アテンド - 週末の振り返り(2024年12月15日)
今週は出張が大阪、名古屋と2件ありました。移動距離とアイディアは比例するという言葉がありますが、やっぱり移動するとアイディアが湧きます。湧いてきたアイディアに対して、どの視点をもっとも大事にするか?が実は重要で、その視点がようやく12年目にしてだんだん身になってきた気がします。その内容は後半に。
アテンド(東京)
世界一周中にスペインのサンセバスチャンで知り合った知り合った友人が日本に来ました。Basque Culinary Centerという食の専門大学でリサーチャーをしています。3週間のフードトリップでに日本に来ていたので、MTCHAオフィス、東日本橋のランチ定食、くろぎ甘味研究所、三越のデパ地下を案内しました。
個人的に面白かったのは、定食を頼む時にメニューを3人でシェアしようよという話になったこと。日本だと定食は1人で食べるけれど、シェアすると食事がより楽しくなる。その後、くろぎ甘味研究所に行き、かき氷デビュー。かき氷が作られる過程を楽しみつつ「Fun to Eat!」という言葉をもらいました。黒ごまがベストで、抹茶はクラシックで、かぼちゃが面白い、と。締めは三越のデパ地下へ。日本のサンセバスチャンはどこだろうか?と思った時に、デパ地下がそれに近いなと思いました。気軽にその場で食べる事はできないですが、ここまでのクオリティの惣菜や弁当、お菓子等が凝縮されている場所は世界にそうない。
数ある旅行先の選択肢の中で日本を選んでくれているわけで、来てもらうからには最大限楽しんでもらいたい。メディアを運営しているとどこか数で見てしまう事はあるけれど、こういった一人ひとりの関心と行動の積み重ねが市場を作っていて、その1人の満足度が新たなムーブメントを生むのだろうなと改めて強く感じました。
アテンド(名古屋)
木曜日は、愛知県に日帰りで出張に行ってきました。目的は、発酵に関するツアー視察のため。サンセバスチャンから来たErichも交えて。
去年の半ばぐらいだったでしょうか。セントレア空港社長の犬塚さんとサシでご飯に行くタイミングがありました。「愛知県のディスティネーションブランドとは?」というテーマで盛り上がり、そこで自分が犬塚さんに提案したのは「発酵」でした。
犬塚さんとご飯に行った前週に、ミツカンの中埜さんに半田のミツカンミュージアムに連れて行ってもらいました。ミツカンミュージアムという名の「HAKKO MUSEUM」だなと思うくらいの内容で、インスピレーションをもらいました。
寿司が日本中に広がった理由が愛知にあったこと。愛知は発酵調味料含む発酵食文化が日本トップクラスに豊かなこと。世界のトップシェフや食通が、日本の発酵に関心を持っていること。その一つの結果が、Ace Hotelで行われたNOMAのテーマが「発酵」だったこと。
愛知のディスティネーションブランドの中心を「発酵」に据え、世界のトップシェフや食通の人に情報を届けたら面白いのではないか?そんな仮説から、今、セントレア空港さんと一緒に新しく愛知の発酵とツーリズムにまつわる動きが始まりました。
で、、そのツアーに行ったのですが、自分自身新たにできた体験や同行したErichの反応を見て、自分のその直感が当たっていたのを実感しました。
ルートは、カクキュー八丁味噌→岡崎城→一灯→ヤマシン醤油→九重味醂→澤田酒造→ル・クリューズと2~3日分の内容を1日に凝縮した内容。正直まだ自分の中で消化できていないのですが、個人的に、ヤマシン醤油の白醤油の一番搾りが凄まじかったです。
やはり身体的な移動とともにアイディアが生まれます。取り組みの長期ビジョンも見えて、これやれたら絶対面白いよね、というのが浮かんだので時間をかけて形にしていきたいと思います。
アテンドする際に大事にしていること
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毎週のKPTと目標の振り返り
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