詩詞評|『Gas Panic!』Oasis
作品紹介『Gas Panic!』は<苛まれる罪の意識との葛藤>を描いた作品です。それはどんな罪かというと、作品を吟味する限り、よく分からないというのが妥当だと思います。というのは、主人公自身がはっきりとした心当たりはないと言っているからです。これがネックとなり、この歌はそのストーリーへの具体的な言及が難しいものとなっています。つまり、解釈の余白を多分に含んだ楽曲となっています。
ただ、サビにあたる歌詞は、それ自体独立で抜き出しても通用する上、非常に示唆に富んだものとなってい