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CRDSのレポートを読もう:未来を読むためには最先端を知る

生成AIが騒がしいですね。ソフトバンクが脳オルガノイド!?

Youtubeでも俺が未来を知っているみたいな人が溢れています(あれあなたこの前まではNFTって言ってなかった?その前はVRと言っていたよね)。

後追いの人は全然不要で、未来を読むためには最先端を知ることです。ということは研究論文を読むことですね。

Zz.

いくらChatGPTなど便利ツールがあっても論文を読むのは辛い。一分野を極めるならともかく、未来がどうなるかを知るにはある程度広い分野の論文を読まなきゃならない。

信長ならどうしていただろう。

お金があればシンクタンクのようなものを設立してレポートを書かせますね。
「ボス、今これが最先端です」と。

そうだ、クラウドファウンディングで、とか、でも集まるかな。

でも、すでにあるんですよ。「税金」

税金で国がやってくれています。

国立研究開発法人科学技術振興機構、通称JST

その中の研究開発戦略センター、通称CRDS

正直何しているところかわからないんですけどかっこよくないですか

で、そこが、

税金で、科学技術動向の最先端をまるっとまとめた報告書を書いてくれています。
これ以外と知らなくないですか。私もバイオ部門が長かったので知らなきゃいけなかったんですが、読んだことあるかもですが頭から抜けていて。R&D部門に移った時に調査レポートで当然のようのCRDSが引用されていて。

特に、研究開発の俯瞰報告書

は、少なくともご自身が関心がある分野は必読だと思います。

毎年、

  • 環境・エネルギー分野

  • システム・情報科学技術分野

  • ナノテクノロジー・材料分野

  • ライフサイエンス・臨床医療分野

  • 主要国・地域の科学技術・イノベーション政策動向

  • 日本の科学技術・イノベーション政策の動向

などの報告書があります。

正直、政府の未来予測って年金をはじめ、全く当てにならないので無視している人も多いでしょう?

でもいいんです、政府がそう考えているということはそこに予算がつくし、どうせ未来はわからないんだからそれが一つの軸と考えるのはあり。それに全ベットは違うけど。

いやそうじゃなくてCRDSのこの報告書は未来像はほとんど触れてなくて現在の最先端をまるっとまとめてくれている。

正直ね、専門分野で見るとこれ「淡いなー」と思うところはある。でも科学技術の全分野をまるっとしてくれているので。

僕は、因果推論の調査をしなきゃいけなくてそこをベースにさせてもらった。

そして、で、ね、ソフトバンクの「脳オルガノイド」。
これが、既知って人にはこの記事不要。ごめん、さいなら。え、何それって人には、CRDSはちゃんと書いてんのよ、

ライフサイエンス・臨床医学分野

https://www.jst.go.jp/crds/pdf/2022/FR/CRDS-FY2022-FR-06/CRDS-FY2022-FR-06_20111.pdf

脳オルガノイドにも言及があるんですね。

これで何をするとか未来像は書いてないんですが、少なくとも「それ知らんかった」とはならないし、意外と誰も読んでいないし。税金ですよ読みましょうというお話。


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