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混ざると危険な3つの「意見」
誰かが考えたものや作ったものを見て、その場でいきなり意見を求められたとします。
そんな時って、何を言ったら良いかちょっと困りますよね。
逆に、自分が作ったものを人に見せる時もドキドキしちゃいます。とくに強い意志はない「とりあえず作ってみた」くらいの場合だとなおさら。
みんなに見せて意見を聞いたから
→上手く行ったプロジェクト
→上手く行かなかったプロジェクト
がある。この2つの違いって何でしょう?
一週間ほど前に、ふと気づきました。
関わるそれぞれの人の目線が違うってことなんじゃないかって。
「意見」に含まれるいくつもの目線
人によって「意見」という言葉からイメージするものは異なります。ざっくり挙げると
A : アリかナシかの「審査」
B : 問題があるか見つけて「指摘」
C : 長所を見つけて伸ばすための「助言」
の3つに分類できる気がします。
これらが自覚なくズレてたり混ざってたりすると、それぞれが打ち消し合う形になってしまうんじゃないかなと。
「うーん、アリなんじゃない?」
「でもこういう問題があるよね」
「じゃあナシか」
「こういう良いところがありますよ」
「じゃあアリなんじゃない?」
「でも」
<以下ループ>
みたいな感じ。
これを避けるためには、まず最初にみんなで目線を合わせるべく「今どんなフェーズにあって、A:審査、B:指摘、C:助言のうちのどこを話したいか」を合わせられれば良いのかもしれない。
段階に合わせた意見がある
はじめから「誰もが認める素晴らしいアイデア」なんて絶対に出ない。
どんな初期アイデアも、ゴチャッとしててボヤッとしてて一言で消え去る弱々しいものなのだ。
これをクッキリさせてハッキリさせて、強いものにするために「ここが長所だよ(それ以外は蛇足だよ)」を見つけないといけないんだけど、作った本人だけでそれを見つけるのはけっこう難しい。
だからそのために、強い意志のない「とりあえず作ってみた」ものでも、勇気を振り絞って他の人に見せるのは大事なんだと思う。
その上で、意見を求められる側は、できる限り
C : 助言
↓
B : 指摘
↓
A : 審査
という段階を意識して混ぜないように話すべきだし、意見を聞いた側としても「あくまで助言であって、まだアリと審査確定されたわけではない」という感じで分けて認識できると良いんじゃないだろうか。
実際にはものすごく明確に「今は助言のフェーズです!」「今は指摘のフェーズです!」と宣言するようなカチカチした仕組みにする必要はないと思うんだけどね、なんか意識においておくと、楽になるのかなと思って、書いてみました。
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