扇風機買った。夏の終わりに「今さら...」の理由。
「え、今さら扇風機?」
そう、自分でもそう思う。もう夏も終わりが見えてきた頃に買ったんですからね。
今年の京都の夏は、本当に厳しかった。連日流れる猛暑のニュース。茹だるような暑さの中、エアコンだけで耐えようとした私。
いや、正確にはエアコンと「ダイソンの羽根のない扇風機」への淡い期待を抱きながら。
そう、私はダイソンの抽選に応募していたのだ。
当選すれば、スタイリッシュな扇風機と共に、この酷暑を乗り切れるはず…そう信じていた。
けれど、現実は甘くなかった。
「当選は発送をもってかえさせていただきます」の言葉通り、一向に届く気配のない扇風機。
待ちくたびれた私は、ついに悟った。「これは、もう無理だ」と。
そして、私はヨドバシカメラ京都店へと向かったのだった。
家電量販店の扇風機コーナーは、まるで竹林のように所狭しと並ぶ扇風機たち。その多様さに、私は一瞬たじろいだ。
サーキュレーター?
リビング扇風機?
タワーファン?
どれを選べばいいのか、さっぱり分からない。
「とりあえず安いからこれでいいか」
そんな軽い気持ちで選んだサーキュレーターが、すぐに壊れたのは苦い思い出だ。
今回は、ちゃんと調べてから買うことにした。
重視したのは、「上下左右の首振り」「風量調節」「ファンの大きさ」の3点。
部屋の隅々まで風を届けるために、上下左右に首を振ってくれるものがいい。
風量も細かく調節できるものがいい。
そして、ファンの大きさは、風量と静音性のバランスを考えて選んだ。
数ある扇風機の中から、私が選んだのはSirocaの「SF-C223」。
決め手は、まさに上記の3点を満たしていたからだ。それに加えて、リモコン付きで操作が簡単、コンパクトで場所を取らないというのもポイントが高かった。
ヨドバシカメラの扇風機コーナーで、店員さんに相談しながら決めた。他の候補と比べても、SF-C223の静音性の高さは際立っていた。
扇風機を買ってから、私の生活は一変した。エアコンの設定温度を2℃上げても、快適に過ごせるようになった。電気代の節約にもなるし、何より体に優しい。睡眠中も、扇風機の優しい風に包まれて、ぐっすり眠れるようになった。
扇風機を買ったのは、夏の終わりかけ。正直、もっと早く買えばよかったと後悔している。
ダイソンの抽選に夢を見ていた自分が、今となっては少し恥ずかしい。
それでも、扇風機のある生活は想像以上に快適だった。エアコンとの合わせ技で、残暑を快適に過ごすことができそうだ。
そして、来年の夏も、きっとこの扇風機が活躍してくれるだろう。
もし、あなたがまだ扇風機を持っていないなら、そして、もしあなたが私と同じように「夢」を見て時間を無駄にしているなら、ぜひこの機会に現実を見てほしい。
扇風機は、きっとあなたの生活を豊かにしてくれるはずだから。
今日も元気に楽しく