必笑 : なかなか売れないけど面白いおすすめ燻り芸人たち
皆さんこんばんは。翔平です。
今回はM-1の記事以来にお笑いの話を書いていこうと思います。
近年は第7世代なんて呼ばれる勢いのある若手から6.5世代のような体も張れる使い勝手のいい中堅まで様々なお笑い芸人が世に出ています。
そんな中堅若手の裏で、芸歴を重ねている割にイマイチ売れない、話題になりにくい、だけどもネタは面白いみたいな中堅ベテラン勢も多くいます。
彼らはトーク力の弱さや見た目のインパクト不足など様々理由があってバラエティ映えしないからテレビに出られないですが、地下や劇場版で長く揉まれてきただけあってネタの質は高いです。
最近でいえば、見取り図や錦鯉もこのジャンルから脱出してブレイクを果たしています(正直見取り図は今ここ数年の躍進がなかったらこの記事に書きたいくらいお気に入りでした…)
今回はそんな腕は良いけど表舞台に出てきにくい、そんな芸人たちを紹介して、少しでも皆さんに知っていただけたらと思います。
磁石
燻り芸人といえば?でまず名前が挙がるのが磁石。僕も個人的に大好きで単独ライブのDVDはよく購入しております。M-1決勝には縁が無かったものの類似番組のTHE MANZAIでは決勝進出3度、3度とも予選サーキットランキングは上位での進出とその実力は非常に高いです。
残念ながら決勝では印象的な活躍はできませんでしたがその実力を認めたオール巨人師匠が、当時芸人を辞めることを考えていたツッコミの佐々木君に「辞めたらアカン!面白い!」と引き止める程でした。
磁石の強みはなんといってもツッコミの佐々木君の上手さ。永沢君のどんなに雑なボケでも上手く拾い上げて笑いに変える腕前を持っています。自分のツッコミに前フリのボケを入れてそれに対してさらにツッコむツッコミの被せみたいな高等技術も見せてくれます。賞レースのような短い時間のネタよりも舞台やライブなどで見せる長尺のネタに定評があり、爆発力はないものの長時間飽きさせない腕は大したものです。
個人に目を向けても佐々木君はツッコミなのに私生活がだらしなくてバツ2だったり永沢君が酒に物凄く弱いのをいいことにライブの企画で酔わせた状態で漫才させてしまったりなかなかに面白いので皆さんにも是非見て欲しいコンビです。
数年前からYouTubeもしていて、漫才も数多く投稿しているのでご覧いただけたらと思います。
三拍子
燻り芸人枠において磁石と双璧を成す存在と言ってもいいのが三拍子。一発屋芸人量産事務所であるサンミュージックに所属する漫才コンビです。主に時事ネタ漫才を行っていて、時事漫才においては「ジェネリック爆笑問題」と言ってもいいくらい面白いです。(見た目もジェネリック感ありますし)磁石とは対照的にボケの高倉君の書くネタが素晴らしく、ややワードセンスに難のあるツッコミの久保君を補って余りある面白さです。
もちろん時事漫才だけでなく、リズムネタ漫才も得意としており、替え歌で徳川15代将軍の覚え歌や山手線の駅名覚え歌など、教養をつけてしまいそうなネタも秀逸で非常に面白いです。
こちらもYouTubeチャンネルを数年前から運営していて毎月のネタ投稿もしているので是非ご覧ください。
学天即
ここまで関東の漫才師を紹介してきましたが、関西における燻り芸人といえば学天即でしょう。前の2組と同じくM-1には縁が無かったもののTHE MANZAIでは何度も決勝に進出していて、予選サーキットランキングでトップを獲ったこともある実力者です。
ここも前2組と同じなんですが、賞レースで勝ち抜けるようなショートなネタよりも、劇場で長めにする中長尺の漫才を得意としていて、毎日見ても笑えるようなホッとする上方漫才になっています。
ツッコミの奥田君のクズなキャラクターが番組のコーナーになるなど個人の力も高いので今後もテレビで見てみたいコンビです。
ジグザグジギー
ここまでは漫才師ばかり紹介してきましたがコント師の中での燻り芸人といえばジグザグジギーでしょう。
日曜チャップリンにはしょっちゅう出ていたので知っている人も多いかもしれませんがそれ以外ではなかなか見る機会がないので書こうと思います。
ネタの特徴は一点突破ボケ型コント。1つのボケを最後まで押し切っていくスタイルでキングオブコント決勝にも何度も進出している実力者です。「何この握力」でまぁまぁスベったのを覚えている人もいる…かな?
日曜チャップリンに頻繁に出られるほどネタの豊富さも魅力なので是非見て欲しいです。個人的に好きなネタは出席確認ですかね。
夜ふかしの会
同じくコント師では多人数コント師の夜ふかしの会も面白いです。
元々はコントユニットではなく劇団として活動していて、キングオブコント決勝にも進出したことがある実力派です。数年前から事務所所属のユニットとして活動していますね。
多人数とドラマに出演したこともある演技力の高さを生かした奥行きのあるコントは非常に面白くてついつい見入ってしまいます。
ナベプロの公式チャンネルにネタ動画もあるので是非見て欲しいです。
個人的に好きなのは学級会のネタとそうっすねさんのネタです。
なすなかにし
正直ここに書くには迷うほどに最近ちょっと売れてしまったんですが、昔から好きなので書かせてもらおうと思います。なすなかにしです。
最近だと笑神様やうちのガヤなど見る機会が多いなすなかですが、ちょっと前までは本当に面白いけど売れない芸人の代表格でした。
いとこコンビらしい息のあったハモりが絶妙な挨拶漫才やオリジナルのゲーム漫才なんかは本当に絶品の面白さなので、是非検索して見て欲しいです。
ネイビーズアフロ
燻り…と呼ぶにはちょっと若いですが売れて欲しいという願望を込めて名前を出したいのがネイビーズアフロです。
神戸大卒の高学歴コンビで、皆川の滑舌の良さとネタのセンスが光る新進気鋭の若手コンビです。
知名度がそれなりに高い割に賞レースでは芳しくない結果に終わっていてもうひと伸びしてほしいですね。
個人的に大好きなのが天使と悪魔のネタ。こんなに面白い漫才できるなんて…と感動してしまうくらい面白かったのを覚えています。
まだまだ若いのでこれからもイケイケドンドンで売れて欲しいですね。
以上になります。いかがでしたでしょうか?
知名度はなくても面白い芸人はまだまだたくさんいるので、皆さんもお気に入りの芸人を見つけてみるのもいいかもしれません。
それでは…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?