見出し画像

ちょっと反省した日

ある日の夕散歩

いつもの公園のジャングルジムの周りには6~7名の子供たちがいて、
孫の知り合いの子いないかな?なんて思いながらのんびり歩いていました。
すると突然、
「もう少し左に寄ってもらえませんか?」と言われたのです。
びっくりして後ろを見ると、自転車にまたがっている男子中学生(?)がいました。たぶん中学生と思います。言葉使いも丁寧で、高校生ほど大人っぽくはなかったので。
「ごめんね」と言って私は左により、その子は自転車に乗って走り去りました。

その道は狭くて歩行者がすれ違うのがやっとという具合です。
自転車がぶつかったら大変と思い、ソロリソロリと来たけれど、前を行く婆さん真ん中歩いてるし、なかなかどきそうもないし、「声かけて見よう!」だったんだろうと思います。よそ見しながら歩いている私は全く気が付かず、急ブレーキの音もしなかったし気配すら感じませんでした。

年を重ねてくると聴力も衰えてきます。私も2年前の滲出性中耳炎の後から
聴力落ちたなとは思っているのですが、それでも普段の生活には支障はないし、散歩の時も、ランニングする人の足音は聞こえるので邪魔にならないように端に寄ったりするのですが、この時は全く気づきませんでした。

彼はどの辺からこの状態でついてきたんだろう?
彼は本当に人間だったかな?と思ったり(疑ってはいけない!足はあった)

自分が車を運転しているときは、細い道の真ん中を歩く高齢者をよく見かけます。おそらく耳の聞こえが悪くて、後方から車が来ていることに気が付いていないのだと思います。
若い時は「プッ プッ」と短めにクラクションを鳴らし、「車ですよ~」と注意を促すようにしてましたが、最近は、その方が道のどちらかに寄るか横断するまでは待つことにしています。
あまり側にもよらないようにしています。急に倒れて車にぶつかったら大変です。いよいよ横断の時になると、みなさん必ず振り返って前後左右を確かめるんですね。そして初めて車があることに気が付きます。車に気が付くと走って横断してくれます。
「いやいや走らんでください!転んだら大変だから」
そう思いながら軽く頭を下げて通り過ぎます。


あの男の子もそんな風に思ってたのかな?


私自身、元来あまり器用ではないので、一つのことに夢中になると周囲が
おろそかになりがちです。そこにもってきて高齢化による身体能力の衰えや、自分の興味に先に惹かれてしまうという自己中心的な行動を起こしてしまうと、周りは大変なことになってしまいます。


昔、「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」なんてのがあったけど
そんなことはない
気を付けよう!


自分も怪我することがないように、
また誰かを傷つけたりすることもないように、
車の運転は慎重に、
散歩は譲り合いの精神で道の真ん中は歩かないようにしよう!



日本酒を飲み、イカ刺しを食べながらちょっと反省した日でした。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?