見出し画像

リーダーシップは素質?努力?

最近、こんな私がリーダーを任せてもらっている。
1年前は自己管理すらまともにできていなかった私が
メンバーがどうやったら頑張れるか、気持ちよく活動できるかを考える役職についているなんて、自分でも信じ難い。

リーダーって
なんかいつもクラスの中心にいて人が勝手に集まってくる人とか
頭がよくてズバズバ仕切れてみんなのことよく見てて、なんか魅力的で、、

とかって
生まれつき素質のある人が自然となっていくものだと思ってた。

それでも
中学では生徒会役員になってみたり
高校でも斑別行動のリーダーやってみたり
そういうのになんか、憧れがあってチャレンジしてたけど
いつもメンバーを怒らせてしまったり
向いてないんじゃない?と笑われたり
なんなら調子のってるって周りをイラつかせていじめられた。
普通にメタ認知できてないただのイタい人だった。

向いていないことを無理矢理やっている、上手くできていない、やり方も分からない。
周りからもダメなやつって思われてる。
空回りしていることは誰よりも自分がわかってた。

だからやめた。
黙っていよう。できる人に任せよう。
目立とうとしない。私には素質がない。
やっと自分の立ち位置を理解して適切な振る舞いができるようになった。できないことを受け入れた。
(結果的にこれが結構大事だった)


大学生になった。
サークルや学外活動などで
リーダーシップを発揮している先輩を見て
心の底からかっこいいなぁと思った。
あんな風になりたいなぁと思った。
だから、ちゃんと勉強することにした。
別に私は面白くもなければ
人を惹きつけることもできないとわかっていたから
きちんと勉強することから始めた。

君の話本当つまらないねぇ
愛想笑いバレバレ
と言われながらどうにかお客さんを楽しませようと慣れない接客業のバイトに打ち込んだ。
悔しくて泣いてばっかりだったけど
盛り上げ上手でお客さんからもバイトの後輩からも慕われている先輩をとにかく研究して真似していくうちに
いつしか“めちゃめちゃ面白い人”と言ってもらえるようになった。

でも盛り上げるだけじゃダメで。
誰とでもできる浅い話じゃなくて
深い深い価値観で語り合えなければ信頼関係は築けない。

Aitemで英会話とコミュニケーションを習った。
バックグラウンドが異なる人にたくさん出会い色んなテーマでディスカッションをしていく日々。
自分には考えつかないような価値観にたくさん触れて
ものごとの捉え方の幅がぐっと広がった。
相手はどんな意図でそれを言っているのか。
どうしたら伝えたいことが100伝わるのか。
深い深いコミュニケーションの取り方を学んだ。
即興プレゼンもたくさんやった。これってまさにリーダーシップ。
内容以上に自分の振る舞い次第で
場を沸かすこともしらけさせることもできる。
失敗を繰り返す中で恥ずかしさや悔しさも感じながら
聴衆を動かす感覚を五感で学んでいった。

プレゼンは超苦手で大嫌いだったけど
3年生になった頃には
プレゼンで笑いを取れるくらいになってた。
授業でプレゼンをしてベスト3に選ばれるなんて、少し前の自分からは想像できないことも起きた。

そして最近
誰かがまとめ役をやらなきゃ組織がやばい!
という事態に直面した時
気がついたら勝手にリーダーシップをとっていた。
私がやらなきゃやばい、みたいな、本当に自然な気持ちで。
そしたらなんか、リーダー本当に向いてるよ!という耳を疑うようなフィードバックをもらって。

あおみがいるから頑張れるとか言ってくれる後輩ができて。

目立ちたいとか、かっこいいからとか
そんな気持ちは全然無かった。
ただただ必死で、起こった問題からどう進んでいくのかしか考えてなかった。
(後から褒められたときは素直にすごく嬉しかったけど笑)

本当に必要だったのは誰かを思う必死な気持ちなのだと知った。
みんなのために、この組織のために
やるしかない!が私をリーダーにしてくれた。

自分には向いていない
というメタ認知が努力に繋がった。
必要な努力を積み重ねていたことで
チャンスが巡ってきた時に自然と掴めた。
人は変われる。やっぱり変われる。
どんなにダメでも、必要な努力を捉え間違えずに続けられたら
絶対に変わっていける。
リーダーシップは素質じゃなくて
努力。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?