物流DAOスマート・コントラクト
今回は物流DAOで開発を検討しているスマート・コントラクトについて解説します。今後の商流・物流のあり方が変わる取り組みであり、とても大きな挑戦です。
このコンセプトや考え方、ビジョンを物流DAOのメンバーだけでなくこの記事を読んで頂ける皆様に共有したいと思います。
背景
我々、人間はリアルな世界に生きています。ネットを中心としたバーチャル空間は近年大きく広がったもののそれだけで生きていく事はできません。生活のために物を購入しないといけないです。世界の大半のお金はリアルな生活のために使用されています。
ブロックチェーンの誕生は、お金や社会、組織の在り方を大きく変える可能性を秘めています。しかしブロックチェーンという新しい技術を使った暗号資産や金融、PFP(Profile Picture SNSなどで使われるプロフィール写真)等のデジタル・データの領域に普及は限定されています。これではブロックチェーン技術が広く一般に普及する事はできません。
一方で歴史ある流通の世界では、生産者は様々な仲介者にマージンを大きく取られていました。モノを流通させるには販売する場所、販売場所まで供給する基地、基地に供給するネットワークが必要でそれに掛かる費用が莫大だったという事情はあるとは思いますが、見方を変えると安く買い叩かれていたとも言えます。
ネットが普及しEC(EC=E-commerce、電子取引、ネットショッピング)が世の中のモノの流れを大きく変えました。しかしこれも大手EC企業がプラットフォーマーとして、ルールを支配し、利益を独占する世界で販売を行う生産者に適正な権限や利益が分配されているとは言えないと思っています。
物流DAOが目指す世界
そこに現れたのがweb3の世界です。中央集権から解放され、より自由に、より民主的にデータを扱えるようになりました。
暗号資産とスマートコントラクト(以下スマコン)を活用すれば、生産者と消費者が直接取引でき、相互の利益は最大化されます。社会のモノとカネの流れはより円滑になり、これがよりよい社会に発展すると強く信じています。
リアルとバーチャルを繋ぐ役割は“物流”が果たせるハズです。またスマコンでの取引は、モノの流れもより視えるようになり物流に新しい価値を与えると考えています。
社会を活性化するためにもリアルなモノを購入・配送するためのスマコンを作りたいと思っています。これは国内の取り引きだけでなく貿易にも適用でき、規模が大きな画期的な取り組みでもあります。
民主的な運営
皆さんの多くが所属している組織=会社はどのように運営されているでしょうか?
社長や役員などの幹部が方針を決めて社員は指示に従って動いていると思います。当たり前と思うかも知れませんが
・意思決定のプロセスが開示されない
・納得感の無い仕事をしないといけない
・お客さんのためにならない仕事をしないといけない
これらは中央集権的な運営です。
顔を付け合わせた仕事や紙の伝達による仕事が前提の世界では、この運営がとても効率的だったと思います。
ところが現状は通信技術が著しい発展をしています。誰でも世界中に情報を発信し、交流ができる世界です。それでも中央集権的な運営が絶対的に効率がいいとは言い難いように思います。
物流DAOのスマートコントラクトは以下のように民主的に運営されます。
大きな挑戦
この物流DAOスマコンの開発は大きな挑戦です。
クリアすべき障壁がいくつもあり、決して簡単な道のりではありません。
しかし、この物流DAOスマコンは、ただのプログラムですが
より多くの人に、より便利で、より安心で、より豊かな生活を与えてる魔法のようなプログラムです。
だからこそ、もし失敗してもそこから得られるモノは大きいと考えています。その時は一緒に挑戦する仲間がいる限り、何度でも挑戦する覚悟です。
まとめ
この記事へのスキ、フォロー、Twitterでの拡散などが支援になり、このプロジェクトの成功にも繋がります。内容も非常に難しいので質問もいつでも受け付けてます。ご意見も大変嬉しいです。
是非、皆さまのご支援をお願い致します。
以上、今回はここまで。
物流の価値向上のための物流DAOを運営しています。記事のネタを事前に公開もしています。興味ある方はお気軽にご参加下さい。
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