#憂世で生きる智慧

碧巌録02/無能唱元:成功哲学講座より.まとめ【人生好転シリーズ18】

序章:碧巌録とは何か碧巌録の紹介とその重要性 碧巌録は、中国の宋代に編纂された禅の公案集で、全百則の公案とそれに対する註釈を収録しています。この書物は、禅僧たちにとって重要な学びのテキストであり、修行の指針となるものです。公案とは、禅の修行において師が弟子に対して提示する問いかけやエピソードであり、理論的な思考を超越し、直接的な悟りを促すものです。碧巌録は、その中でも特に広く読まれ、尊重されている公案集です。 碧巌録の重要性は、その内容が禅の核心的な教えを含んでいること

¥500

碧巌録01/無能唱元:成功哲学講座より.まとめ【人生好転シリーズ17】

序章『碧巌録』の紹介 『碧巌録』は、中国の禅僧、圜悟克勤が編纂した禅の公案集です。この書物は、禅の修行者が参究するための教典として広く知られています。 全100則からなる公案と、それに対する垂示、著語、評唱が収められており、禅の深遠な教えが込められています。『碧巌録』は、その難解さと深みから、禅の世界において特別な位置を占めており、『無門関』と並んで禅の重要なテキストとされています。 『碧巌録』との出会い 私が『碧巌録』と出会ったのは、偶然の出来事でした。昔、練馬区で

¥500

般若心経の智慧【人生好転シリーズ11】

第1章: 序論般若心経の概要とその意義 般若心経は、仏教の中でも特に有名であり、多くの人々に親しまれている経典の一つです。正式名称は「摩訶般若波羅蜜多心経」といい、わずか262文字という短い経文ながら、その内容は非常に深遠で、仏教の核心を簡潔に表現しています。 般若心経は、智慧(般若)によってすべての現象の本質を見極め、苦しみを超越することを説いています。この経典は、観自在菩薩(観音菩薩)が五蘊すべてが空であることを悟り、苦しみから解放される様子を描いています。これによ

自己啓発・自己覚醒・自己実現【人生好転シリーズ03】

第1章: 自己啓発の基本原則潜在意識の力とそのメカニズム 潜在意識は、私たちの日常生活における意識の下に隠された巨大な力です。意識的に思考していない時でさえ、潜在意識は私たちの行動や感情に影響を与え続けています。この潜在意識には、私たちがこれまでに経験したこと、学んだこと、感じたことなど、すべての情報が蓄積されており、それが将来の行動や結果に大きな影響を及ぼします。 潜在意識の力は、自己啓発の基本原則の一つです。自己啓発書が説くように、潜在意識に望むべき結果を意識的にイ

占いとアラヤ識【人生好転シリーズ02】

第1章: 序論占いは古代から人々の関心を引き、さまざまな形で文化や生活に影響を与えてきました。一方、仏教の教えの中で重要な位置を占めるアラヤ識は、私たちの無意識や潜在意識に関する深い洞察を提供します。本稿は、占いとアラヤ識という一見異なる二つの概念を探求し、それらがどのように関連し、相互に影響し合うのかを考察します。 占いとアラヤ識の関係を明らかにし、これらが私たちの思考や行動にどのように影響を与えるかを理解することです。 第2章: 占いの基礎2.1. 占いの歴史と背景

阿頼耶識(アラヤ識)の取説【人生好転シリーズ01】

第1章 アラヤ識の基本アラヤ識とは何か アラヤ識は、仏教の深層心理学における重要な概念です。この用語は、サンスクリット語の「アラヤ」(倉庫)と「識」(意識)から成り立ち、物事を蓄える意識、すなわち記憶の貯蔵庫を意味します。しかし、この「記憶」とは、単に日常的な出来事を覚えているというだけではありません。アラヤ識に蓄えられるのは、未来において実際に体験する可能性を秘めた潜在力を持つ記憶です。 アラヤ識は、ただの潜在意識を超えた深い意味を持ちます。それは、自分自身が知覚でき

大地黄金(だいちおうごん)/禅語【憂世で生きる智慧】

いま・ココ・じぶん 現代社会は、どこかで常に「もっと良い場所」「もっと良い仕事」「もっと良い未来」を追い求めている。まるで、いつか手に入るであろう理想郷を夢見て、今ここにある現実を疎かにしているかのようだ。しかし、「大地黄金」の教えはそんな現実逃避に一石を投じる。 「いつか」ではなく「今」を。 「どこか」ではなく「ここ」を。 「誰かが」ではなく「自分」が。 この三つのフレーズは、まるで短剣のように鋭く心に突き刺さる。 この言葉を噛み締めながら、自分自身の生活を振り返って

不邪淫戒(ふじゃいんかい)【憂世で生きる智慧】

水泳大会には「泳げる者が出場する」「泳げる者しか出場できない」というのは当たり前すぎて考えたこともなかったが、このお話を聞いてハッとさせられた。 その戒律を厳守することは、彼らにとっての基本中の基本であり、宗教的なアイデンティティの一部でもあった。しかし、ここで誤解してはならないのは、彼らの外部への啓蒙活動の本質である。彼らは決してその厳しい戒律を外部の人々に押し付けようとはしなかった。仏教を広めることが彼らの最優先事項であり、そのためには柔軟なアプローチが必要だったのだ。

食えなんだら食うな~名僧は説く/関大徹【読書ノート・本要約・ガイド】(1991/01/01⇒2019/06/01復刻)

曹洞宗大教師が語る人生の意味。 長らく復刻を望まれていた名著がオリジナルのままに復刊。 書店「読書のすすめ」店長・清水克衛氏、実業家で歌人として著作多数の執行草舟氏が推薦。執行草舟氏の愛読書であり座右の書、本人曰く「俺は、この本が死ぬほど好きなんだ!」 関大徹(せきだいてつ):プロフィール 明治36年、福井県に生まれる。大正5年、師の関頑牛に就き得度。 大正14年愛知県曹洞宗第3中学校卒業。この年より12年間福井県小浜市発心寺、富山市光厳寺にて禅修行に励む。 昭和18年1

人間死んだらどうなるか/スマナサーラ長老

1996年12月09日かやの木会館で収録されたアルボムッレ・スマナサーラ長老のご法話。 あの世はあるのか、霊魂は存在するか、輪廻転生の仕組みとは、神(創造主)の存在の是非など、私たちが「今を生きる」ために知っておきたい仏教の基礎知識。 0:00:00 「死んだらどうなるか」というテーマについて 0:10:51 魂を探すための実験 0:21:26 ブッダは「我々はどう生きるべきか」を教えた 0:32:21 死後があっても無くても善行為すべき 0:42:46 人間らしい生き方