『ムーンランド』8巻感想
『ムーンランド』8巻(*電子版のみ/2020年11月9日現在)
/ 山岸 菜・著
ムーンランド 8 | ジャンプBOOKストア!|無料マンガ多数!集英社公式電子書店
(ネタバレ注意)
(がっつりネタバレしている感想文なのでご注意ください)
はじめのうちは衝突も多かった満月(みつき・以下ミツ)と朔良(さくら・以下さくら)ですが、次第にお互いがお互いの良き理解者になってきた感じで良かったです。
(短気なさくらが感情表現がうまくないミツに突っかかってたとも言える/笑)
この巻ではインターハイ(以下IH)が舞台。
主にミツやさくら達がいる兎田高校と、さくらの兄・暁良(あきら・以下あきら)がエースとして率いる金烏台高校。
この2つのチームの戦いがメインとして描かれています。
とにかく話が進むごとに迫力を増す体操シーン。
中でも1番驚きだったのは前回IH優勝者で、高校体操界で絶対的王者と呼ばれるあきらの、
「俺は自分に才能があると思ったことはただの一度もない」
この発言には驚きました。
動揺を自身の体操どころか、おくびにも出さないあきら。
チームメイトどころか、身内であるさくらでさえ気づかない。
いや、さくらにとって、あきらは憧れの存在でもあるから気づきたくないというのが本当なのかもしれません。
唯一あきらが心情を吐露できるのは金烏台の監督だけ。
でも、あきらが金烏台に進んだこと、さくらが兎田に進んだことは結果的に間違いじゃなかったと思うのですよ。
あと金烏台の監督の、
「才能も素質もただ持っているだけでは意味をなさん」
この言葉は胸にグサッと刺さりましたねー。
でもこの巻で1番印象が変わったのは沙羅先輩かな。
前はツンとしてるイメージだったけど、チームメイトに対しての、
「彼らは有象無象の選手ではありませんから」
この言葉で見る目がガラッと変わりました。沙羅先輩~~~!
次巻9巻が完結巻!
ついにIHの戦いに決着が付きます。
ちなみにこの作品が掲載されているのはジャンププラスなので、続きが気になって9巻まで待てない方はアプリかWebをチェックです。
[1話]ムーンランド - 山岸菜 | 少年ジャンプ+
今ならこの8巻収録回以外は全話無料ですよ~!(*〜2020年11月17日(火)まで)
IHの行方もだけど、ミツと彼を想う奏子、さくらと幼なじみのあかりの恋愛模様がどうなるのかも描かれて欲しいな。
でもやっぱり完結はさみしい(涙)。
そして電子書籍は苦手という方にもこの作品が広まるように、いつか紙のコミックスも発売されますように。
(感想が予想以上に長くなり自分で自分にびっくり)
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