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会社にとって、最も重要な経営資源は何か?
土曜日の今日、会社で半日ほど会議がありました。テーマは戦況分析。戦況分析は、自社、顧客、競合、中間顧客、ビジネスを取り巻く地域社会の5つで行いました。5Cというわれる分析手法です。
・Company:自社の理解
・Customer:消費者の理解
・Competitor:競合他社への理解
・Customer:流通などの中間顧客の理解
・Community:ビジネスを取り巻く地域社会の理解
戦況分析とは、「市場構造」を理解して、それを味方につけるためにやる。
戦況分析を本気でやる理由は、「市場構造」に逆らって確実に失敗する「地雷」を避けるためにやる。元USJの森岡さんの水色本にもこう書かれています。
このコロナの中、冷静に会社の状況を分析しようということで始まったのですが、半日で終わるようなものではなかったです。特に自社に関する話で大部分を占めました。
経営資源とは何か
自社の状況、経営資源をを知り理解することはとても大事です。なぜなら、経営資源とは、使う人が認識できていないと使えないということでもあるからです。そして認識することによって、増やすこともできます。
経営資源とは、人、モノ、カネ、情報、時間、知的財産あります。人はその人がどんなスキルセットやネットワークをもっているか。モノは、うちの会社でいうとMATCHAというメディアやコンテンツそのものです。
カネは会社にどれくらい資金があるか?株式価値があるか等。情報は会社の中にある世の中の情報、トレンド、他社が知らない真実等。ユーザーインサイトやノウハウもこのあたり入ります。時間は目指していることに対してどれくらい時間があるか?など。知的財産は特許などが含まれます。
上記をなるべく多く知り、理解することが事業を成長をさせていく上で大事です。
最も重要な経営資源は何か?
人、モノ、カネ、情報、時間、知的財産の中、もっとも重要な資源は何か?それは人です。人がもっとも変動します。でも普通に考えてそうですよね、人によってモノが生まれ、その人とモノによってカネが生まれます。
先日、月刊事業構想でお話させてもらったSHIFTの丹下さんも、SHIFTのセンターピンは人と強く言っていました。いいエンジニアがいい仕事を作り、いい仕事が新たな仕事をつくると。
MATCHAもそうなんですよね。MATCHAというメディアも、会社にいるメンバー一人一人がいるからこそ成り立っています。様々なメンバーの強みが組み合わせるからこそ今がある。そして、一人一人の成長によって、会社の成長度合いが変わります。
まだまだMATCHAができることは山ほどある
今日、半日ほどかけて自社の資源について洗い出してみたのですが、自分も認識しきれていないものが沢山ありました。分かっているつもりでも、一つ一つ書き出して、深めていくことによってアイディアは沢山でてくるんですよね。
もちろん、全てのアイディアができるわけではないです。ただ、まだまだできることは沢山あるとワクワクしました。これが自分自身だけじゃなくて、会社の経営陣、メンバーへの認知や理解を広げることが出れば、もっと鋭いアイディアが出てくる様になると思います。認識しないと使えない。逆を言えば、認識をすることで使うことができると。
まだまだ議論は終わっていないので、来週、再来週と話を考えを進めていきたいです。
最後に
最近、自分の中で意識的に行っているのは、一つの本をとにかく深ぼって自分の中に落とし込んでみること。繰り返し読んで、実践してみることです。
森岡さんの水色本以外でいうと、レイ・ダリオ著「PRICIPLES」がそれにあたる。星野リゾートの星野さんの言葉を借りると、まさに教科書的に扱うこととも言えます。
本に書いてることを読むだけでは、あまり意味がないんですよね。自分なりに理解して、実践してみることによってしか掴めないです。
前回のエントリーです。覚えたつもりが、忘れていた箇所がいくつかありました。
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