vol.52 お気に入りのクリアファイル:ミュシャ《月と星》
先月のnoteでは、私が展覧会へ行った時にたくさん集めてしまう、平べったいものたちとして、ポストカード、チラシと作品リストについて書きました。それに加え、集めているもの、まだまだありました。クリアファイルです。
クリアファイルは、ポストカードとチラシと比べて、集めている数は少ないのですが、「クリアファイルも平べったいから、かさばらないし、作品を振り返るときにささっと取り出せる!」と思い、集めています。ファイルひとつひとつがかさばらなくても、たくさん集めればスペースを取りますね…。でもクリアファイルを手に取ると、展覧会で作品を観た時の気持ちを思い出せるので、集めることが好きです。
今日は、お気に入りのクリアファイルを紹介します。2013年開催の「ミュシャ」展で購入したファイルです。1902年、アルフォンス・ミュシャが発表した《月と星:月、明けの明星、宵の明星、北極星》の下絵がクリアファイルに印刷されています。
日没後から明け方の時間帯の空を背景に、4人の女性が月や星を表現しています。女性の肌が星の光で照らされている描写が好きですし、絵から夜の静かで澄み切った空気を感じることができ、作品を見ていると気持ちが落ち着きます。
私は、この4つの絵のなかで特に《月と星:月》が好きです。(一番目の写真の左の絵のことです)女性の後ろに描かれている月が後光みたいで、女性がより美しく輝いているようにみえるからです。
月光はギラギラ光るのではなく、静かに光っているようにみえ、神秘的な印象を受けました。この絵の女性たちがとても魅力的で「私もこの絵の女性のような、落ち着きのある、素敵な女性になりたい!」とこのファイルを手に取るたびに思います。
このクリアファイルが好きなのは、作品が好きということ以外にも、ファイルの質感もお気に入りです。ファイルはつるっとした光沢感のある質感ではなく、少しスモーク?のかかったざらっとしています。つるっとした質感ですと、指紋が残りやすく、もしかしたら作品の世界観を邪魔してしまうのかもしれません。この水色のスモークっぽい質感ですと、指紋もくっきり残らないですし、作品の微妙な色合いを掻き消さないような気がします。
《月と星:月、明けの明星、宵の明星、北極星》のグッズ、もっとあれば良いのにな〜と思ってネット検索したら、なんと数日前にこのシリーズをモチーフとしたグッズが販売開始していました!
特に香水が気になります。香水は4つお試しセットでの販売もあるし、単品でも購入できるみたいです。欲しい…。来月は私の誕生日なので《月と星》シリーズのグッズを自分へのプレゼントに買おうかなと考え中です。
参考文献:
[1] 日テレ. “ミュシャ財団秘蔵 ミュシャ展-パリの夢 モラヴィアの祈り”. 2013.
https://www.ntv.co.jp/mucha/works/detail14.html, (参照 2024-10-20).
[2] MUCHA. “”2024 Holiday Collection“ The moon and the stars”. 2024.10.02.
https://alphonsemucha.jp/Page/LP/2024/1016_moon/?plan=MC241002MOON, (参照 2024-10-20).
[3] alphonsemucha_official.“美術館でアートを鑑賞するように、宵の明星・月・北極星・明けの明星の香り4種を楽しむミュージアムボックス。…”.Instagram. 2024.10.20.
https://www.instagram.com/p/DBQgy14zaRK/, (参照 2024-10-20).