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旅行記①|神のご加護でカプセルに収容される。

先日、港区のカプセルホテルに泊まりました。初体験です。

8月の末に行われる推しのライブ2daysのため、私は一ヶ月以上前から会場である有明周辺のホテルを探していました。しかし夏の繁忙期、東京の現実は厳しいのです。
うっかり寝床探しに出遅れた私を受け入れてくれる宿などなく、半ば諦めていました。

それが、ライブまで1週間を切り、ダメで元々と探してみたところ、ベストな場所にカプセルホテルの空きを見つけることが出来ました。神の御加護です。


「安心お宿、カプセルホテル&SPA」
まるまる1棟、女性専用館です。


新橋と汐留が最寄りで、駅から数分という好立地。新橋駅に降り立った私は直ぐに宿を見つけました。

中へ入ると目の前には外履き用のロッカーがずらりと並んでいます。この時、一人しかいないフロントマンは電話をしていました。

私は早速、履いていたサンダルを脱いで「どこへ入れようかしら」と悩んでいました。すると電話を終えたフロントマンが慌てて私の元へやって来て言いました。

「お客様!ここは男性専用ホテルでございます!」

迂闊に立ち入った私は、首根っこを掴まれ、あっという間にホテルから放り出されてしまいました。
ではなく、フロントマンは「少々お待ちください」と奥へ姿を消し、すぐに戻ってきてこう言いました。

「大変申し訳ありません。女性専用館をご案内させていただきます。……かくかくしかじか。ここから数分歩いていただきますので、よろしければこの水をお持ちください」

優しい言葉をかけられ、冷えた水のペットボトルを手渡された私は、堪えきれず涙を流しながら言いました。

私はどこへも行きません。ここにいさせてください!!

旅、時々、妄想。


冷えた水は美味しいネ。



水を飲み飲み、数分歩いてたどり着いた女性専用館はアジアンリゾートな雰囲気がありました。
フロントにはスタッフが4名、うち3名はアジア系の外国人スタッフで、少し聞き取りづらい日本語を話しましたが、笑顔がとても素敵でした。

名前を聞かれたので
「アオマメです」と答えると、
「は? オマメ?」と聞き返されました。

(実際のやり取りは本名です)


豆は豆でも青豆です。


このカプセルホテル、魅力はなんといっても滞在可能時間の長さなのですが、最大27時間利用することが出来ます。

どういうことかと言うと、12時から「ホテルチェックイン」ができて、カプセル以外の全ての施設利用を許されるのです。

ロッカー、更衣室、フリースペース、大浴場、WiFi。これらを使い放題です。

カプセルを利用出来る「カプセルチェックイン」は15時からですが、ホテルチェックインを済ませておけばあとは時間を見て勝手に出入りすれば良いのです。

(翌日は12時までにカプセルチェックアウト、15時まで施設利用可)

フリースペース。ドリンクバーはいつでも無料。
(朝一撮影。奇跡的に誰もいませんでした)


フリースペースではドリンク、スープ(ミネストローネ、味噌汁)が飲み放題です。
さらに白米は〝いつでもご自由に〟というスタイルでジャーが置かれています。


コンセントもあります。各種漫画、新聞などあり。




館内施設を一通り見学し終えたところで、この日のメインイベントであるライブ会場へ向かいます。

ゆりかもめで目指すは有明。東京ガーデンシアターです。

汐留駅周辺。
外国みたーい、と一人ではしゃいでいたら
「イタリア街」という名のついた場所だった。


ビルを見るのが好きです。



有明に着くと、会場周辺はすでに多くのLUNASEAファンにより黒く染められていました。

さらに東京ガーデンシアター隣接の商業施設内はLUNASEAの曲がエンドレスに流れています。素晴らしいおもてなし。嬉しいです。


LUNASEA 35TH ANNIVERSARY TOUR 2024
ERA TO ERA - EPISODE 2


私が最初にLUNASEAのライブに行ったのは中学2年生の8月でした。
初めてのライブのときはまだファンクラブ会員になっておらず、一般発売で運良くチケットを手にしました。
当時の一般チケットの取り方は、とにかく電話をかけて繋がれば成功という早い者勝ちシステムでした。

初ライブは横浜スタジアムの端っこの席で、ほとんどステージ上の彼らの姿は見えなかったけれど、とにかく楽しくて感動して、その時に感じた開放感や高揚感にすっかり魅了されて今年で26年が経ちます。

今回、35周年ツアーということでデビュー当時の演目の再演があり、いつも以上に老若男女、幅広い年齢層のファンが集まりました。

下は小学生から、上は私の親世代だったり、最近急激に増えつつある10代のファンの姿も眩しい。高齢の方の姿ももちらほら。

LUNASEAはいろんな世代に愛されているなあと、毎度会場を見渡しては感極まるのでした。


次は2月の東京ドームで会いましょう。


(公式より画像をお借りしました)



35周年ツアーの締めを飾るのは1995年に行われた初の東京ドーム公演の再演です。

「LUNATIC TOKYO 2025」


2000年の「終幕」を彷彿とさせるアーティスト写真や、メンバーから 「覚悟の夜」と発表されたことにより様々な噂が飛び交う来年2月の東京ドーム公演。

一般チケットでもたぶん取れます。気になる方はぜひ、一緒に東京ドーム、水道橋周辺を真っ黒に染め上げましょう。
ドレスコードは「黒」。完全な黒です。
これは大人が本気で遊ぶ一例です。全ての衣服、持ち物を黒くして集合したときの圧巻の景色は興奮ものです。

「LUNASEA、昔好きだったな〜」という方はすぐにチケットを買ってください。

会えなくなってから騒いでも遅いのです。


ファンとして本気の宣伝です。



……旅行記②につづきます。




°・*:.。.☆


この日ライブのSEで流れてきた曲がものすごく格好良くてその場で調べました。
デペッシュ・モードの〝パーソナル ジーザス〟。爆音で聞くことをおすすめします。



#青tabi









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青豆ノノ
チップとデールの違いを知りません。