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「一か八か」の新プロジェクト
TENTと藤田金属が共同開発した「フライパンジュウ」は、2018年に発売されました。
「つくるとたべるを1つにする」を目標に据えたそのフライパンは、発売直後から大きな反響をいただき、三年が経過した現在でもその勢いは止まることなく大変多くの方にご愛用いただいています。
日々、応援のメッセージもいただいています。
本当にありがとうございます!
さて、発売から二年ほど経過した2020年初頭のこと。
TENTと藤田金属は、モヤモヤを抱えていました。
当時はフライパンのマイナーチェンジを試みたり、カラーバリエーション検討や菜箸やヘラなど様々な周辺アイテムを検討を続けていましたが、何か今一つ突き抜けない。
「フライパンジュウは大好評で、沢山の方に購入・愛用いただけている」
「このシリーズを広げていけば、ビジネスとしては正解なのかもしれない」
「でも、本当にそれだけで良いんだろうか?」
「もっと、自分たちが心の底から欲しいと思えるものを作りたい」
フライパンだけに囚われることなく、自分たちの暮らしに足りていないものは何かを、きちんと見つめ直そう。
そう考え直した直後にやってきた、2020年の春。
社会に、そして自分たちの暮らしにも大きな変化が訪れました。
外出できず、家だけで過ごす毎日。
仕事や勉強、何もかもを家族みんなのリビングルームでやりくりし、ただ公園に散歩にいくのにも緊張を強いられる日々。
そんな新しい生活は、ごく自然に「暮らしに足りていないもの」を見つめ直すきっかけとなり、2つのプロジェクトが立ち上がることになりました。
1つ目は、室内用の植物鉢。
プラントポット「ハチ」です。
どうしても家の中で過ごす時間が長くなってしまった今。
例えばお仕事中や勉強中にも。できるだけ視界に入る場所に、植物を置きたくなりました。
今までよりももっと、暮らしに近い場所で植物を育てたい。
そんな気持ちと、藤田金属の職人によるヘラ絞り加工技術が結びつき、新しい植物鉢プラントポット「ハチ」が生まれました。
2つ目は、小さな照明。
テーブルランプ「イチ」です。
くつろぎや食事だけでなく、勉強や仕事など様々な作業場として。
リビングスペースがワークスペースとしても使われる今。
いつでもどこでも気軽に持ち運べて、ひとときの居場所を作ることができるような照明が欲しくなりました。
子供からお年寄りまで、誰もが簡単に扱えて、室内でもバルコニーでも、好きな場所にあかりを灯したい。
そんな気持ちに、有限会社キャップの永山純一さんによるエンジニアリングと、藤田金属の職人によるヘラ絞り加工技術が結びつき、新しいテーブルランプ「イチ」が生まれました。
2021年1月、発表。
詳しい情報は2021年の1月中に、JIU10.com にて発表予定です。
フライパンジュウをお使いの方も、そうでない方も。
TENTと藤田金属の「イチかバチか」の2つのプロジェクトに、どうぞご期待ください!
<追記>
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