「青騎士」第15B号作品紹介『音盤紀行』(毛塚了一郎)
「青騎士」第15B号作品紹介。毛塚了一郎先生の『音盤紀行』シリーズ「塀越しのメロディー」のご紹介です。
レコードにまつわる人々のドラマをオムニバス形式でお届けする今作。
今回は1949年の横浜…終戦直後の野毛が舞台です。
野毛で喫茶店を営む万里子と秀雄。夫婦の店には音楽好きが集まります。
終戦から4年経ったことで海外の曲もはばからずに聞けるようにはなりましたが、手に入るのは闇市に流れてくるものに限られていました。
日本やアメリカ、世界中の音楽が聴ける店があったら――。
そんな願いを叶えるため、万里子は塀に囲まれている進駐軍基地内に入り込むべく、家政婦の面接に応募します。
『音盤紀行』の単行本第1巻が発売中です!