見出し画像

ただの日記〜映画って本当に良いもんですね〜

今朝は午前4時半に娘が夜泣きというか、朝泣きしてオムツなどを交換して妻にバトンタッチ。授乳が終わってから暫く抱っこしてたらまた寝た。まだ5時半過ぎでみんな寝ていたので散歩に出かける。
天気は晴れ。玄関のドアを開けた瞬間にむくどりの鳴き声が凄い。

珍しく満島ひかりの「ヴォイスミツシマ」を聴きながら歩く。ゲストに俳優の小林聡美が出演していた。
昨日ゲオで映画「リンダリンダリンダ」を借りてきたのだが、収録されていたDVD情報の中で小林聡美主演の「かもめ食堂」の予告が流れた。
これらの映画が公開されていたころの私は大学生くらいで一番映画館に足を運んで映画にかぶりついていた。名画座やミニシアターに足繁く通ったり、レンタルDVDショップでマニアックな映画を貪るように発掘したりしていて、ただただそれが楽しかった。かもめ食堂も近所のミニシアターで見た記憶がある。

映画鑑賞が私のライフワークだった。
多分、自分は将来映画関連の職業に就くだろうと思っていたし、映画をたくさん見ることがそのための準備だと思っていた側面もあったかもしれない。
でも蓋を開けてみると、今の私は映画とは全く関係ない仕事をしていて、しかも育休まで取って日常を過ごしている。

久しぶりに映画をレンタルで借りてきた。この行為自体がとても懐かしい気持ちにさせてくれた。かもめ食堂の予告で目にした小林聡美が昨日の今日でラジオに出ていたもんだからなんだかとても嬉しくなった。
しかも、かもめ食堂の舞台であるヘルシンキの話も少ししてくれて嬉しさ倍増。

予告で出てきたかもめ食堂も本編であるリンダリンダリンダもとても時間がゆっくり流れている映画、という印象がある。

ここ最近、息子の育児でうまくいかないことが続いて落ち込むことが多かった。
突破口となるなにかを手にしたくて今一度自分と向き合うことにしたらあることに気がついた。

育児や家事が思い通りに進まないとイライラしがちな私。そのイライラの原因が、息子が言うことを聞いてくれなかったり、バッドタイミングで娘が泣き出したりなどの外因子だと思っていた節があった。でもそれは大きな間違いだった。
イライラの原因はあくまで自分自身、内因子だった。

今まで外で仕事をしていた時は、時間までにこなさなければいけないノルマを効率良くさばいていく。そして残業をしない。
そうすることで職場の上司や部下、同僚と良好な関係を保てる。それにあいつ仕事できない奴だって思われたくないという自身のプライドや評価を落としたくないといった葛藤が常にあった。
だから常に時間に追われているというか、少しせっかちになっていたのが職場での私だった。

でも家での仕事、つまりは家事や育児だけれども、これらに対しても外で働いていた時と同じマインドやメンタルで挑んでいる自分に気がついた。
これって家事や育児にはあまり向いていない気持ちの持ち様かもしれない。

なぜなら必ずしも自分の思い通りに子どもたちを動かすことはできないから。そもそも自分の思い通りに事を運ぼうとするから上手くいかなかった時にイライラするわけで。

いつの間にか家事や育児というノルマのようで実はそんなにノルマでないものを絶対にやっておかなくてはならないノルマとして自分に課していた。

外で働く一日も家事や育児をする一日も物理的な時間は同じだけれど、流れてる時間のスピードっていうのは実はちょっと違う気がする。

効率良くこなすことも大切だけど、それに囚われ過ぎてはいけないのが家事育児。特に子ども相手には、焦らずじっくりと、どれだけ気持ちに寄り添って待ってあげられるかっていう忍耐力みたいなものがより重要なのかもしれない。

うまくまとまらないけれど、育休2ヶ月でそんな気づきがあった。そして少し楽な気持ちで一日を過ごせるようになった日でもあった。

明日もたくさん朝飯を食う。
そして日常をじっくり過ごす。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?