日記　熱

　結構前の話

どうしても厨房の仕事に遅刻してしまう人がいた
いまより全然厳しい時代だったので本当にボコボコにされたりした。（それをみてめちゃくちゃひいた）

ただその人はまぁ悪気もなかったし、自分自身もすげぇ追い詰められていたので

その人はなんと

厨房の前の休憩室に寝袋をしく事を許可してもらい、前日に泊まり込む事になった

はじめは

「うお！人だ！」

とビビっていたが、慣れたら天空の城ラピュタみたいに寝てる所を起こして仕事を初めていた

その人はよくメモを取り、その人のロッカーはメモを貼り付けて仕事のことはノートに纏めていた。

「すごいすな。」

と私が言うと

「俺は馬鹿だからね、人の倍がんばらないとダメなんだよ。」

といっていた

私は衝撃がはしった
私はこの人より全然健康なのに私は頑張ってないからだ

この人はひょっとしたら今でいうグレーゾーンなにかもしれない、はんじゃがさんかな？教えてもらったブログにも

【世の中の普通の人の能力が10だとしたら1の人には世の中は優しいが2とか3の人には厳しい】

と書いてあった

その人は2とか3かもしれない
だけどその人はそのことを受け止めて闘い続けた。

そして

その人はそのまま飲食業を続けて誰も知ってるホテルに転職した。

その人は今は連絡してないが最後に会った時も

「俺は人の倍がんばらないとダメなんだよ。」

と笑っていた。

前にもいったが

  https://note.com/aokidaokid/n/n65ed9fe29cd9

俺はこの『熱』が大切だと思うのだ

戦後焼け野原から復興するような

目の前に神様がいたら『そんな運命認めない』と反逆するような

弱い事が負ける事に絶対に直結しないことが

この『熱』さえあれば

心のなかに種火さえあれば

また燃える事ができるんだ、なんだって出来るのだ。