想像をやめない世界 ―『新世界より』の感想
この文章について
この文章は2008年に出版され、第29回日本SF大賞を受賞し、のちにアニメ化もされた『新世界より』(著者:貴志祐介) の個人的な感想と考察 (…と呼べるかは微妙) になります。僕は8年前に小説を読み、2年前にアニメを観ました。アニメを完走したとき、「小説を再読しなければならない」という強い思いに駆られたのですが、なんだかんだで2年も間が空いてしまいました。再読することで、あらためて大作・傑作だと感じたのでこの文章を書いています。
物語の核心部分にはで