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これはとある地方公務員の育児奮闘記録である〜その8〜

お世話になっております。
小市民です。

今日は、孤独を愛していたはずの人間が人との繋がりの大切さに気づき、塞ぎ込んでいた心の窓を徐々に開いていくという素敵なお話をしましょう。

育休も約1ヶ月が経過しようとしていまして…早いもので娘も生まれてから無事1ヶ月が経過しやした。
娘よ、元気に生まれてきてくれてありがとうな。
そして妻よ、命懸けで産んでくれてありがとうな。
ほんとにあなたたちは尊いよ。

そしてもう一人の尊い存在である幼稚園児の息子ですが、彼は既に夏休みに突入しております。
つまり、私の最大の課題は息子を毎日どこで遊ばせるかを考えること、その一択でありまして…

ほぼ毎日熱中症警戒アラート発令されまくってて外遊びは死を意味します。
なので公園遊びは当然に没。
公園の滑り台なんて目玉焼き焼けるんちゃうかという火にかけた鉄板レベル。

図書館は冷房効いてるから命の危機はないので有力候補地ではあります。
また一応キッズスペース的なゾーンが設けられてもいるんです。
しかしながらその範囲は極狭につき、子どもらでごった返す夏休みの図書館のキッズスペースは争奪戦。
また、あちこち動き回りたい、暴れ回りたい盛りの息子が丹念に絵本を選んだり、じっと座って私の読み聞かせを静かに聴いていられるわけもなく、長時間の滞在はほぼ困難を極める状況。

続いて電車旅(旅といってもただ電車に乗るだけ)。
しかし、最近息子は先頭車両で抱っこしてもらいたいというこだわりがあり、毎日これをやるのは私の腰と腕が爆死するのでNG。

こうして文句ばっか言っているので私たち親子は夏休みの遊び場難民になりかけていました。
しかし、まだ世の中捨てたもんじゃありません。
私たちはオアシスを見つけてしまったのです。

いわゆる児童館です。
この児童館は自宅から車で10分かからない場所に位置しています。
前にも何回か行ったことはあるのですが、なにせ私は人見知りで人との会話があまり好きではない(決してコミュ障というわけではなく、一定の会話スキルはあるが、なにせ一人が好きで新しい出会いとかを作ったり広げたりするのが億劫という人生損しがちな面倒臭い)人間なのです。
ですんで他のお父さん、お母さんとの会話がどうしても面倒で若干児童館を今までは避けていました。
しかし、ここは涼しいし、無料だし、おもちゃいぱーいで息子のテンションも爆上がりなので背に腹はかえられぬっつーことで、結果的にほぼ毎日通ってます。

何よりも私が大人達との会話や交流を避けることで息子の楽しい遊びや交流の機会を奪ってはいけないですものね。

なんやかんやで、私はもうこの児童館のヘビーユーザーの域で、職員さんとも顔馴染みです。
なんなら職員さんや他のお父さんお母さん達と会話したくてたまりません。
人と会話したくてしたくてたまんなくてもうわい震えてます。

しかもここの良いところは飲食スペースも別部屋で完備されているところ。
息子は自宅ではうろちょろして食事になかなか集中できないことも多いです。
しかし、ここの飲食スペースでは環境が変わるからか楽しんで食事をしてくれます。
なのでおにぎりやサンドイッチを持参して遊びに行くこともよくあります。

先日、私たちの他にも飲食スペースを利用する親子がいました。
まだ未就学のお子さんを連れたお母さんでした。

息子は後から来たお友達に「何食べてるの?美味しい?」などと積極的に声を掛けたのです。

するとお母さんが「おにぎりだよ〜」など返答してくれて、これがきっかけでママさんと育児あるあるについて語らうことができました。

その時は偏食や食事に集中してくれないことを中心に話したのですが、共感することが多くてなんだか育児って意外と孤独じゃないかもと思えた瞬間でした。

そう思わせてくれたのは息子がその親子に話しかけてくれたからですし、息子にはとても感謝です。

私の性格的に少し勇気はいりますが、でもそのちょっとの勇気さえ出してみれば、意外な交流が生まれたりするし、育児の楽しさや大変さを共有できるチャンスに恵まれるんだなと感じたのです。

それにちょっとの会話だけでも顔見知りになれば、また会った時に会話しやすいですしね。

子どものためでもあり、自分の育児をいい意味で楽にするためにも人との関わりを浅くても良いから広げていくことは親として主夫として大切なのかもしれないと感じた日でもありました。

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