漫画感想:『放課後ブルーモーメント』1巻 / 旗谷澄生/『恋せよまやかし天使ども』1巻 / 卯月ココ
『放課後ブルーモーメント』1巻/旗谷澄生
沼った…
読めば読むほどハマっていく…
デザート本誌で読む前は絵柄が苦手だなと思ったんですが読んだらハマった。沼った。はじめは苦手だと感じた絵柄もかわいく感じてきた。
夏休みに補講を受けることになった鈴は、同じく補講仲間の清登と〈今までしたことないけどしてみたかったこと〉を次々と叶えていく。
そこに補講仲間の充、虎太朗、杏莉も加わり、補講だけど尊い高1の夏休みの時間が始まる──!
帯にある〈初めて、全部が報われる恋をした。〉というのは鈴のことだけではなく、清登のことでもあると思ったのですよ。
こういう鈴や清登みたいなまじめにがんばってる子たちが報われる世の中になって欲しいなあと思いました。
ヤングケアラーであることを周囲に隠し友だちだけでなく家族にも明るく振る舞う清登。
だけど清登の心身が悲鳴を上げそうになってるのに誰か気づいてあげてー。
鈴と清登の恋の行方もですが、夏休みが終わってもこの5人の尊い時間が続きますように。
余談だけど清登が鈴に「水落さんがいい」と言ったシーン。
他の3人は起きてたと思いますか? 寝てたと思いますか?
ワタクシは起きてたに1票。
『恋せよまやかし天使ども』1巻/卯月ココ
絵が好み
予告カット見てタイトルと絵でファンタジーかと勘違いして読んだのはこのワタクシです。
ファンタジーじゃなかったけど、完璧美少女と完璧イケメンのギャップがすごいだまし愛(?)学園ラブコメだった。
自他ともに認める完璧美少女・桂おとぎ。ついた呼び名は“心撃の天使”。そんな彼女の裏の顔はナルシストで男勝り。
おとぎと同じクラスの完璧イケメン・一 刻。なかなかおとぎになびかない彼にも実は裏の顔があるのではと考えたおとぎは──?
刻のギャップが明るみになるシーンがすごい!
個人的には2話の恋愛が主題じゃないけどキュンとくるポイントはおさえてくるエピソードが好きです。
少女漫画のネクストヒット筆頭格と言っても過言ではないと思います。