傷つけあいながら絆を深めていく2人。
なんとか無事に2022年を迎えることができました。
また私と彼のお話になりますが
2021年12月は、
2日に1度というくらい激しいケンカをしていました。
(一時期は順調なときもあったのに)
その度に私は実家に帰り、彼と離れ頭を冷やし
なんとなく元に戻ったと思いきやまたケンカする、
この繰り返しでした。
クリスマスもケンカ。
そして、大晦日を迎える前日、
また大きなケンカをしました。
これは、本当に私にとっては理不尽な出来事でした。
お惣菜探しにデパ地下へ2人で買い物へ行っている最中、
〝ランチしたときの領収書を俺に預けろ〟というのです。
(ゴハンは2人の家計簿から出すと決めています)
その日のお昼代は、彼が立てかえてくれていました。
基本的に食費は私が管理をしているので
「なんで?いま手元にないよ。そんなに心配しなくてもちゃんとあとで払うから」
と言ったところ、
〝なにお前イライラしてんの?!〟
と、謎の怒りがはじまりました。
正直私は、特にイライラしてはいませんでした。
ただ、『コイツ言うこといちいちケチだな〜』とは思っていました。
その私の本心を見抜いたのか知りませんが、
ほんとに突然怒り出し
〝大晦日の前にイライラさせるな!〟
…はい?
というただ疑問ばかりの気持ち。
そして私はアンガーマネージメントのごとく
落ち着け、落ち着け、
私がここでノッてはいけない、だめだめ、
おさえろ…おさえろ…
と、必死でした。
するとなぜか逆効果で、
私が落ち着いているので彼だけが子どもみたいに駄々こねてる立場になっているのがムカついたらしく
〝お前調子に乗ってんのか?!ひとりでどっかいけよ!一緒にいたくねーんだよ!ふざけんなカス!〟
と、暴言の嵐がはじまりました。
私は、めちゃくちゃに耐えて耐えて耐えて、
どこかの本で読んだ、
【オウム返し】をしました。
私に吐く暴言を、そっくりそのまま真似して言い返して負けませんでした。
そして彼はさらに逆上してヒートアップ。
〝俺に謝れ!イライラさせてごめんって言え!〟
と、またいつもの理不尽な謝罪を求められたので、
感情を押し殺して謝りました。
そして「ねえ、私に、カス!って言ったこと謝って?」と言って、謝ってもらいました。
もう年末だし…正月くるし…
我慢我慢…
とりあえずここは2人して鎮めなきゃ、と努力。
だけど私は、理不尽に怒り出され
理不尽に暴言を吐かれ
ただ私は傷ついただけでした。
しばらくして
彼は冷静さを取り戻し、
私にものすごく謝ってきました。
私は、買い物後に予定があり別行動をしましたが
別行動中も、私は涙が止まりませんでした。
そして傷ついたまま、実家に帰りました。
【帰ってきて】とLINEがきたけれど
その日は帰りませんでした。
実家でも涙が止まらず
母親には〝もう別れなさいよ〟と言われるだけ。
母親も、話を聞いて彼にかなりイライラしているようでした。
だけど本当に、
これは私にとってトドメというか
やっぱり、
彼女に暴言を吐くなんておかしいし
なんで私は、こんなに傷つけてくる人のそばにいないといけないんだろう?
あの人の何がいいんだろう?
このさきあの人ともう生きていけない。
もう疲れた。
そう、思いました。
疲れました。
ほんとに、クタクタでした。
そして次の日の大晦日、2人の家に帰りました。
その日は夕方から、彼の先輩夫婦のご自宅でご馳走になりカウントダウンの予定でした。
引き続き、謝ってきましたが、
私は完全に冷めていました。
いや、もう、どうなってもいいし。。
今夜は、行くのやめる。
1人で行ってきてくれ、と伝え
ただ、大晦日にめちゃくちゃ嫌な気持ちで新年を迎えるのだけは最悪だと思いました。
お正月から不穏な雰囲気だとまわりが気を使うし、
「仮面夫婦」と似たような感じで、仲良しの仮面をかぶって先輩達の家に行く気分でもないし。
最近はずっと「別れたい」という気持ちが募っていることを伝えました。
彼は、
とりあえず、お正月だし、
楽しく、過ごそうよ、
また、年が明けて、
落ち着いたら、話し合おう
そう言いました。
彼は先輩宅に2人で行く気でした。
私は凄くしんどくて、嫌だったのだけど
2人が立ち上がったはずみでなぜか、
私たち2人はギュッーっと抱きしめ合いました。
そうしたら、
本当に不思議な気持ちで
全身にじわ〜っと愛が伝わってきてしまい
私も、この人と幸せになりたい、
と、感じたのでした。
理屈では、離れた方がいいのかもしれないし
疲弊する付き合いなんてもう懲り懲りだし
別れて、
私は彼のいない人生を選択して、
私は私で生きることができるのだと思う。
だけど、
言葉では言い表せない絆が
私たちのなかにあることが
わかってしまうのでした。
大晦日、
そしてそのまま元日を迎え
彼の親戚たちと新年をお祝いし
次の日も彼の知人宅で楽しく過ごすことができたのでした。
傷ついて傷ついて、
憎しみあって闘いながら
私たちは毎回、
乗り越えて絆を深めているのかもしれません。
だから、
もう少しだけ、
向き合ってみようと思います。
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