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2024年観たもの

《映画》

2024.2.17(映画館)
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
福田己津央監督
C.E.(コズミック・イラ)75年、巻き起こる独立運動やコーディネイターの排斥を訴える団体「ブルーコスモス」による侵攻など、戦いはまだ終わらずにいた。事態を沈静化するべく、ラクスを初代総裁とする世界平和監視機構「コンパス」が創設され、キラたちはその一員として各地の戦闘に介入していく。そんな折、ユーラシア連邦から独立した新興国ファウンデーションが、ブルーコスモスの本拠地へのコンパスの出動を要請し、合同作戦を提案してくるが……。

2024.3.30(映画館)
パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツ
セバスチャン・テュラール監督
22歳でパティスリー世界選手権チャンピオンに輝いた天才パティシエ、ヤジッド・イシェムラエンの自伝書をもとに映画化し、つらい少年時代を過ごした孤独な青年が極上のスイーツで奇跡を起こす姿を描いたフランス発のヒューマンドラマ。
母親に育児放棄され、過酷な環境で暮らす少年ヤジッド。そんな彼にとって唯一の楽しみは、里親の家で団らんしながら食べる手作りスイーツで、いつしか自分も最高のパティシエになることを夢見るように。やがて児童養護施設で暮らし始めたヤジッドは、パリの高級レストランに見習いとして雇ってもらうチャンスを自らつかみ取る。田舎町エペルネから180キロ離れたパリへ通い、時には野宿もしながら必死に学び続けるヤジッド。偉大なパティシエたちに従事し、厳しくも愛のある先輩や心を許せる仲間に囲まれて充実した日々を送るが、嫉妬した同僚の策略によって仕事を失ってしまう。

2024.5.4(Netflix)
シティーハンター
佐藤祐市監督
現代の新宿。相棒の槇村秀幸とともに、有名コスプレイヤー・くるみの捜索という仕事を請け負った冴羽リョウ。その頃、新宿では謎の暴力事件が多発し、警視庁の敏腕刑事・野上冴子も手を焼いていた。息の合ったコンビネーションでくるみを追うリョウと槇村だったが、突然起こった事件に巻き込まれ、槇村がこの世を去る。現場に居合わせた秀幸の妹・槇村香は、事件の真相を調べてほしいとリョウに懇願するが……。

2024.5.7(映画館)
オッペンハイマー
クリストファー・ノーラン監督
第2次世界大戦中、才能にあふれた物理学者のロバート・オッペンハイマーは、核開発を急ぐ米政府のマンハッタン計画において、原爆開発プロジェクトの委員長に任命される。しかし、実験で原爆の威力を目の当たりにし、さらにはそれが実戦で投下され、恐るべき大量破壊兵器を生み出したことに衝撃を受けたオッペンハイマーは、戦後、さらなる威力をもった水素爆弾の開発に反対するようになるが……。

2024.5.11(映画館)
陰陽師0
佐藤嗣麻子監督
呪いや祟りから都を守る陰陽師の学び舎であり行政機関でもある「陰陽寮」が政治の中心となっていた平安時代。青年・安倍晴明は天才と呼ばれるほどの呪術の才能をもっていたが、陰陽師になる意欲も興味もない人嫌いの変わり者だった。ある日、彼は貴族の源博雅から、皇族の徽子女王を襲う怪奇現象の解明を頼まれる。衝突しながらもともに真相を追う晴明と博雅は、ある若者が変死したことをきっかけに、平安京をも巻き込む凶悪な陰謀に巻き込まれていく。

2024.5.24(映画館)
帰ってきた あぶない刑事
原廣利監督
刑事を定年退職し、ニュージーランドで探偵事務所を開業していたタカこと鷹山敏樹と、ユージこと大下勇次が、8年ぶりに横浜へと戻ってくる。そんなある日、香港在住の日本人弁護士が何者かに殺害される事件が起こる。事件にひっかかりを感じた鷹山は、過去に2人と因縁のある男・劉飛龍(リウ・フェイロン)のもとを訪ねるが、鷹山はそこで出会った飛龍のビジネスパートナーであるステラ・リーが、かつての恋人に似ていることが気にかかった。その頃、2人の「T&Y探偵事務所」に永峰彩夏という女性が訪れ、母親を捜してほしいと依頼してくる。彩夏の母親の夏子は、鷹山と大下の旧知の女性だった。夏子捜索を開始した2人だったが、横浜では殺人事件が多発し、やがて爆弾が仕掛けられるテロまでもが発生する。

2024.6.18(映画館)
「オペラ座の怪人」4Kデジタルリマスター版
ジョエル・シュマッカー監督
刺激と絢爛、情熱の時代であった19世紀パリ・オペラ座では仮面をつけた謎の怪人・ファントムの仕業とされる奇怪な事件が続いていた。ファントムは若く美しいオペラ歌手クリスティーヌに才能を見出し、彼女に音楽の手ほどきをし、クリスティーヌはファントムを“音楽の天使”と信じてプリマドンナへと成長する。幼馴染の青年貴族ラウルに愛されながらも、孤独な魂と情熱を持ったファントムに心を惹かれていくが、ある日ファントムの仮面の下に隠された秘密を知ってしまう。一方怪事件が続くオペラ座では、ファントムを捕まえようとラウルたちが立ち上がる。 

2024.6.24(映画館)
マッドマックス フュリオサ
ジョージ・ミラー監督
世界の崩壊から45年。暴君ディメンタス将軍の率いるバイカー軍団の手に落ち、故郷や家族、すべてを奪われたフュリオサは、ディメンタス将軍と鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョーが土地の覇権を争う、狂気に満ちた世界と対峙することになる。狂ったものだけが生き残れる過酷な世界で、フュリオサは復讐のため、そして故郷に帰るため、人生を懸けて修羅の道を歩む。

2024.7.24(映画館)
キングダム 大将軍の帰還
佐藤信介監督
春秋戦国時代の中国。馬陽の戦いで、隣国・趙の敵将を討った秦国の飛信隊の信(しん)たちの前に趙軍の真の総大将・ほう煖(ほうけん)が突如現れた。自らを「武神」と名乗るほう煖の急襲により部隊は壊滅的な痛手を追い、飛信隊の仲間たちは致命傷を負った信を背負って決死の脱出劇を試みる。一方、その戦局を見守っていた総大将・王騎は、ほう煖の背後に趙のもう一人の化け物、天才軍師・李牧(りぼく)の存在を感じ取っていた。

2024.7.26(映画館)
デッドプール&ウルヴァリン
ショーン・レビ監督
不治の病の治療のために受けた人体実験で、自らの容姿と引き換えに不死身の肉体を手に入れた元傭兵のウェイド・ウィルソンは、日本刀と拳銃を武器に過激でアクロバティックな戦闘スタイルのデッドプールとして戦いを続けてきた。戦う理由はあくまで超個人的なものだったが、そんな彼が世界の命運をかけた壮大なミッションに挑むことになってしまう。この予測不可能なミッションを成功させるため、デッドプールはウルヴァリンに助けを求める。獣のような闘争本能と人間としての優しい心の間で葛藤しながらも、すべてを切り裂く鋼鉄の爪を武器に戦ってきたウルヴァリンは、とある理由で、いまは戦いから遠ざかっていたが……。

2024.8.20(映画館)
ブルーピリオド
萩原健太郎監督
高校生の矢口八虎は成績優秀で周囲からの人望も厚いが、空気を読んで生きる毎日に物足りなさを感じていた。苦手な美術の授業で「私の好きな風景」という課題を出された彼は、悩んだ末に、一番好きな「明け方の青い渋谷」を描いてみる。絵を通じて初めて本当の自分をさらけ出せたような気がした八虎は、美術に興味を抱くようになり、またたく間にのめりこんでいく。そして、国内最難関の美術大学への受験を決意するが……。

2024.8.26(映画館)
ラストマイル
塚原あゆ子監督
流通業界最大のイベントである11月のブラックフライデー前夜、世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生し、やがて日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件へと発展する。関東センター長に着任したばかりの舟渡エレナは、チームマネージャーの梨本孔とともに事態の収拾にあたるが……。

2024.10.20(映画館)
室井慎次 敗れざる者(前編)
本広克行監督
これまで現場の捜査員のために戦い続け、警察の組織改革に挑むなど波乱に満ちた警察人生を歩んできた室井慎次。27年前に青島と交わした約束を果たせなかったことを悔やむ彼は、警察を辞めて故郷・秋田へ帰り、「事件の被害者家族・加害者家族を支援したい」との思いから、少年たちと穏やかに暮らしていた。ある日、室井の前に謎の少女が現れる。彼女の来訪とともに他殺と思われる死体が見つかり、室井はその第一発見者となってしまう。その少女・日向杏は、かつて湾岸署が逮捕した猟奇殺人犯・日向真奈美の娘だった。

2024.11.1(映画館)
八犬伝
曽利文彦監督
人気作家の滝沢馬琴は、友人である絵師・葛飾北斎に、構想中の新作小説について語り始める。それは、8つの珠を持つ「八犬士」が運命に導かれるように集結し、里見家にかけられた呪いと戦う物語だった。その内容に引き込まれた北斎は続きを聴くためにたびたび馬琴のもとを訪れるようになり、2人の奇妙な関係が始まる。連載は馬琴のライフワークとなるが、28年の時を経てついにクライマックスを迎えようとしたとき、馬琴の視力は失われつつあった。絶望的な状況に陥りながらも物語を完成させることに執念を燃やす馬琴のもとに、息子の妻・お路から意外な申し出が入る。

2024.11.18(映画館)
室井慎次 生き続ける者(後編)
本広克行監督
警察を辞めて故郷の秋田に戻り、事件被害者・加害者家族の支援をしたいという思いから、タカとリクという2人の少年を引き取り、暮らしていた室井慎次。しかし、彼の家のそばで他殺死体が発見され、さらにかつて湾岸所を占拠した猟奇殺人犯・日向真奈美の娘だという少女・日向杏が現れたことから、穏やかな日常は徐々に変化していく。かつての同僚であり今は秋田県警本部長になっていた新城に頼まれ、警視庁捜査一家の若手刑事・桜とともに捜査に協力することになった室井。そんな彼のもとに、服役を経て出所してきたリクの父親が訪ねてくる。

2024.12.13(映画館)
はたらく細胞
武内英樹監督
人間の体内には37兆個もの細胞が存在し、酸素を運ぶ赤血球や細菌と戦う白血球など無数の細胞たちが、人間の健康を守るため日夜はたらいている。高校生の漆崎日胡は、父の茂と2人暮らし。健康的な生活習慣を送る日胡の体内の細胞たちはいつも楽しくはたらいているが、不規則・不摂生な茂の体内では、ブラックな労働環境に疲れ果てた細胞たちが不満を訴えている。そんな中、彼らの体内への侵入を狙う病原体が動き始め、細胞たちの戦いが幕を開ける。

2024.12.25(映画館)
聖☆おにいさん THE MOVIE ホーリーメンVS悪魔軍団
福田雄一監督
世紀末を無事に乗り越えたイエスとブッダは、日本の四季折々を感じながら、福引を楽しんだり、お笑いコンビ「パンチとロン毛」を結成したりと、ゆるい日常を過ごしていた。そんなある日、2人のもとに招かれざる客が現れ、衝撃の事実を伝える。やがてそれは、神と仏と天使と悪魔が入り乱れる予測不能な戦いへと展開していく。



《舞台》
2024.3.14
東京芸術劇場 プレイハウス
PARCO PRODUCE 2024
『リア王』

作 ウィリアム・シェイクスピア
翻訳 松岡和子
演出 ショーン・ホームズ
美術・衣裳 ポール・ウィルス

段田安則 小池徹平 上白石萌歌 江口のりこ 田畑智子 玉置玲央 入野自由 前原滉 盛隆二 平田敦子 / 秋元龍太朗 中上サツキ 王下貴司 岩崎MARK雄大 渡邊絵理 / 高橋克実 浅野和之

STAFF
音楽=かみむら周平 ステージング=小野寺修二 照明=横原由祐 音響=井上正弘 ヘアメイク=佐藤裕子 美術コーディネート=原田 愛 衣裳コーディネート=中野かおる 通訳=時田曜子 演出助手=陶山浩乃 舞台監督=津江健太 宣伝美術=榎本太郎 宣伝写真=五十嵐隆裕 宣伝スタイリスト=森 保夫 宣伝ヘアメイク=西岡達也・岩下倫之  パンフレット編集=金田明子 宣伝映像=尾野慎太郎 宣伝PR=る・ひまわり 舞台写真=細野晋二 プロデューサー=佐藤玄 制作協力=伊藤達哉 制作=木村夏・笹岡征矢 制作助手=大迫彩美 製作=小林大介
企画製作:株式会社パルコ

ブリテンの王であるリアは、高齢のため退位するにあたり、国を3人の娘に分割し与えることにした。長女ゴネリルと次女リーガンは巧みに甘言を弄し父王を喜ばせるが、末娘コーディリアの実直な物言いに立腹したリアは彼女を勘当し、コーディリアをかばったケント伯も追放される。彼女は勘当された身でフランス王妃となり、ケントは風貌を変えてリアに再び仕える。
リアは先の約束通り、2人の娘ゴネリルとリーガンを頼るが、裏切られて荒野をさまようことになり、次第に狂気にとりつかれていく。リアを助けるため、コーディリアはフランス軍とともにドーバーに上陸、父との再会を果たす。だがフランス軍はブリテン軍に敗れ、リアとコーディリアは捕虜となる。ケントらの尽力でリアは助け出されるが、コーディリアは獄中で殺されており、娘の遺体を抱いて現れたリアは悲しみに絶叫し世を去る

2024.3.26
赤坂シアター
TBS&HORIPRO present
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子
主演:石丸 幹二、笹本玲奈、石垣佑磨、松田 慎也、白羽 ゆり、福山 康平、西野 遼、宝意 紗友莉、香寿 たつき

魔法の世界は舞台へ続く。
ハリー・ポッター、19年後のストーリー。
ハリー、ロン、ハーマイオニーが魔法界を救ってから19年後、かつての暗闇の世を思わせる不穏な事件があいつぎ、人々を不安にさせていた。
魔法省で働くハリー・ポッターはいまや三人の子の父親。
今年ホグワーツ魔法魔術学校に入学する次男のアルバスは、英雄の家に生まれた自分の運命にあらがうように、父親に反抗的な態度を取る。幼い頃に両親を亡くしたハリーは、父親としてうまくふるまえず、関係を修復できずにいた。
そんな中、アルバスは魔法学校の入学式に向かうホグワーツ特急の車内で、偶然一人の少年と出会う。彼は、父ハリーと犬猿の仲であるドラコ・マルフォイの息子、スコーピウスだった!二人の出会いが引き金となり、暗闇による支配が、加速していく・・・。


2024.4.18
サンシャイン劇場
ニッポン放送開局70周年記念公演
『鴨川ホルモー、ワンスモア』

脚本・演出
上田誠(ヨーロッパ企画)
出演
中川大輔、八木莉可子、鳥越裕貴、清宮レイ、佐藤寛太ほか。
原作:万城目 学
(「鴨川ホルモー」「ホルモー六景」/角川文庫刊)
美術:長田佳代子、音楽:伊藤忠之、
振付:EBATO、映像:大見康裕、
照明:倉本泰史、音響:加藤 温、
衣裳:髙木阿友子、ヘアメイク:大宝みゆき、
演出助手:山田 翠、舞台監督:川除 学、
制作:辻村実央 加藤恵梨花 新井莉音

2浪したのち京大に入学した安倍が、怪しい先輩の誘いと早良さんへの一目ぼれに任せて入った「京大青竜会」なるサークルは、千年の昔から脈々と続く謎の競技「ホルモー」をするサークルだった。当惑とときめき、疑いつつ練習、そしてこの世ならざる「奴ら」との邂逅。俺たちが開けたのはなんの扉だったろうか。世界の謎よりも魅惑的な彼女の鼻、そして押し寄せるリグレット。すべては思い返せば喜劇。鴨川ホルモー、叶うならワンスモア。

2024.5.14
明治座
「Daiwa House Special 地球ゴージャス三十周年記念公演『儚き光のラプソディ』」

[作・演出]岸谷五朗
[出演]中川大志 / 風間俊介 / 鈴木福 / 三浦涼介 / 佐奈宏紀 / 保坂知寿 / 岸谷五朗 / 寺脇康文 /

「ここはどこだ」
ひとり、またひとりと謎の白い部屋に集まる人たち
共通することはただ一つ、
それぞれの「逃げたい」という強い感情が溢れそうになった瞬間に
目の前に現れたという「扉」。
その扉を開くと、この部屋が現れたという。

集まったのは7人の男女。
孤児院で育ったという青年‥
謎のジョッキー‥
軍服を身に纏った男‥
ホテル支配人に、ひまわり畑から来たという二人の男
そして老婆‥
生きていた場所も時代も様々である。

部屋の中で繰り広げられる会話により、
互いの関係が微妙に、でも確実に変化する。
何故この人と 何故この部屋で 何故この時に
私たちは出逢ったのか

2024.5.29
本多劇場
柿喰う客 新作本公演2024
『殺文句』
作・演出|中屋敷法仁
出演 玉置玲央、中屋敷法仁、七味まゆ味、村松洸希、永田紗茅、長尾友里花、沖 育美、齋藤明里、原田理央、今井由希、淺場万矢
「テメェのせいで組織が腐るんだよ!!」
崇高な経営理念。野心的なビジョン。
不可解な転落事故をきっかけに、すべてが狂い出す。
夢と絶望が支配するブラックオフィスミステリー。

2024.8.23
紀伊國屋ホール
紀伊國屋ホール開場60周年記念公演 KOKAMI@network vol.20 『朝日のような夕日をつれて2024』
[作・演出] 鴻上尚史 [美術] 松井るみ [音楽] 河野丈洋 [振付] 川崎悦子 [照明]北澤真 [音響] 原田耕児 [映像] 冨田中理 
[衣裳] 森川雅代 [ヘアメイク] 西川直子  [演出助手] 小林七緒 [舞台監督] 澁谷壽久 
[キャスト]
玉置玲央、一色洋平、稲葉友、安西慎太郎、小松準弥。

おもちゃ会社立花トーイ。ゴドーを待ちながら。私が私である世界。この三つの場面を行き来しながら、それぞれの人物の人生や人々が本当に望むおもちゃを模索する。混ざり合う三つの世界の物語の中で哲学的なやり取りが繰り広げられていく。

2024.9.18
世田谷パブリックシアター
Bunkamura Production 2024/DISCOVER WORLD THEATRE vol.14『A Number―数』『What If If Only―もしももしせめて』
[出演]堤真一 / 瀬戸康史 / 大東駿介 / 浅野和之 / ポピエルマレック健太朗(Wキャスト) / 涌澤昊生(Wキャスト)
[作]キャリル・チャーチル
[翻訳]広田敦郎
[演出]ジョナサン・マンビィ
[美術・衣裳]ポール・ウィルス

『A Number―数』
堤真一・瀬戸康史
バーナードは、ある日ショッキングな事実を知る。
どうやら自分には“コピー”、つまりクローンがいるらしい。
しかもそれは少なくない“数”が存在するようだ。
自分は数多くいるクローンの一つなのか、あるいは自分こそがオリジナルなのか。
父親ソルターは懸命に説明をしようとする、
「自分は何も知らない、病院が勝手にバーナードの細胞を盗んで違法な“コピー”をつくったに違いない」と。
事情を知らないわけがないとバーナードがさらに問い詰めると、
ついにソルターは重い口を開くが、そこで語られた“事実”は果たして“真実”なのか。
そしてまた別の日、ソルターの前にもう一人の“息子”バーナードが現れて──。 

『What If If Only―もしも もしせめて』
東駿介×浅野和之ら
愛する人を失い、某氏は苦しみの中にいる。
もしせめてあのとき、ああしていたら。
もしせめてあのとき、ああしていなかったら。
願わくば、愛する人とまた話がしたい。
ただただ、愛する人に会いたい。
果てしなく続く自分への問いかけと叶わぬ願いを抱えるなか、
某氏の前に、起きなかった“未来”が現れる。
そして、起きえたかもしれない、たくさんの“未来たち”も。
混乱する某氏に声をかけるのは、“現在”だ。
良いことも悪いことも、何が起きても起きなくても、
未来へ向かっていまを生きていくしかない。
やがて来るべき幼き未来が姿を現すだろう。

2024.9.19
本多劇場
ヨーロッパ企画第43回公演
『来てけつかるべき新世界』

作・演出=上田誠 
音楽=キセル
出演=石田剛太 酒井善史 角田貴志 諏訪雅
土佐和成 中川晴樹 永野宗典 藤谷理子 /
金丸慎太郎 町田マリー
岡田義徳 板尾創路

大阪・新世界を舞台にしたSF人情喜劇です。くすんだ歓楽街にたむろするオッサンおばはんらの元へ、文字通りの「新世界」がやってきます。ドローン、ロボット、AI、メタバース、シンギュラリティ…。

2024.11.11
本多劇場
M&Oplaysプロデュース
『峠の我が家』
作·演出・岩松了
CAST・仲野太賀、二階堂ふみ、柄本時生、池津祥子、新名基浩、岩松 了、豊原功補
STORY
峠にある古い一軒の家。
この家は、夏の間観光客を受け入れる《峠》という旅館を営んでいる。この家に住んでいるのは主人の佐伯稔(岩松了)、その息子・正継(柄本時生)、正継の妻の斗紀(二階堂ふみ)の3人。夏が過ぎた今、訪ねる人もいないこの家に、安藤修二(仲野太賀)という若者と、その兄嫁(池津祥子)が訪ねてくる。安藤は峠を越えた所にある兄の戦友の家に、戦友の軍服を届けに行くという。この家に嫁ぎながら、ここでない場所に出てゆきたいと望む斗紀はこの若者に救いを求める。また、たまたまここを訪れたような安藤にも、何か隠された事情があるようだ。やがて若い二人の間に芽生える感情――それは、恋心なのか?
この家を度々訪れる中田(豊原功補)という彫刻家と、その部下の富永(新名基浩)も加わり、事態は人々の思惑や企みの中、不穏な方向へと転がってゆく――。

2024.12.17
花組 東京宝塚劇場公演
三井住友VISAカード シアター
ファンタジー・ホラロマン
 『エンジェリックライ』
レヴュー グロリア
 『Jubilee(ジュビリー)』

《主演》
永久輝 せあ、星空 美咲
《解説》
ファンタジー・ホラロマン
『エンジェリックライ』
作・演出/谷 貴矢
天界一の大ホラ吹き、天使アザゼル。類まれなる美貌と聡明さを持つ彼だったが、その大変なる素行の悪さから、ついに天帝の怒りを買ってしまう。アザゼルは一切の能力を封じられ、修行と称して人間界へと堕とされてしまうのだった。
天界へと帰る方法を模索するアザゼルだったが、天使としての能力と共に、なんと嘘をつく能力も封印されてしまっていた。人々に真実の素性を語るも、あまりの荒唐無稽さに相手にされず、ホラ吹き呼ばわりされてしまうアザゼル。途方に暮れ、飲んだくれる彼は、一人の女性と出会う。彼女はエレナと名乗り、トレジャーハンターだという。
エレナは、どんな天使や悪魔をも従えることができる、と言い伝えられる秘宝「ソロモンの指輪」を狙っていた。長らく人類史から紛失していたが、最近フェデリコという大富豪が入手した指輪が、それに違いないという。指輪の力を使えば、自分も天界へ帰れるかもしれない、と協力を申し出るアザゼル。二人は共闘を誓い、指輪を盗む策を練り始めるのだった。
その頃、フェデリコの元に別の怪しい影が忍び寄っていた。指輪の力を得んと欲する悪魔、フラウロスである。一方、その動きを察知した天界も、大天使ラファエルを人間界に派遣し、事態は混迷を極めていく。
果たしてアザゼルは、人間、天使、悪魔が入り乱れる騙し合いに勝利し、力を取り戻して天界へと帰ることができるのか。壮麗なる虚構で送る、ファンタジー・ホラロマン。

レヴュー グロリア
『Jubilee(ジュビリー)』
作・演出/稲葉 太地
Jubilee⸺それは、記念祭や祝典を表す言葉。宝塚歌劇110周年、そして永久輝せあと星空美咲の新トップコンビ率いる新生花組誕生に際して栄光と歓びに満ち溢れたレヴューをお届け致します。新たな王の誕生を祝うプロローグを始め豪華絢爛な数々の場面で綴る、百花繚乱の花組生達の輝きを詰め込んだ祝祭感溢れるレヴュー。


《ライブ》

『TM NETWORK 40th
FANKS intelligence Days
〜STAND 3 FINAL〜』

小室哲哉〈Key〉、
宇都宮隆〈Vo(G)〉、
木根尚登〈G(Key・ハーモニカ)〉

<Day29>2024年02月10日(土)   
 名古屋国際会議場 センチュリーホール

<Day33>2024年03月07日(金)  
<Day34>2024年03月08日(金)   
 TACHIKAWA STAGE GARDEN(立川ステージガーデン)


NAOTO 20th Anniversary
"PARTY" THE LIVE

2024.4.5
日本橋三井ホール
NAOTO (Violin)
松本圭司(Pf)、伊藤ハルトン(6tml)、須藤満(B)、齋藤たかし(Dr)


『TM NETWORK 40th FANKS intelligence Days 〜YONMARU〜』 
小室哲哉〈Key〉、
宇都宮隆〈Vo〉、
木根尚登〈G(Key・ハーモニカ)〉 
■サポートミュージシャン
Gt:北島健二
Dr:阿部薫

〈Day35〉2024年4月20日(土)
〈Day36〉2024年4月21日(日)
 東京都 東京ガーデンシアター

〈Day37〉2024年4月26日(金)
〈Day38〉2024年4月27日(土)
 大阪府 大阪城ホール

〈Day39〉2024年5月18日(土)
〈Day40〉2024年5月19日(日)
 神奈川県 Kアリーナ横浜


Makihara Noriyuki Concert 2024 “TIME TRAVELING TOUR” 2nd Season ~Yesterday Once More~
2024.6.3
有明ガーデンシアター
槇原敬之


『石丸幹二オーケストラコンサート2024』
2024.6.21
東京芸術劇場
石丸幹二
〈ゲスト〉石川禅、今井清隆、坂元健児(50音順)
東京フィルハーモニー交響楽団


『玉城貞子~東京公演~首里城望でぃ』
2024.6.22
南青山マンダラ
玉城貞子
田中暢人(唄,三線) 日暮健(Key,G)
特別出演:津波琴江

『REBECCA NOSTALGIC NEW WORLD TOUR 2024』
2024.7.14
昭和女子大学人見記念講堂
NOKKO(Vocal)、土橋安騎夫(Keyboards)、高橋教之(Bass)、小田原豊(Drums)、
是永巧一(Guitar)、中島オバヲ(Percussion)


『billboard classics ELECTRO produced by Tetsuya Komuro』
【出演】
 小室哲哉 
【音楽プロデューサー・編曲】
 小室哲哉
【指揮・オーケストラアレンジ】
 藤原いくろう
【チェロ・オーケストラアレンジ】
 徳澤青弦
【オーケストラアレンジ】
 神坂享輔、水野蒼生、和仁将平

・2024.7.19
 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
[ゲストボーカル]野宮真貴
・2024.9.3
 東京芸術劇場
[ゲストボーカル]満島ひかり


『Takashi Utsunomiya Tour 2024
U_WAVE ; Mix』

【メンバー】
 Vocal:宇都宮隆
 Keyboard:土橋安騎夫
 Guitar:野村義男
 Drum:小林香織
 Violin:NAOTO
 Keyboard:nishi-ken
 Poem&Lyrics:田中花乃
 Performance:エディー

 ・2024年9月28日(土)
 ・2024年9月29日(日)
   Zepp DiverCity Tokyo

 ・2024年10月4日(金)
 ・2024年10月5日(土)
   Zepp Nagoya

 ・2024年10月11日(金)
 ・2024年10月12日(土)
   Zepp  Namba(Osaka)

 ・2024年10月25日(金)
   BLUE LIVE 広島

 ・2024年11月4日(月・祝)
   KT Zepp Yokohama

 ・2024年11月9日(土)
   Zepp Sapporo

 ・2024年11月23日(土)
    Zepp DiverCity Tokyo

「野村義男 60th Anniversary Live ~還暦目前!10年ぶりのソロライブ!~」
日程:2024年10月20日(日)
場所:EX THEATER ROPPONGI
出演
野村義男
野村義男バンド:五十嵐公太(Dr.)/寺沢功一(Ba.)/力石理江(Key.)/松尾和博(Gt.)/三浦拓也(Gt.)/田村直美(Cho.)/出口雅之(Cho.)

【Guest Artist】
宇都宮隆
荻野目洋子
高木ブー


「MUUUSE "TETSUYA KOMURO" NIGHT」
(MUUUSEのオープニングイベント)
2024年11月8日(金)
虎ノ門ヒルズ
小室哲哉
ゲスト:DJにミト(クラムボン)※MUUUSE(ミューズ):MUSIC MUSEUMは、⾝体ごと⾳楽に没⼊する新感覚の⾳楽体験ミュージアムです。アート、テクノロジー、エンターテインメントなどの垣根を越えた情報発信拠点「TOKYO NODE」と、声と⾳楽で東京の景⾊をつくるラジオ局「J-WAVE」がタッグを組み、⼀流のクリエーターによる表現と最先端演出により、クラシックから、ポップス、AIが作曲する⾳楽まで、イマーシブな⾳楽体験を提供します。

2024 さだまさしコンサートツアー”51″
■日付:2024年11月19日
■コンサート会場:森のホール21
出演:さだまさし
サポートメンバー:さだ工房店

Naoto Kine PIANO & GUITAR CONCERT 2024「INCLUSIVE〜D-45〜」
2024年11月30日(土)
※昼夜鑑賞
羽田 TIAT SKY HALL
出演:木根尚登、中村修司、山本英美

創立70周年記念コンサート
飛翔 ~GEIKO 70th Anniversary~ 演奏会

(同窓会共催)
2024年12月1日(日)
東京藝術大学 奏楽堂
70周年を記念して、芸高出身の5人のソリストを中心に幅広い音楽シーンで活躍するメンバーがこの日のためだけに集結。
《出演》
榊原大(Pf) 弦一徹(Vn) NAOTO(Vn) 中川英二郎(Tb) 山崎千裕(Tp)
​​《 バンドメンバー 》
Vn.真部裕 Vn.押鐘貴之 Va.大谷舞 Vc.徳沢青弦  Dr.叶雅久(カノウガク)   Ba.一本茂樹 Per.大石真理恵 Key.関美奈子

GLAY 30th Anniversary ARENA TOUR 2024-2025 "Back To The Pops" Presented by GLAY EXPO
2024年12月7日(土)
東京・有明アリーナ
《サポートメンバー》
TOSHI(Dr)、村山☆潤(Key)

Kentaro Nishida LIVE 2024 “Growth”
2024年12月16日(月)
Spotify O-nest(渋谷)
《出演》
Vocal&Keyboards : Kentaro Nishida
Guitars : 木島 靖夫
Bass : タケウチ カズヒロ
Drums : たにお
Mp : 守尾 崇、中山 崇史
& All Staff

ゴスペラーズ 30周年記念祭@日本武道館
2024年12月20日
日本武道館

押尾コータロー クリスマス・スぺシャルライブ 2024
2024年12月22日
なんばHatch
ゲスト 渡辺美里

ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2024-2025 ~I am ayu~
2024年12月30日
東京:国立代々木競技場第一体育
浜崎あゆみ

『TM NETWORK 2024 intelligence Days FANKS! inside』
2024年12月31日
有明ガーデン

《美術館・博物館》

2024.1.3
東京国立博物館
『博物館に初もうで 
謹賀辰年―年の初めの龍づくし―』

令和6(2024)は辰年です。「辰」は十二支の五番目にあたります。古代中国の天文学に端を発した十二支は、東アジアの人々の生活に深く浸透し、方角、時刻や月日、そして十二年ごとに一巡する年回りを示すようになりました。十二支にあてられた動物を十二支獣と呼び、辰には龍があてられます。龍は十二支獣の中で唯一想像上の動物です。
本特集では、この龍をモチーフとした作品を一挙にご紹介することで、辰年の始まりを寿ぎます。龍は時には堂々とした姿を、時にはユーモラスな姿を見せますが、最初にご紹介するのは、中国皇帝や天皇の書など新年を寿ぐのにふさわしい勢いのある書画作品です。続いて、中国で生まれた龍のイメージが日本をはじめアジア世界に広まる様子を各地の作品を通してご案内いたします。さらに、想像の産物である龍に命を吹き込むかのように技巧を凝らした作品の数々や、たくましくもユーモラスな姿にかたちづくられる龍の造形をお楽しみいただきます。

2024.2.27
東京都美術館
『印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵』
第1回印象派展から150周年を迎える2024年、印象派がヨーロッパやアメリカへもたらした衝撃と影響をたどる展覧会を開催します。19世紀後半、大都市パリには国外からも多くの画家が集いました。パリで印象派に触れ、学んだ画家たちは、新しい絵画の表現手法を自国へ持ち帰ります。本展は、西洋美術の伝統を覆した印象派の革新性とその広がり、とりわけアメリカ各地で展開した印象派の諸相に注目します。
アメリカ・ボストン近郊に位置するウスター美術館は、1898年の開館当初から印象派の作品を積極的に収集してきました。このたび、ほとんどが初来日となる同館の印象派コレクションを中心に、日本でもよく知られるモネ、ルノワールなどフランスの印象派にくわえ、ドイツや北欧の作家、国際的に活動したサージェント、さらにはアメリカの印象派を代表するハッサムらの作品が一堂に会します。これまで日本で紹介される機会の少なかった、知られざるアメリカ印象派の魅力に触れていただく貴重な機会となります。

2024.2.17
有楽町マルイ
『「牙狼」シリーズ初の展覧会「牙狼展~守りし者の記憶~」』
本展覧会では、初代牙狼から最新作までの歴代コスチュームや、小道具など、普段は見ることができないアイテムを多数展示


2024.2.29
東京国立博物館
『特別展「本阿弥光悦の大宇宙」』
本阿弥光悦(ほんあみこうえつ・1558〜1637)は戦乱の時代に生き、さまざまな造形にかかわり、革新的で傑出した品々を生み出しました。それらは後代の日本文化に大きな影響を与えています。しかし光悦の世界は大宇宙(マクロコスモス)のごとく深淵で、その全体像をたどることは容易ではありません。
 そこでこの展覧会では、光悦自身の手による書や作陶にあらわれた内面世界と、同じ信仰のもとに参集した工匠たちがかかわった蒔絵など同時代の社会状況に応答した造形とを結び付ける糸として、本阿弥家の信仰とともに、当時の法華町衆の社会についても注目します。造形の世界の最新研究と信仰のあり様とを照らしあわせることで、総合的に光悦を見通そうとするものです。
「一生涯へつらい候事至てきらひの人」で「異風者」(『本阿弥行状記』)といわれた光悦が、篤い信仰のもと確固とした精神に裏打ちされた美意識によって作り上げた諸芸の優品の数々は、現代において私たちの目にどのように映るのか。本展を通じて紹介いたします。

2024.3.29
東京国立博物館
『建立900年特別展「中尊寺金色堂」』
中尊寺金色堂は藤原清衡(1056~1128)によって建立された東北地方現存最古の建造物で、2024年に天治元年(1124)の上棟から900年を迎えます。これを記念して開催する本展では、堂内中央の須弥壇に安置されている国宝の仏像11体を一堂に展示するほか、かつて金色堂を荘厳していた国宝・金銅迦陵頻伽文華鬘(こんどうかりょうびんがもんけまん)をはじめとするまばゆいばかりの工芸品の数々をご紹介します。また、会場内の大型ディスプレイでは8KCGで原寸大に再現された黄金に輝く金色堂とその内部を間近にご覧いただけます。世界遺産・平泉の迫力のある文化と歴史の粋をどうぞお楽しみください。


2024.4.27
なんばマルイ 5階イベントスペース
『日渡早紀原画展』
日渡早紀のデビュー40周年を記念して、カラー原画、漫画原稿など、ここでしか見られない貴重な資料が一堂に介する原画展開催決定。代表作「ぼくの地球を守って」を中心に、日渡早紀先生の作り出す美しい世界観をご堪能ください。

2024.6.10
space caiman(神田)
『雨宮慶太仕事展 −界−』
映画監督のみならず、イラストレーター、キャラクターデザイナーとしても唯一無二の作品を発表し続ける映像クリエイター・雨宮慶太先生の、画業に焦点をあてた仕事展を開催します。
現実には存在しない妖の者、獣の姿、機械で動く身体、惑わす女…
アナログで描かれた空想画から発せられる創作の熱を、ぜひ体感してください。

2024.8.8
日本橋ホール
『モネ&フレンズ・アライブ』
フランス印象派の誕生から150年を迎える特別な年
第一回印象派展が開催されてから150周年を迎える今年、世界中で愛されてきた「フランス印象派」の世界を冒険する没入型展覧会「モネ&フレンズ・アライブ」を開催。
本展では、社会的にも政治的にも混とんとした時代に生まれた印象派の歴史を紐解きます。
19世紀半ばから20世紀初頭にかけて活躍したクロード・モネや印象派の作品の数々に、力強いクラシック音楽と最新のイマーシブ技術を組み合わせることで、芸術性とエンターテインメント性を兼ね備えた没入体験をお届けします。
光、色、音、香りのなかで、クロード・モネ、カミーユ・ピサロ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、ポール・セザンヌ、エドガー・ドガらの大胆な筆遣いを巨大なスクリーンに映し出し、次々に流れるサウンドに身を委ねることで、印象派の世界の激しさと美しさに心を奪われる体験をお楽しみください。

2024.9.20
国立新美術館
『CLAMP展』
少年漫画、少女漫画、青年漫画を横断して多様な漫画作品を世に送り出し、またときには漫画という枠を超えて独自の表現を追求し続けてきた女性4人の創作集団CLAMP。国立新美術館で開催される漫画家の個展としては2回目となる本展は、デビュー作『聖伝-RG VEDA-』から最新作『カードキャプターさくら クリアカード編』までの23作品を網羅した約800点のカラー・モノクロ原画を展示する、これまでにない大規模な展覧会となります。「C」「L」「A」「M」「P」を頭文字とした「COLOR」「LOVE」「ADVENTURE」「MAGIC」「PHRASE」のテーマでCLAMPの作品世界を巡る展示構成を中心に、漫画以外の創作活動を含めた多岐にわたる画業の歴史を関連資料で紹介する「IMAGINATION」、本展のために特別に描き下ろされたカラーイラストが堪能できる「DREAM」の、7つのエリアで35年の創作活動の軌跡をたどります。CLAMPがこれまで年齢・性別・国を超えて読者たちを魅了し、届けてきたメッセージを改めて紐解く体験へ、みなさまをご案内いたします。

2024.11.1
国立西洋美術館
『モネ睡蓮のとき』
印象派を代表する画家のひとりであるクロード・モネ(1840-1926)。1890年、50歳になったモネは、ノルマンディーの小村ジヴェルニーの土地と家を買い取り、これを終の棲家としました。そして数年後には、睡蓮の池のある「水の庭」を造成します。この睡蓮の池こそ、以降の画家の心を占め続けた、最大の創造の源にほかなりません。本展は、〈睡蓮〉連作を中心に、モネ晩年の芸術をご紹介するものです。
モネの晩年は、家族の死や自身の眼の病、第一次世界大戦といった多くの困難に直面した時代でもありました。そんななかでやがて彼は、睡蓮の池の水面を描いた巨大なカンヴァスによって部屋の壁面を覆う、「大装飾画」の構想を抱きます。本展の中心をなすのは、この「大装飾画」の制作過程で生み出された大画面の〈睡蓮〉の数々です。未完の構想を外に出すことを嫌ったモネは、それらの作品の大部分を最期までアトリエに残しましたが、彼が生前に唯一、〈睡蓮〉の装飾パネルを手放すことを認めた相手が、日本の実業家で収集家の松方幸次郎(1866-1950)でした。松方はジヴェルニーのモネの家を訪れて画家と交流し、最終的に30点以上ものモネの作品を収集しました。それらは今日、国立西洋美術館のコレクションの白眉をなしています。
本展では、パリのマルモッタン・モネ美術館の所蔵作品およそ50点に、国立西洋美術館をはじめ日本各地に所蔵される作品を加えた、計64点のモネの絵画を展覧します。日本においては過去最大の規模で、モネの〈睡蓮〉が一堂に会する機会となります。

2024年11月16日
2024年12月16日
虎ノ門ヒルズ
「MUUUSE 」※通常
MUSIC MUSEUMは、⾝体ごと⾳楽に没⼊する新感覚の⾳楽体験ミュージアムです。アート、テクノロジー、エンターテインメントなどの垣根を越えた情報発信拠点「TOKYO NODE」と、声と⾳楽で東京の景⾊をつくるラジオ局「J-WAVE」がタッグを組み、⼀流のクリエーターによる表現と最先端演出により、クラシックから、ポップス、AIが作曲する⾳楽まで、イマーシブな⾳楽体験を提供します。

《本》

「旅屋おかえり」
原田マハ
 売れないアラサータレント“おかえり"こと丘えりか。ひょんなきっかけで始めた「旅代理業」は依頼人や出会った人々を笑顔に変えていく

「告白は踊る」
小室哲哉
 僕のnationality(国籍)は東京である--。発信地としての東京を俯瞰して捉え、その刺激をいかに創作へ向けるか。TMNのリーダーとして人気を誇る小室哲哉が語る“都市とエンタテイメント”。

「盤上の向日葵」
柚月裕子
将棋界に彗星のごとく現れ、タイトル戦に挑む異端の棋士・上条桂介。
発見された白骨遺体とともに埋められていた名駒。その所有者をたどり、真相に迫ろうとするベテラン刑事と将棋の道をあきらめた若手刑事。
真剣師が勝負の世界に魂を注いでいた時代、過酷な運命を背負って棋士の頂点を目指した青年の半生をあぶりだす本格ヒューマンミステリー。

「サロメ」
原田マハ
現代のロンドン。日本からビクトリア・アルバート美術館に派遣されている客員学芸員の甲斐祐也は、ロンドン大学のジェーン・マクノイアから、未発表版「サロメ」についての相談を受ける。
このオスカー・ワイルドの戯曲は、そのセンセーショナルな内容もさることながら、ある一人の画家を世に送り出したことでも有名だ。
彼の名は、オーブリー・ビアズリー。
保険会社の職員だったオーブリー・ビアズリーは、1890年、18歳のときに本格的に絵を描き始め、オスカー・ワイルドに見出されて「サロメ」の挿絵で一躍有名になった後、肺結核のため25歳で早逝した。
当初はフランス語で出版された「サロメ」の、英語訳出版の裏には、彼の姉で女優のメイベル、男色家としても知られたワイルドとその恋人のアルフレッド・ダグラスの、四つどもえの愛憎関係があった……。
退廃とデカダンスに彩られた、時代の寵児と夭折の天才画家、美術史の驚くべき謎に迫る傑作長篇。

*たかはし るみこ*

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