飯尾裕光/Hiromitsu Iio

1975年生まれ。「自然食品・天然雑貨のお店 株式会社りんねしゃ」の2代目。株式会社みんパタプロジェクト代表。愛知に市民参加型体験農場、北海道に除虫菊と薄荷栽培、地元飲食店を運営する二拠点有機複合農場を運営。私立愛農学園農業高等学校副理事長、(公社)全国愛農会会長兼務。

飯尾裕光/Hiromitsu Iio

1975年生まれ。「自然食品・天然雑貨のお店 株式会社りんねしゃ」の2代目。株式会社みんパタプロジェクト代表。愛知に市民参加型体験農場、北海道に除虫菊と薄荷栽培、地元飲食店を運営する二拠点有機複合農場を運営。私立愛農学園農業高等学校副理事長、(公社)全国愛農会会長兼務。

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プロローグ1 山を学ぶ?いや、人を見つめたいんです。

きのこの採り方を学ぶわけではない 滝上のキノコ仙人タケゾウさんを対象にクラウドファンディングする事には、やはりそれなりにためらいもありました。そして、やっぱり想像していたとおりに、 「そもそも、山とはそんなに簡単に教えてもらうもんじゃない。自分で何度も何度も足を運び、自身で獲得していくものだ。」とか、 「山を教えて貰ってキノコを採って、利益が出るのだから、教えてもらう人が身を切るべきでは?」 等の、貴重な意見も貰いましたね。 ぼくも、全くその通りだと思っている側面が

    • 農業少年のまま、大人になった似た者同士は話が尽きない、池添さんと僕。

      似た者同士友人 久々に、たねとり農家で、たねとり自給生活というYouTubeチャンネルを開設する池添さんに会いに行った。 三重県松阪市の奥地、宇気郷村(うきさとむら)まで、片道2時間。 FBでたねとり学校計画に乗っかりたいという想いと、そのための施設の改装お手伝いのつもりだったのだけれど、間に合わず、着いたらすでに終わってた(笑)。 おかげで、二人でたっぷりお話しできた。 たねとり農家で有名な池添さん、そんなに何回もあってないし、ゆっくり話をしたこともあまりないけど、

      • 「放牧中止」起案から 文言削除までを考える(全国愛農会月刊誌7月号寄稿文転載)

        放牧ができなくなる?  六月一日、びっくりする情報がSNSを通じて回ってきました。「農林水産省は感染症予防対策としての家畜放牧禁止を見直して下さい!」というタイトルのオンライン署名キャンペーンで、発信元は「放牧養豚を守る仲間たちの会」という放牧養豚農家のグループのようでした。  その呼びかけ文には以下のようなことが書かれていました。 ◎豚コレラの感染拡大を受けて農林水産省は家畜飼育のルールを定めた「飼養衛生管理基準」を大きく改定しようとしている。 ◎これによると感染病

        • 再生

          各務原自然体験塾特別講座② 鶏の解体ワークショップ(お肉編)

          毎年恒例、各務原暮らし委員会主催の自然塾特別講座「解体とジビエに学ぶ」の様子です。僕が担当している鶏の解体ワークショップと自然遺産の森にある古民家のかまどと囲炉裏を使た料理を3回に分けてまとめました。 第②部は絞めた鶏がお肉になっていくプロセスをまとめました。

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        • 食・農・暮らし
          2本

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          自然体験塾特別講座① 鶏の解体ワークショップ

          毎年恒例、各務原暮らし委員会主催の自然塾特別講座「解体とジビエに学ぶ」の様子です。僕が担当している鶏の解体ワークショップと自然遺産の森にある古民家のかまどと囲炉裏を使た料理を3回に分けてまとめました。 注:首を切るなど血が出るシーンは省いています。

          自然体験塾特別講座① 鶏の解体ワークショップ

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          北海道滝上農場【放牧たまごの学び】

             季節の変わり目になると、滝上農場の有精卵「放牧たまご」に、血の混じる血判や、びしゃびしゃに溶けてしまったような水様卵がみられます。また、赤玉の卵(殻が褐色の卵)に多く見られる特徴でもあります。 ごく稀に出血のひどい卵や、大きな塊が混入している卵があります。  これは、鶏のストレスが影響した結果で、ケージ飼いや無精卵の平飼いよりも、有精卵に多く見られますが、オスを一緒に飼うことが要因になる、有精卵ならではの、メスのストレス増加が原因と言われていますね。 ●有精卵ならで

          北海道滝上農場【放牧たまごの学び】

          My醤油、Your醤油、Our醤油を作る喜び

          【自分で作る醤油はまずいという原体験】  幼少のころ「米・味噌・醤油」が作れれば、自立して生きていく術を知っている事と同じだと、教えられた。その中でも圧倒的難しさを誇ったのが醤油つくりであった。  醤油つくりを習得する経緯で大きなハードルは毎日の管理と搾りの難しさ。醤油を手作りする場合、毎日毎日飽きもせずかき混ぜ続け、ようやく出来上がったもろみから醤油を搾るのだが、ふつう、一般家庭では布で超す程度の事しかできない。せいぜい、自重でぎゅっと絞るくらい。そしてこの方法で絞った

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          中国CSA(community supported Agriculture)レポート

          【中国有機農家訪問レポート】 昨年11月と12月に中国北京市と、広州市を訪問し、現地の有機農家グループと交流を持ちました。また、交流するだけでなく、いま、新たな有機農業の大きな流れとなっているCSA(community supported Agriculture)農業の中国全国大会に、研究者の一人として参加しました。中国の農業に大きな変革が起きており、その流れを実際に見ることでアジア全体の農業が見えてきます。 ●北京市郊外 Shared Harvest Farm   この農

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