後、今は無縁仏として処理されているそうだ。  場所は梓藤も聞いていない。聞く必要性を感じなかったからだ。どうせ、墓参りには行かない。既に班目の墓にも、梓藤は長らく足を運んでいない。前を見て進むことにした以上、死者への祈りは不要だと考えている。  会議を終えた梓藤が本部に戻ると、西園寺が不在だった。時計を見上げ、昼食に出たのだろうと考える。その時、椅子を動かして、静間が梓藤を見た。その表情には笑顔が浮かんでいる

          【甘いマスクは、イチゴジャムがお好き】第30話

          【甘いマスクは、イチゴジャムがお好き】第29話

          「坂崎さん、その手、どうしたんだ?」 「――ん?」  唐突に梓藤に問いかけられ、顔が強ばりかけた坂崎は、知らんぷりで首を傾げる。 「絆創膏だらけじゃないか……ガーゼと包帯もしてるし……」 「ああ、これか」  やっと気づいたという顔で、坂崎は苦笑した。 「ほら、家内が亡くなってから、料理に必死なんだよ。これまでの人生で料理なんて一度もした事が無かったからな。いやぁ初体験で傷だらけだ。ただ、少しずつ上達してるんだぞ?」 「へぇ。得意料理は?」  静間が尋ねると、坂崎が瞬

          【甘いマスクは、イチゴジャムがお好き】第29話

          【甘いマスクは、イチゴジャムがお好き】第28話

           その日の帰り道、無表情でスーパーに立ち寄った坂崎は、イチゴジャムとブルーベリージャムとマーマレードジャムとバターを購入した。他には食パンを。  どこか青ざめた様子で帰宅した坂崎は、他のおかずを用意してから、透の帰りを待った。 「ただいま」 「おう、おかえり」  にこやかに出迎えつつ、いつも以上に明るくなってはいないか、不自然ではないか、と、坂崎は考える。もしイチゴジャムを選んだならば――やはりどう頑張って忘却しようとしても、昨日しっかりと見た上に、状況証拠もあるどころ

          【甘いマスクは、イチゴジャムがお好き】第28話