漫画感想:『龍皇の影姫』18話/『あかのたち』12話
LaLa 2023年8月号
『龍皇の影姫』18話 / 大宙 晃
戦いを止めるため、ついに2人の龍皇──水晶と璃玻が剣を交える──
だが突如璃玻の水龍、黒曜が暴走し始める。
民の命より自分が龍皇になることを優先してしまっていた自分に気がついた璃玻は、自分に流れる皇族の血で黒曜を制御しようとするが、水晶に止められる。
その際に水晶はかつて水龍に自分を殺せと命じ、柘榴に庇われ、倒れる間際に言われた言葉を思い出す。
頑なな璃玻に、水晶は琥珀と璃玻を未来へ連れていくという約束をしたことを明かす。
一方、隠し通路に逃げた柘榴を追った琥珀は──。
「どうすれば琥珀を守れる」
こういう時に人が選ぶのはきっと一番大切な人なんだろうな。
2人の龍皇が守りたいのは
ひとりの少女だった
冒頭で柘榴が「本当に求めるものは璃玻様が龍皇の座に着くこと」と言ってるけど嘘つけ!
柘榴の狙いは水晶と璃玻を相討ちさせて自分が龍皇の座に着くことだと予想。
『あかのたち』12話 / 海道ちとせ
紫莉亜にリベンジ編、決着。
って無断で部活サボって他校まで行ったのか。そりゃ水島先生に大目玉くらうわ。笑
朱音を心配した周一と瀧も合流し、半ば強引に押し切って紫莉亜との対戦を組む朱音。
この朱音のモノローグに私自身が救われる思いでした。
朱音との対戦で、いつもの勝つために卑怯な技を出す癖が次第に出なくなり、ただ必死に朱音に立ち向かう紫莉亜の姿を見た紫莉亜のチームメイトたちは、彼女に水を手渡します。
彼女たちの言動を見た限り初めてのことだったようなので、紫莉亜がそれまで部内で浮いた存在だったのかがわかりましたし、そんな彼女がチームメイトたちに受け入れられた瞬間だと思いました。
かくして朱音との対戦で〈勝利よりもわたしが欲しかったもの〉を得られた紫莉亜。
余談だけど、ケンカはリーチの差で周一に負ける瀧と、朱音と瀧が付き合うなんて解釈違いとかいう周一が面白かったです。解釈違いて。マンガか。笑(マンガだけど)
次回で最終回なの残念すぎるし寂しすぎる…!