運営側のホンネ、教えます！3年目に突入する「奥津軽ママICTワーカーカレッジ」とは？
Hello AOMORI!
デジタルで豊かな青森をつくる、NPO法人あおもりIT活用サポートセンター（以下、AOIT）の一戸 耕太（イチノヘ コウタ）です。
皆さんは、青森県西北地域県民局が主催している「奥津軽ママICTワーカーカレッジ」をご存知ですか？
この事業は、「奥津軽デジタル人財育成講座運営業務」の一環として令和4年度にスタートし、今年で3年目となるリスキリング事業。主に青森県西北地域在住で子育て中の女性の皆さんへ、リモートワークをはじめとする柔軟な働き方を実現するビジネススキルの学びの場として、AOITが運営をしてきました。
⭐️過去〜現在の「奥津軽ママICTワーカーカレッジ」一覧⭐️
今回はこの講座がどんなものか、そして3年目の講座実施を経た運営側のホンネをお話しします！
奥津軽ママICTワーカーカレッジとは？
「奥津軽ママICTワーカーカレッジ」（通称:ママカレ）は全10回の講座で構成されています。
はじめに基礎的なオンラインコミュニケーションやデジタルリテラシーを学習。その後、リモートワーク職として注目されている「オンライン秘書」の事務代行やSNS運用支援の業務で使用するオンラインツールを学ぶカリキュラムが組まれています。
初回は託児サービス付きのオフライン開催とし、その後の第2回から第9回まではオンラインで実施。オンライン開催の内容はアーカイブ動画を配信することで、繰り返し視聴による復習や、参加できなかった場合に後日の受講が可能となるようにしました。
また、Slackを活用して、講座終了後のフォローアップや課題・コンテストを実施しました。
これにより、現在の仕事や育児・家事と両立しながらもオンラインで学び続けられる環境を提供し、西北地域の女性がデジタルスキルを身につけ、キャリアを広げることを支援しました。
最終回では、修了証書を授与する修了式と、学びをシェアする交流会をオフラインで開催。令和4・5年度の参加者の中には、以上の全10回の講座や複数回のトライアルを経て、正社員や業務委託として実際にオンライン秘書業務にアサインする方々も輩出されました。
また、講座で学んだ知識を活かして動画編集案件に挑戦したり、ECサイトを立ち上げた方もいます。令和6年度の受講生は、8月から10月にかけて、まさに今オンラインで講座を受講しています。
3年目を迎える運営のホンネ
ママカレは、コロナ禍にICTスキルを活用した新しい働き方が注目された時期にスタート。雇用環境の厳しい地域において、PCスキルなどの経験を積むことが難しい子育て中の女性へ学び直しの機会を提供することを目的として、当初は主に専業主婦をターゲットとして設定。しかし、事業を進める中で、申込者の多くが育児をしながら働く“ワーママ”であることがわかりました。
筆者の私、一戸はママカレを担当しつつ、1児の父でもあります。現在、1歳の子どもを保育園に通わせていますが、3歳未満から保育園に入園するためには保育を必要とする事由として、両親の就労等が必要であるために、家庭によっては保育園に入れるためにお母さんがパートをしているケースもあります。この経験から、ワーママでも時間を捻出して勉強できるオンライン学習の重要性に気づきました。
また、リモートワークは仕事の合間に洗濯機や炊飯器のボタンを押したり、子どもがいない平日にしか受け取れないAmazonのビッグサイズな宅配便を受け取れたりと、子育て中の身にとって大きなメリットも感じています。
では、このような働き方を実現するためにはどうすればよいのでしょうか。やはり、日頃からママカレに限らず、求人情報や自治体主催のセミナーなどの学びの機会にアンテナを張っている人が強いと感じます。
一般企業における過去の勤務経験も強みとなりますが、新しいツールの使い方など、変化をいとわずに学び続ける姿勢や、「在宅OK 未経験OK」の求人を検索して積極的に応募するようなチャレンジ精神が大切だと、ママカレの運営を通じて実感しています。
確かに、子育て中は日々予期せぬ出来事が満載で、最適な働き方は人それぞれ異なります。しかし、新しい選択肢を提供するリモートワーカーのライフスタイルに目を向けてみるのも一つの手ではないでしょうか。
ぜひ、今後AOITが展開するセミナー事業も注目していただけますと嬉しいです！
デジタルを活用して新しい働き方を一緒に見つけていきましょう！
準備はいいですか？
デジタル人材が集い、育ち、活躍する青森がもうすぐ実現しますよ！
次回のnote更新もお楽しみに！
2024/09/20(金)
執筆者：コーディネーター 一戸 耕太
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