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振り返ると贅沢な時を過ごしていた
気温7℃。春の陽気を感じる。
頭上のカラスもウキウキして見えるのは気のせいだろうか?(写真)
車に乗り国道45号線を街の中心部に向かって走る。
雪はなく国道は乾いていてとても走りやすい。
今季大雪に見舞われている青森市や弘前市を思うとなんだか申し訳ない気分になる。同じ県内なのにこれでいいのか?
私が小学生の頃は(60年以上も前のことになるが)八戸でも結構雪は多かった。どなたかの記事を読んで思い出したのだが、父親がかんじきを履いて学校までの道を作ってくれたこともある。小さかった私にとっては両サイドに雪の壁が出来ていた。60年経った今こんなに雪は少なくなっている。これから先、あと100年経ったらどうなっているのだろうか?地球は温暖期と寒冷期を繰り返しながら今に至っているとは思うものの、人間が作り出した便利なものたちはこれから先この地球にどんな影響を与えるのだろうか?
彼の国から100年後の地球を見てみたいものである。
さてさて、新しい仕事を始めて3か月が過ぎた。
ようやく仕事の流れがわかりちょっとは動けるようになってきたと思う。
自分で納得がいかないとどうにも進めないという性格だから、周りの若い人たちから見ると「教えがいのない老人」「動きが鈍い」と見えるだろう。
しょうがないね。
ここで焦らないのが高齢者(笑)
納得出来たら淡々と業務をこなせることを私は知っている。
だから焦らない。
しかし時には心が疲れることもある。
そんな時は魔法の言葉を唱えてみる。
ヘレバヘッダデヘラレルシ
へネバへネデヘラレルシ
セバドセバイイッテスカ
三回唱えたら次は読書。
「死神と天使の円舞曲」(知念実希人著)
著者は現役の内科医、時折出てくる病気の説明に納得がいく。
両頬の赤い腫れと下肢のたくさんの痣(紫斑)、腹痛、虐待か?と思いきや
ヒトパルボウイルス感染(リンゴ病)とアレルギー性紫斑病の診断。
なるほどね!物語の中に引きずり込まれる。
先週は文庫本3冊にお世話になった。
後の2冊は山口恵以子さんの「おばちゃんシリーズ」。
高森美由紀さんの「養生おむすび「&」」を読んで以来食を取り扱った本に目が行ってしまう。食はもちろん大事ではあるが、そこに登場する人たちの人間くささや、誰かに美味しく食べてもらいたい気持ち、相手の顔色や表情から今その人に合った食べ物をチョイスできる目、そんなことが沢山出てきて嬉しくなる。誰かのために作る食事は美味しくなるんだなこれが。
気が付くと外は真っ暗。猫たちも騒がない。
「お腹空いてません?」「すいたニャー!」
あらあら失礼しました!
さあみんなでご飯にしようね。
読書の後は気分爽快。ビールがうまい!
人生悪い事ばかりじゃない。
自分を楽しませてパワーをつけよう!
振り返ると本と過ごした贅沢な一週間だったと思う。