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教師・指導者の宿命

◯◯の宿命シリーズ、ついに今回で完結です。みなさま、最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。

最終回は、教師・指導者の宿命を取り上げます。今日はちょっと長いです(笑)


青豆の中で、教師・指導者として一番に思い浮かぶのは、慶應義塾大学を作った福沢諭吉先生です。すみません、慶應通信生としては、これは外せませんでした(笑)
明治の偉大な経営者たちは、福沢諭吉のもとで実学や英語を学び、日本を経済の面から改革していきました。例えば、日本で最初の百貨店三越の創業者である日比翁助も、福沢諭吉の教え子です✨

青豆は、20歳の時に髙島屋で受付嬢&エレベーターガールをやっていた影響もあり(今はそんな呼び方は多分しないのかも笑)普段は髙島屋を利用するのですが、やっぱり銀座や日本橋の三越に行く時は気持ちが引き締まると言いますか、歴史の重みを感じます✨

ギリシャの哲学者ソクラテス、プラトン、アリストテレスも外せません。彼らは哲学者であるとともに、素晴らしい教師・指導者でした。ソクラテスの弟子プラトンは、アカデメイアという学園でたくさんの弟子を指導しました。

プラトンの弟子アリストテレスの教え子には、あのマケドニアのアレクサンドロス大王がいます。アレクサンドロス大王は、絶対に不可能と言われたペルシアを撃破し、世界の勢力図を塗り替えました。アリストテレス、ハンパない影響力です😂

このように、歴史に名を残した人の陰には、必ず偉大な教師・指導者がおり、その影響は非常に大きなものになっています。

いま、少子化の日本において、一人一人の子育て、教育の重要性は高まっています。良質な教育、指導ができる人物は今後ますます必要とされるでしょう。

教育者は、「人間を育てる」という究極のお仕事を担うわけです。今年生まれたばかりの子どもも、20年たてば成人になります。社会人としてそれぞれが立派に生きていけるように育てていくわけです。教育者の責任というのはとても大きなものがあります。

ちょっと長くなりましたが、今後ますます必要とされる教師・指導者の宿命とはどんなものか、見てみましょう。



場所は一例


鳳閣星ほうかくせい

鳳閣星は、伝達本能の陽の星で、大変明るく楽しい星です。未来に対して希望を持ち、陰陽違いの調舒星が感情を内に秘めやすいのとは違い、鳳閣星は気持ちをストレートに表現することができる星です。冷静な判断力、観察力も合わせて持っています。

この星の最大の特徴は、子ども心を持ち続けることです。何歳になっても、人生に楽しみを見出し、楽しむ大切さを知っているのです。

大人になると、楽しいことが何かわからない、という悩みを持つ方がいますが、鳳閣星は本質的に人生を楽しむ天才です。子どものように純粋な気持ちで人生を過ごすことができ、特に中央にこの星がある方は、その傾向が強いようです。

子どもの教育者として、最も大切なことは、子どもの気持ちがわかるということが挙げられます。子どもの疑問や考えを馬鹿にせず、同じ目線に立ってあげられる先生は、子どもにとってどれほどありがたい存在でしょうか。

子どもは、大人が思うよりずっと大人のことをよく見ています。この人には気持ちを話して良いか、それとも何も言わないほうがよいか、子どもながらに敏感に察知しています。幼き頃の青豆が、まさにそうでした。

鳳閣星を持つ方は、そんな子どもの心の変化をよく見抜き、その子にとって適切な対応をすることができます。子どもはそんな大人に出会えてどれほど安心するでしょうか。そして、安心してはじめて、勉強を頑張ってみようとか、新しいことにチャレンジしてみようとか、人生にやる気が湧いてくるのです。

その意味で、鳳閣星は、職業が教師であってもなくても、子どもの真の教育者になれるひとなのです。とても貴重な存在です。


そのほか鳳閣星は、伝達者としてマスコミや広報、ライター、作家なども適職となります。また、健康に関する職業として医療関係や美容関係にも向いています。食の分野にも適しており、飲食業界で料理人やソムリエなどをされている場合もあると思います。

のんびりしているように見られることもありますが、とても冷静に物事を見る目を持っています。食べることが好きな方も多く、美食家に多い星でもあります。

この星をしっかり使うには、よく学び、それを伝達することです。インプットしなければアウトプットはできません。教育にせよ、伝えるお仕事にせよ、健康医療の分野にせよ、まず先に学ばなければならないのです。それも自分が心から楽しいと思えることが重要です。自分の好きなことを追求してください。そしてそれを世の中に伝達してください。

鳳閣星は、教えることや伝えることを、ユーモアと、遊び心を忘れずに行っていけるかたなのです。そして教え子たちと同じ目線で語ることができるのです。だからこそ偉大な指導者になれるのだと青豆は思います。ぜひ、その才能を発揮して、素晴らしい未来を作っていってほしいと思います✨


天堂星てんどうせい

天堂星は、十二の時代のうち、老人(引退)の時代の星です。頂点を迎えてしばらくたち、頂点から一歩引いた時代、会社なら社長を引退して会長や相談役などになった時代です。

天堂星は、思慮深く、非常に優れた洞察力をもっています。普段はでしゃばることなく控えめなのですが、周りに必要とされた時に的確なアドバイスができる長老的な存在です。

教師・指導者は、人格的に優れた人物であることが求められます。特に思春期に入った子どもの教育は、非常に難しいと言われます。思春期は人生の中でも最も不安定な時代であり、一歩間違えると大きな過ちを犯す可能性が高い時です。

親や友達には相談できないまま、極端な行動に出てしまうことがあります。場合によっては、警察沙汰になったり、事件の被害者や加害者になってしまうこともあります。

そのような時に、天堂星は上から目線で叱ったり、怒鳴ったりせず、まずはその子がどんな問題を抱えているのか、それにどのように対応しようとしているのかを冷静に聞くことができるのです。

そのうえで、ダメなことはダメだと伝え、どうしていけば良いか、的確なアドバイスができるのです。

子どもだけでなく、大人に対しても同じですので、なんらかの相談窓口や指導を行う立場の職業に大変適しています。企業の相談役や各種コンサルタントとして活躍されている方も多いかもしれません。

経験値が高いほど、その能力が高まるため、天堂星を持つ方は、年齢が上がるほど、良い指導者になることができます。

誰もが、なんらかの問題や悩みを抱えているものです。どんな立派な肩書きがあろうと、何歳になろうと、そのステージごとに悩みは尽きないものです。

そして、AIがどれほど発達しても、人が悩みを相談できる相手は人間でないと難しいと言われています。AIは知識をもとにアドバイスすることはできるかもしれませんが、人間の悲しみや苦しみ、心の痛みを経験してきた深い洞察からくるアドバイスには、おそらく勝てないでしょう。

その意味で、どれほどテクノロジーが発達しようとも、天堂星は世の中で重要な存在であり続けるのです。

天堂星をしっかり使うためには、経験をたくさん積むことです。経験したことない机上の空論では、真の知恵とはなりません。経験に裏打ちされた知恵こそが、この天堂星の真髄なのです。そして控えめで出しゃばりません。

西洋のタロットカードには、「隠者」のカードがあります。隠者は、暗い世界にランタンを灯し、静かに世界を見ています。自分の経験してきたことにどんな意味があったのか、何が正しくて何が間違っていたか、どうすればよかったか、、、深い洞察の中で、静かに佇んでいます。自分から誰かに教えを説いてはいません。ただ一人、考えているのです。

天堂星は、このタロットカードの隠者のような人です。あまり口数は多くありません。聞かれない限り、自分から進んで教えることも、話すこともないかも知れません。でもそれで良いのです。それが、隠者である天堂星の正しい在り方であり、いざという時に頼れる心強い存在となるのです。


いかがでしたか、あなたには鳳閣星と天堂星はあったでしょうか。

気になった方はこちらからご覧になれます。


ちなみに青豆にはどちらも…ありません(笑)
もう少し思慮深くならないものか、と思ったことも、数知れずですが(笑)どうも青豆の宿命の地図には、「思慮深い」という四文字はなかったようです😅


ここまで宿命シリーズをご覧になってくださった皆様は、もうお気づきと思いますが、宿命には良いも悪いもなく、それぞれに素晴らしさがあるのです。

ただし、その宿命をどれくらい発揮して生きているか?ここが重要なのです。自分にはないものを求めて、誰かほかの人のように生きようとしたら、必ずどこかに無理が来ます。

自分には自分にしかない才能、素晴らしさが生まれ時にすでに備わっており、それを使うか使わないか、磨くか磨かないか、なのです。

どんな宿命でも、ほったらかしでは、何もなりません。使わないでいると、筋肉と同じように宿命も動かなくなってしまうのです。

自分にどの星があるのかを確認して、これは上手く使えてないかも、というものがあれば、ぜひ使ってください。

この宿命シリーズでは、宿命の全てはご紹介できませんが、少なくとも十大主星の簡単な特徴は全てご紹介しました。

十大主星
貫索星、石門星、鳳閣星、調舒星、禄存星
司禄星、車騎星、牽牛星、龍高星、玉堂星

十二大従星
天報星、天印星、天貴星、天恍星、天南星
天禄星、天将星、天堂星、天胡星、天極星
天庫星、天馳星

ご紹介できていない十二大従星もあります。
それはまた別の機会にご紹介できたらと思います。

組み合わせ、場所、星の重複によって意味合いが微妙に変わり、特に中殺されている星があると、意味合いが大きく変わります。

このため、なんとなく違和感がある、という場合や、上手く使えない場合、その星が中殺されている可能性があることをご了承ください。(宿命に天中殺を持つ方は、星も中殺されるため意味が変わる)

青豆は、8つのうち、3つの星が中殺を受けており、ちょっと意味合いが変わり、複雑になっております。でもそれを知って納得しました😌

より詳しい宿命の鑑定をご希望の方は、ぜひ算命学の鑑定士の方に聞いてみてください。青豆の鑑定をご予約されている方は、鑑定の際に詳しくお話しいたします。

また、青豆のように自分で勉強してみたい!という方は、朱学院のサイトからコースのご案内をご覧ください✨

それでは、長いことお付き合いいただき、ありがとうございました!