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AOITのタブレット研修の進め方と内容について(前編)

目次

  1. 自己紹介

  2. ICT機器を用いる統計オンライン調査への対応を苦手とする調査員等を対象とするタブレット研修について

  3. 最後に

自己紹介

はじめまして!NPO法人あおもりIT活用サポートセンター(以下AOIT)の松野です。
私は今年24歳で、2024年4月に入社し、今月で約半年たちました。初めて取り組む業務ばかりで、新鮮な日々を過ごしています。
さて、今回はいま最も私が時間をかけて取り組んでいる事業について、AOITが何をやっているか知らない人にもわかりやすく説明します。

ICT機器を用いる統計オンライン調査への対応を苦手とする調査員等を対象とするタブレット研修について

総務省の「令和3年通信利用動向調査」によると、「モバイル端末(携帯電話、スマートフォンのうち1種類以上)」の世帯保有率は、全ての世帯主の年齢層で80%を超えています。これは、高齢者を含む多くの世帯でモバイル端末が必要不可欠になっていることを示しています。(出典:令和3年通信利用動向調査の結果)最近は、LINEを使って、遠くにいる孫や家族とメッセージのやりとりやテレビ電話をする光景を多く聞くようになりました。

今回の研修では、青森(参加者19名)、弘前(参加者15名)、八戸(参加者28名)の3会場で、タブレットの操作が苦手な人を対象に、サポートを行いました。具体的には、「労働力調査」と呼ばれる、国民の働いている状況を調べる調査にタブレットで回答する方法を教えました。この調査は以前は紙で行われていましたが、今ではオンラインで回答できるようになり、遠隔でどこからでも調査に答えることができます。また、集計も紙で実施するよりかなり効率的です。(※当事業は、青森県令和6年度労働力調査合同指導会に係るインターネット回答体験講習支援業務・青森県令和6年度都道府県別登録調査員研修に係るインターネット回答体験講習支援業務を受けて実施しました。)

サポート当日は、タブレット使用者が何に困っているのか様子を見て、臨機応変に対応することが求められます。例えば、iPadの画面の触り方(指で軽く払うように動かすのか、長押しするのか)、またはIDやパスワードを入力しても次の画面に進めない場合に、すぐに対応する必要があります。

特に、全くタブレットを触ったことがない受講者に、キーボードの日本語入力と英語入力の違いをどのように分かりやすく説明できるか、そしてタブレット操作をスムーズに行ってもらえるかが心配していました。

不安を解消できるよう事前に、タブレット操作方法について、できる限りのパターンをイメージトレーニングしました。時間はかかりましたが当日は緊張せずに臨むことができました。
特に、受講者とのコミュニケーションを積極的に取ることを意識し、研修に関すること以外も話すことができました。その結果、受講者が感じるタブレット操作の悩みを解消すると同時に、サポート業務を楽しみながら研修に参加することができました。また、回数を重ねることで、タブレット操作の説明を具体的にできるようになったことを実感しています。

最後に

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
後編も執筆しますので、よろしくお願いいたします!