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AOITのタブレット研修の進め方と内容について(後編)

自己紹介

こんにちは。NPO法人あおもりIT活用サポートセンター(以下AOIT)の松野です。
前編ではいま最も私が時間をかけて取り組んでいる​​、操作が苦手な人を対象にしたタブレット研修事業について説明をしました。今回の後編では、タブレット研修を運営して得た個人的な気づきや学びについてお伝えします。私としては初めての研修運営だったので、準備から当日までに学ぶことが満載でした。
まだ前編をご覧になっていない方は、そちらを先にご覧いただいてから後編を読んでいただければと思います。
(※当事業は、青森県令和6年度労働力調査合同指導会に係るインターネット回答体験講習支援業務・青森県令和6年度都道府県別登録調査員研修に係るインターネット回答体験講習支援業務を受けて実施しました。)

研修を通じて得た気づき

開催までの進め方に関して
運営として進め方や振る舞いを事前にイメージしながら、当日に臨むことができました。一番驚いたことはリスクを回避するための入念な準備です。
当日利用するタブレット(Apple社のiPad)は、100%充電した状態でスタンバイすることや、キーボード配列をローマ字入力に統一すること、事前に用意したモバイルルーターへのWi-Fi接続を済ませるなど操作する人が困らないようにするための配慮が隅々にありました。加えて、主催者である県の担当者と事前打ち合わせをする中で仕様書の確認や、研修の目的など、押さえるべきところや注意点を整理し、当日を迎えるまでに何度もチームで確認しました。
メールのやりとりも慣れていない私にとって、担当者とのやりとりを行うことはとても新鮮で、ビジネスメールの適切な文章を考える学びの場にもなりました。

当日を迎えて
機材リストやタイムスケジュールをもとに前日から準備を始め、当日をむかえました。
研修当日には、会場の導線確認、モバイルルーターの回線速度に問題が無いかの確認、研修開始前には、お昼休憩の時間を踏まえて会場入り時間を考えるなど、県の担当者と打ち合わせで確認をしながら、運営者として円滑な進行を強く心がけました。機材を運ぶ力仕事もあったので、体力も必要だと痛感しました。

受講者とのコミュニケーション
今回のタブレット研修は青森県内3箇所で実施したため、開催場所によって受講者の年齢層や操作レベルは異なります。受講者一人一人のレベルと動きに応じて、キーボードの使い方やフリック操作の仕方を確認しながら、丁寧に実演し、サポートに努めました。
サポートをする中で、熱心にタブレット(Apple社のiPad)の使い方を聞いてくれる方もいて、私としても熱意を持って向き合うことができ、やり甲斐のある時間でもありました。

今後の事業に活かすために

仕事の進め方
今回運営をして思ったことは、事前準備が特に大事ということです。
業務に漏れや不備が無いように、メンバーや担当者とのコミュニケーションを取りながらタイムスケジュールの作成していくことをこれからの業務で積極的に実施していきます。

受講者とのコミュニケーションを通して、理解してもらいやすい話し方
説明をするなかで鍛えられた点は、タブレット操作を理解してもらう伝え方です。
タブレットの操作や、設定方法を教える際にはどうしても伝わりづらい専門用語を使ってしまいがちです。専門用語を使うと、わかりやすく伝えることも難しくなってしまうので、研修では専門用語を使わずに、言葉を選んで説明しました。例えば、フリック操作という言葉だと伝わりづらいので、「キーボード画面の、ここのボタンを長押しして、右側か左側にずらして指を離すとすばやく文章が入力できますよ。」と言ったような言い回しをすることで、わかりやすく伝える工夫をしました。
今後の事業で、県や受講者とコミュニケーションをとる際は、わかりやすい言葉選びをすることと、相手の反応を伺いながら話すことを意識したいと思います。

最後に

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
今後もAOITの取り組みやデジタルに関連した記事をお届けしますので、どうぞよろしくお願いします!